5月15日、木曜、またもや教師と学生達のデモがフランス中で発生した。
教育部門での教師達の解雇、教育方針の改革を訴える人々。
4月16日に行われたデモから一ヶ月経った今、何がどう進化したのだろう?
『何も変わってはいないわ。ダルコスは何も言ってこない。』
『高校生達も、6月の試験があるからデモに参加している数はこの前に比べて少ない。』
そう答えるのはデモに参加していた小学校の教師、ソフィーさんとシャロットさん。


このデモに対し、大統領のサルコジ氏、又教育大臣であるダルコス氏はどう思っているのか?
第一に、ダルコス氏は発表した教育プログラムの改革を一切変えるつもりはないと伝えた。
又、サルコジ氏いわく『デモを行う教師達は48時間前に届け出る事。又デモが行われる日、子供達の世話をどうするか決める法律を作る。』

はたして問題はそこなのか?

たしかにこの日、小学校教師のデモ参加率は46%から63%、高校教師は33%から55%という、半分以上の教師達が授業を行っていない。しかし小学生はさておき、高校生達も参加しているのだから、その教育プログラムの改革自体を考え直したらどうなのか?
このデモは既に規模が大きくなっている。昨日、教育部門以外、公共団体(税関、テレに関係、刑務所部門)の人達も支援する為デモに参加した。
また日曜日に行われるデモ。学生達は試験や受験で忙しくなり参加率は下がると思うが、その分公務員達が関わり、さらにこの状態は悪化すると思われてる・・・

統計

フランス全体
 デモ参加者:30万人
 公共団体 :250万人中2.5%
ボルドー
 デモ参加者:1万人
 教師:42.47%
マルセイユ
 デモ参加者:3万人
トゥールーズ
 デモ参加者:1万人
ニース
 デモ参加者:7千人