今日は数日前に言っていた、フランスで有名なワイン雑誌、
『le Rouge et Le Blanc*ル・ルージュ・エ・ル・ブラン』に載っていたエロディー・バルムのインタビューを紹介したいと思います!

Le Rouge et Le Blanc n° 96
« Tavel la vie en rosé »

彼女は私と同じの26歳、本当に可愛くて私も大好きです!
しかもワインも激ウマ!是非是非お試し下さい!

エロディーのワインのお問い合わせは・・・:
BMO 株式会社
TEL : 03-5459-4243
FAX:03-5459-4248
MAIL: wine@bmo-wine.com
http://www.bmo-wine.com

期待溢れる2007年の初ビンテージ、そして旨みたっぷりの2008年!とてもフレッシュで甘美なエロディーの3種類のワインは、言葉ではとても表現できないので、皆さん是非お飲み下さい!

ロエ出身のこの可愛くて若い生産者のワインは、毎年彼女の特徴を徐々にインプットしていっています。
エロディーのワインは垂直感と深みがあり、尚且つエレガントさが綺麗に現れています。
2008年ヴィンテージは少々難しい年でもあり、夏は雨が降り続け、厳しい撰果を行わなければいけませんでした。
しかし一番手頃なワインから、もうすでに魅力的:砂質のテロワールから収穫されたメルロ(20%)とグルナッシュ(65%)、そして砂利が含まれた泥土質の土壌からはカリニャン(15%)と、これらを使用し造られたヴァン・デュ・ペイ・デュ・ヴォクリューズ*Vin de Pays du Vaucluseはとても滑らか。
柔らかさや丸み、そしてバランスの取れた深みは、スパイスやフルーツの味わいが出ています。
フィナーレにはカカオの香ばしい苦味と、スミレの花の香りもしてとても複雑。

そして次のワインはル・コルディエ・ウエストという区画から造られたコート・デュ・ローヌ*Côtes du Rhône。この区画は一般に『サミュエル』と呼ばれていて、なぜかと言うとこの区画の元持ち主がサミュエルと名づけられていただからそうです。
砂利が多い砂岩質の土壌を特徴とするこの地点、『ビュイッソン』には、グルナッシュと少ない割合でシラーとカリニャンが北東方面向きに植えられています。
このワインは少々空気に触れた後、まさに潰したイチゴと温まった石の香りが漂って来ます。
深みが全面的に感じられ、とてもパワフルだが、ミネラル感たっぷりの爽やか感もあり、ミントや香草の香りが最後に感じられます。

そして最後はより濃厚で深みがあるコート・デュ・ローヌ・ラストー*Côtes du Rhone Rasteau。
まだ少々タンニンが強いですが、とてもデリケートな苦味が最後に感じられます。
太陽のパワーとボリューム感たっぷりのこのワインは、よりまろやか感が出るのに後少々時間が必要です。
村の真上にある、粘土石灰質のテロワール(南方面)で収穫されたグルナッシュと、村の南東の区画で収穫されたシラーが使用されています。


とても意志が固いエロディーは、自分が何を求めているのかを良く分かっています『私のワインにもっと深みが欲しい』。それもそのはず、彼女の父方の祖父は定年後、3haのブドウ畑をロエで育て、母方の祖父、マルセル・シャラバン氏は9haのブドウ園の取得者。エロディーの父も、15haのブドウ畑を購入し、総合28haのブドウ園を管理することに!

エロディー曰く:『私は絶対にワインが好きになることを昔から察知していました。ブドウ畑に行くのは大嫌いでしたが、ワインの話をするのは大好きでした。まだその頃は何も分かっていませんでしたが・・!』彼女は商業の勉強をした後、ワイン専門学校を卒業し、その後3年間マルセル・リショー(ケランヌ)の元でワインに付いて学んできました。

『彼は私に全てを教えてくれました。いつでも知恵を与えてくれ、私にとっては大切な指導者、第二の父のような存在です。今でも彼にアドバイスを貰っています。2006年、初めて自分自身で醸造したときにも、彼に助けを頼みました・・・!』

今エロディーは父親のブドウ園を6ha受け継ぎ、徐々に自然派栽培の方向へと転換しています。独学でワインを学んでいる彼氏のフレデリックとエロディーの目標は二つ:ドメーヌを大きくすること、そしてロエのテロワールの素晴らしさを広めること。父親とは、多少考えのズレはあるとしても、エロディーは彼のアドバイスや支持を頼りにしています:『父が持っている土壌の知識はとても貴重です。』

何年後か、ブドウの木も健全な状態に戻った時に造られたワインの味を、私達は想像しながら楽しみに待っています。