大自然に囲まれている城、ロマノー・デストゥゼ * エルヴェ・スオ Herve SOUHAUT


コート・ドゥ・ローヌ、標高430mに在るアルボレスク村の中、
大自然に囲まれながら逞しく建っている立派なお城。
ここで醸造しているのが、Hervé Souhaut*エルヴェ・スオーさん、ドメーヌ・ロマノー・デストゥゼ*Domaine Romaneaux Destezet です。

このお城は1500年に火山塊の土壌に建てられました。歴史が詰まったこの場所はその後エルヴェの奥さん、Béatrice*ベアトリスさんの曾祖父に買われ、代々と受け継がれている遺産です。その点エルヴェさんはパリで育った都会っ子。化学の勉強をしてきた彼は、ワインに含まれている成分にとても興味がありました。その後エルヴェはパカレ氏と親友になり、より深く自然派ワインの世界を知りたいと思い、それから彼の醸造家としての人生が始まったのです。1990年にダール・エ・リボのジャン・ルネ・ダールさんと働くようになり、1993年には奥さんと共にこのドメーヌを設立したのです。今では自然派ワインの世界では欠かせない人物。真直ぐで心の優しい彼のワインには、その真剣さと繊細さがとても伝わってきます。

季節の花(アジサイ)に囲まれている醸造所の入り口は
こんなに立派・・・!
一体どの様なワインが保存されているのでしょう・・?
楽しみです!

『収穫はつい三日前に終わったんだよ(10月16日)。だから今ちょうどブドウは発酵中なんだ。』と大きな発酵樽に登りながら言うエルヴェさん。

『今ちょうどピジャージュをしなければならないんだ。もしよければやってみる?』ハイ!喜んで!と皆さん初体験のピジャージュを試してみる事に。
ピジュ(木の棒)で樽の中のブドウをかき混ぜるだけなのですが、予想以上に重い!体力がかなり必要な作業でした・・・!

そして今年のワインを試飲!出来はどうですか?と尋ねたところ、
『今年は1ヶ月間雨が絶えなかった。けれどもその後はずっと良い天気が続いて本当に良かった。シラーは腐った部分も無く、熟成度が高い綺麗なブドウが収穫できたよ。それに比べてサン・ジョセフの畑はミルディウー(べと病)でかなりやられてしまった。今年の出来具合は全てブドウの厳しい選別に賭けたよ! 』
と語るエルヴェさん。
アルコール発酵中のワインはまだ少し酸味が強い部分もあるけれど、まるでりんごジュースのような甘さ!トロンとしている喉越しは最高!


ラ・ストゥローヌ*La Souteronne
ガメー100%
樹齢:60-80年
土壌:シストが混ざった花崗岩
3週間タンクでアルコール発酵した後、細やかな澱と一緒に8ヶ月間の樽熟成。ピジャージュはするが、濾過は一切無し。このキュベはフルーツの美味しさを絶好に引き出しています。赤フルーツにスパイシー感を足したような、とても繊細なワイン。口に含んだ瞬間、別世界に引き込まれそうな 、とてもバランスがいい一品です!


シラー* Syrah
シラー100%
樹齢:30年
土壌:シストが混ざった花崗岩
3週間タンクでアルコール発酵した後、細やかな澱と一緒に8ヶ月間の樽熟成。
より香りと色を引き出す為、フラージュ(破砕)を一日3回行います。
このブドウはローヌ川の支流、ドゥー川が流れている丘で収穫されたブドウです。
ミネラルがたっぷり含まれていて、コショウなどのスパイスと、赤フルーツのアロマが良い具合にマッチしています。とても綺麗な味わいです!


サン・テピンヌ AOCサン・ジョセフ*
St Epine AOC St Joseph
シラー100%
樹齢:100年
土壌:シストが混ざった花崗岩
長い間タンクでアルコール発酵した後、細やかな澱と一緒に12ヶ月間の樽熟成。ピジャージュはするが、濾過は一切無し。この畑はサン・ジョセフの地区でも一番優れている区画であり、エルミタージュのテロワールと同じ特徴があるという。
パワフルすぎなくて上品なタンニン、鼻をくすぐるスパイスさ、軽いスモークの香りが完璧に溶け込んでいて美味しい!!


ドメーヌ・ロマノー・デストゥゼ*Domaine Romaneaux-Destezet
ヴィオニエ60%。ルサンヌ40%
樹齢:15年
土壌:シストが混ざった花崗岩
標高430mの区画に植えられたヴィオニエは、絶好な日当りに恵まれています!4週間の間木樽でアルコール発酵した後、細やかな澱と一緒に12ヶ月間の樽熟成。ピジャージュはするが、濾過は一切無し。アブリコットや花の香りがするこのワイン。しっかりとした骨格にはアロマの複雑感と繊細さ、テロワールのミネラル感などがたっぷり!アペタイザーにはピッタリなキュベです!

エルヴェは最初から決めていた事があります。
『僕は環境を考え、健康を考えた上でのワイン造りをしたかった。だから畑では一切化学肥料などは使用しない。せっかく自然が生み出してくれた物、例えば土や生物などを、何故殺す必要があるのか?だから僕は自然派ワインを造り、自然派ワインの事をもっと勉強してもっと理解できるようになりたい』


さらに
『エコセールなどのビオ公的機関への登録申請などには興味も無いし意味も無いと思っている。ビオ栽培でブドウを育てていても、醸造中には様々な化学物質を足していたら意味が無い。ビオ公的機関へ登録すると世間に受け入れて貰いやすく宣伝にもなる。商売的意味から公式登録をする人はたくさんいる。ただの流行と同じだ。僕は栽培も醸造も自然に行い、表面だけではないありのままの自分のワインを気に入ってもらいたいんだ。』
さすがエルヴェさん、言うことがカッコイイです。彼のワインにはそんな強い気持ちが入っているから素晴らしい味に仕上がるのかも知れません。皆さんも是非試してみて下さい!


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