今、ボジョレで最もホットな男シリル・アロンゾが造るアンセストラル・ヌーヴォー2008


渋みがわかる男 シリル・アロンゾ33歳、今確かな歩みを始めた。年齢からは想像できないくらい人生の紆余曲折を知っている男だ。風貌も40歳は超えているように見える。偶然にはこんな風貌にはならない。
お父さんは、ボジョレの名レストラン、ターブル・ド・シャントレを造り上げた人物だ。ワインとの出会いは子供のころからだ。ワイン学校、ソムリエ、ワイン屋、の仕事を経て20代前半でサヴォワに醸造元を設立。微発泡ワインで一世を風靡する。自然派ワインの世界で微発泡ワインブームに火を付けた男である。
仕事に熱中し過ぎて妻との別離、そして夢の醸造元の閉鎖をも余儀なくなってしまった。

故ジル・ショヴェの生き方に感動
失意の中で援助の手を差し伸べてくれたマルセル・ラ・ピエールと共同でボジョレに微発泡ロゼワインを造り大好評を得る。再スタートの契機となった。マルセル・ラピエールから故ジル・ショーヴェ(自然派の父)の存在を知る。ジル・ショヴェ氏が学者でもあり、醸造元兼ネゴシアンとしても活動していた事実を知るに到って、シリルは決意した。『ジル・ショヴェがやっていた自然派・本物ワインを育てるスタイルのネゴシアンを再生する!』荒れ果てて売れなくてぶどう園が減っていく故郷のボジョレを健全な方向へ再生させる事にエネルギーを集中させることだった。

2008年アロンゾ・ヌーヴォーは繊細なフィネスの年だ!!