5月1日はフランス中、 ミュゲ(すずらんの花) が売られている。パリのメトロの出口でも、街角など到る所で路上販売されている。小さな花束にまとめてある。
まぎれもないフランスの風物誌の一つだ!
『幸福や愛をもたらす。』ということで買い物途中のお母さんや、お父さんが家に買っていく。


こんな特製売り場が路上に設置されている。

何故?ミュゲ(すずらん)の花か?


ヨーロッパではミュゲの花は5月のシンボルとして古くから認められていた。花が鐘の形をしている為に、春を到来を鳴らして伝えてくれる花として知られていた。
春だけではなく、『新しいもの』や、『幸福』、『愛』をもたらしてくれる花としてのイメージに変化していった。

普通はこんな小さな花束にまとめられている。

5月1日は、FETE DE TRAVAIL 労働祭の日だ。
フランスでは祭日となる。                                 
      

では、何故、5月1日か?

チャールズ10世が1561年の5月1日にすずらんの花をプレゼントされて、大変気に入ったことから、宮殿の女性全員にすずらんの花を5月1日にプレゼントすることを習慣とした。
その習慣が現在のフランスの風物誌として今も残っている。
日本でもワインにすずらんの花を付けて提供したらいかがでしょうか。
ワインに幸せをプラスして。