CAVE AUGE カーヴ・オジェ(パリワイン屋)店頭試飲会“ボージョレ”


パリNO1のワイン専門店 カーヴ・オジェ

責任者マーク・シバ      


パリのサント・オーグスタン教会の近所、オスマン通りにパリNO1のワイン専門店がある。NO1の人気を築きあげたのはこの男マーク・シバだ。バイタリティー溢れ、多くのパリジャンに支持されている。女性ファンも多くホッぺに熱いキッスをする常連客がいる。そのキッス口紅跡を拭かずに笑顔で仕事を続ける陽気なマークだ。チョッとクセがあるけど気さくでやることはキッチリやる男だ。

そんなマークが選ぶワインの殆どは自然派ワインが主力だ。
勿論、商売上抜け目がないマークは、ボルドーグランクリュも有名ブルゴーニュ蔵の品揃えも揃っている。
でも、店内に入って目に入るところに陳列されているワインは殆ど自然派ワインだ。グランクリュや有名ブルゴーニュ蔵は陳列する必要はないのだろ。指名買いや、対面接客の中で対応する商品群だからだ。
マークの自然派ワイン好みは初期の頃よりだ。だから今は亡き自然派のワインも多く持っている。
自然派初期の醸造元の経済事情を救った人物でもある。
だから、彼が声をかければ醸造元はすぐ集まる。


マークとは時々醸造元やレストランでかち合うことが多い。
商売上手で熱心なマークは必ず大阪人のような質問してくる。
マーク『どうだい、ITO,最近のワインの動きは?』
伊藤『ボチボチだよ。そっちはどうだい?』
マーク『パリは結構動いているよ、でも価格が高いものはチョット鈍いよ、だから、醸造元に言っているんだ。“価格を上げるな!”と』
伊藤『本当にそうだ!今はそう願いたいね!』
いつもこんな会話でスタートを切る。

カーヴ・オジェで働いている岩田さん

岩田さんことガンちゃんと私はガンちゃんがまだ大阪心斎橋のワインバー・パッション・ナチュールで働いていた当時からだ。恥ずかしがり屋で無口な好青年だ。絶対に嘘は付かない人という印象は、多くのお客さんに信頼されるのではないかと思う。ここでは“コーキ”のあだ名で愛されている。もう4年ほど前にオリビエ・クザンの処で3カ月ほど修行して、その1年後にジャン・フォワラールにて修行して、もう何件か修行して昨年からここカーヴ・オジェで働いている。1年間は修行して、今は1メンバーとして活躍している。だいぶ慣れてきたという印象だ。

そんなガンちゃんに聴きました。
ワイン説明もきっちりこなして販売している。すごい!ガンちゃん!私は夕方5時ごろまで滞在していた。


今日の一番人気はなんでしたか?
伊藤『今日の出展醸造元で一番人気はどこですか?』
ガンちゃん『何といってもフィリップ・ジャンボンですね。もう早くから品切れでしたから。量もないけどね。』
伊藤『ジャンボン人気はやっぱりすごいですね。日本でもジャンボンの会を東京でやったら北海道からも逢いにきた熱狂的なファンがいましたからね。フィリップに逢って涙をながしていた人もいましたよ』

一番人気のフォリップ・ジャンボン
(日本の問合せ先:野村ユニソン:03-3538-7854)


超人気でも量がないジャンボン!即、売り切れ完売!
やっと08を一部の樽が発酵を終えて、この春にビン詰をした。自然派の中でもフィリップほどピュアーな造りをしている醸造家はいない。最大限のリスクおって造っている。どんな状態になっても絶対に妥協はしない。ワインが危険状況になっても絶対にSO2を添加しない。ゼロ添加を貫いている。彼には信念がある。ワインの中に悪玉微生物と善玉微生物が存在しているんだ。一時は悪玉が勝ってワインがダメになりかけることがある。分析をすれば危険な状況であることは分かるけど、フィリップは絶対にSO2の添加をして安全策をとろうとしない。フィイップは言い切る『今、悪玉ビールスと善玉ビールスが戦っているんだ!健全な畑からとれた健全な葡萄のみを仕込めば、最後に善玉が必ず勝つんだ!』と言い切る。3星のソムリエから醸造家に転向して10年の歳月が過ぎようとしている。最初はずい分ダメになってしまったワインがあった。しかし。10年間の自然栽培の効果で自信のある葡萄が出来てきたところだ。最近、信念が確信にかわった。ジャンボン・ブランの複雑な香りと味わいは他では絶対に観ることができない風味だ。柔らかな舌触りの中に色んなものが混ざり合っているのを感じる。悪玉と善玉が戦ってきた形跡なのかもしれない。ジャンボンのワインには不思議な魅力がある。
←UNE TRANCHE ユンヌ・トランシュ JAMBON BLANCジャンボン・ブラン⇒彼の多くのワインは3年、5年と樽の中で戦ってる。なかなか瓶詰されてこない。他の自然派醸造元のワインをブレンドして造るテーブルワインのキューヴェを造った。

ガンちゃん、今日の1番の販売量の多い蔵は?
ガンちゃん『今朝から量が一番出ているのは、やっぱりVALETTEヴァレットかな。』
午前中から車できて、ケース買いをするお客さんで大忙しだったガンちゃんは昼食を食べられなかったのだ。今、夕方になってやっとサンドイッチを店頭で食べ始めたガンちゃん。ニコニコしながら美味しそうに食べていました。そんな訳で、何が一番出たか、よく知っているガンちゃんだ。
やっぱり、暖かくなってきて白ワインが売れだしたのだろう。
自然派で白と云えば、VALETTE やっぱりヴァレットだろう!

