11月3日はパカレ・ヌヴォ−が完成した。
パカレ 『87年を思い出すヌ−ヴォ−だ。当時はまだジル・ショ−ヴェ先生のところにいた。80年台はずっとジル・ショ−ヴェ先生のところでヌ−ヴォ−を造っていたんだ。今年のヌ−ヴォ−はまさにジル・ショ−ヴェが造ったヌ−ヴォ−の味わいだ!』
伊藤 『どんな点がジル・ショーヴェ風なんだ?』
パカレ 『アルコ−ル度数が11度と低めで、軽やかでいてきっちりミネラルと果実味があってグイグイと飲めてしまう感じなんだ!このタイプこそ本来のボジョレ・ヌ−ヴォ−なんだ!!最近のヌ−ヴォ−は完熟させ過ぎで濃縮感があり過ぎるんだ!08年のこのタイプこそ本来のヌ−ヴォさ』と言い切るパカレ。
その後、ボ−ヌにある和食レストランBISSOにこのヌ−ヴォ−を持ち込んで釜飯とリムザン牛を食べながら楽しんだ。
そこにロマネコンチのオ−ナ−であるヴィレンヌ氏がいた。
パカレとは勿論良く知った間柄。簡単な挨拶を済ませたあと、パカレは08年ヌ−ヴォ−をヴィレ−ヌ氏のグラスに注いだ。
パカレ 『08ヌーヴォ−を瓶詰めしたんだ。どうぞちょっと楽しんでください。』
ヴィレ−ヌさんは試飲したあと一言
『昔、ジル・ショ−ヴェさんが造っていたヌ−ヴォ−みたいだね!』
まるで、打ち合わせしていたかのようなコメントだった。
私はヴィレ−ヌさんがジル・ショ−ヴェ先生のことを知っていたことに驚いた。そしてワインのタイプまで記憶していたんだ。
私はパカレに聞いた。
伊藤 『ヴィレ−ヌさんはジル ・ショ−ヴェ先生を知っているのかい?』
パカレ 『勿論だよ』
その後BISSOの主人とパカレと客が引けた後に、飲み会になってしまった。ブラインドで5本が開いた。
今夜も楽しいひと時が過ごせた。
08年産ヌ−ヴォ−は3本ぐらいはス−ッと入ってしまう。
日本の皆さん!楽しみにしていてください。!!