皆さんMont Ventoux*モン・ヴァントゥをご存知ですか?自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」で、最高難度の山岳ステージの舞台として知られている有名な山です。こんな大自然のふもとで醸造しているのが
Antoine Joly*アントワンヌ・ジョリさん、Domaine de la Roche Buissière*ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロッシュ・ビュイシエールです。

1974年、アントワンヌのお父さん、ピエール・ジョリー氏は7haの農場を入手し、ブドウ畑、オリーヴ畑、そして様々なフルーツ栽培を始めました。ピエールさんは当時から「環境保全」を念頭に置いた農業を目指していました。そのお陰で1979年、有機農法の認証団体「ナチュール・エ・プログレ」に認められ、1992年にはエコセールに認定されました。

長年に亘り、徐々に様々な栽培の生産からブドウ栽培へ比重が移っていき、「ブドウ栽培家」に専科していったピエールさん。けれども当時、全ブドウは協同組合に送られていました。そして1999年、ピエールさんの息子、アントワンヌさんもドメーヌの手伝いに関わり、友人のワイナリーから設備を借りたりしながらアントワンヌさんの醸造が始まりました。