売上ナンバー1のPHILIPPE VALETTE フィリップ・ヴァレト
(日本の問合せ先:BMO : 03-5459-4248)


ヴァレットのブースの周りはいつも人が多くて
なかなか近づけないほどの超人気だ!
今日は奥さんと二人で対応しなければ間に合わない。
最近、フランス中で人気のあるワインレストランやビストロでは、このヴァレットは必ずリストされている。やっぱり美味しいものは皆、分かるんだな!

MACON VILLAGE マコン・ヴィラージ

MACON CHAINTREマコン・シャントレ

VIRE CLESSE ヴィレー・クレッセ

POUILLY FUISSE /TRADITION*プイイ・フィッセ・トラディション

POUILLYFUISSE CLOS DE MONSIEUR NELY*フイイ・フィッセ・クロ・ド・ムッシュ・ネリ

フィリップ・ヴァレットはどれを飲んでも、果実味が熟していて、ミネラルんで締めてくれている。
なんて美味しいのだろ!! ベスト1の売上量だったのが理解できる!皆さんも是非試してみてください!

一般愛好家Xさんに聴いてみました
サングラスをかけたパリのおじさんはカーヴ・オージェのお得意さん。5年ほど前より自然派に目覚めて
今、自然派しか飲まない。以前からワインの強烈な愛好家だったとのこと。パリの自宅の地下カーヴには昔に買ったボルドーグランクリュ・クラッセのワインが沢山ストックになってしまっている。何故なら、自然派ワインに目覚めてから、飲んでも美味しく感じなくなってしまった、とのこと。
今日の目当てはやはりヴァレットでした。
フィリップと色んな話ができて嬉しそうそうだった。

一般愛好家Xさんが選んだ、本日の新発見?
名前は聞かなかったけど、今日はずっと長い時間醸造元達と会話を楽しみながらゆっくり試飲をしていたXさんに本日の新発見は何か?聞いてみた。
Xさん『ARNAUD COMBIERアルノー・コンビエールの白だ。素晴らしいシャルドネだ。ヴァレット・ワインのミネラル感を柔らかくした感じだ。』

ARNAUD COMBIERアルノー・コンビエール
(日本での問合せ:サンフォニー:03-5565-8992)


190chぐらいの長身でゆったりした性格。栽培から醸造までフィリップ・ジャンボン級に自然度が高い。樽発酵が2、3年続いているものもあり、長期発酵からくる旨味が素晴らしい。

MANDELIERS  AC ST-VERANマンデリエール08 サンヴェラン
昆布だしの旨味がのった柔らかいミネラル感は
お寿司と合わせたいワインだ。サラリとしたフレッシュな酸もあって本当に和食に会うと思う。

LA GOUTTE DE CHARMES 07AC ST-VERAN
グットゥ・ドゥ・シャルム 07 サンヴェラン
樽発酵は長かったワインだ、ほのかな樽香もあり、本当にヴァレットに似たところがある。ミネラルの塩っぽさが、旨味で包まれている。

今日はボジョレがメーンだ!豪華なメンバーが揃いました


CHRISTOPHE PACALETクリストフ・パカレ
(日本での問合せ:BMO社:03-5459-4248)
09のJULIENASのジュリエナがマニフィックに仕上がった。
他は2008年がテースティングに出されていた。
シルーブル08が爽やかでグイグイいけるタイプだ。

GEORGES DESCOMBES ジョルジュ・デコンブ
(日本での問合せ:CPV :03-5565-5880)
奥さんのジスレンと長男のフィアンセと女性二人でブースを守っていた。
本人と長男はブースの前で愛好家と話している。 いつも濃厚なガメを楽しませてくれるデコンブ、06年の100歳を超える古木を仕込んだMORGON VIEILLE VIGNE モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュが熟成感もでてきてマニフィックだ。

MARCEL LAPIERRE マルセル・ラピエール
(日本問合せ:野村ユニソン: 03-3538-7854)
世紀の年 09年のMORGON NATUREモルゴン・ナチュールは素晴らしかった。スパイシーなグルナッシュと繊細なピノの風味を兼ね備えた感じだ。グラスの中でドンドン開いてきて、果実味で口中がいっぱいの感じになる。今日はマルセル・ラピエールの妹さんがブースを担当していた。彼女はクリストフ・パカレのお母さんでもある。また、あのフィリップ・パカレの叔母さんでもある。今、マルセル・ラピエールの事務所で一緒に働いている。

YVON METRAS        JEAN FOILLARD
イヴォン・メトラ ジャン・フォワラール


こんな豪華メンバーがパリでは店頭で試飲できてその場で買える。みんな車を横付けしてケース単位で購入している。

テースティングが終わってから、久々にシャンゼリーゼ通りに行ってきました


シャンゼリーゼ通りの並木も新緑で葉っぱが出始めたばかりだ。
気持ちの良い季節が始まった。
カフェのテラスで一杯ひっかけるのに良い季節だ。
CPVの事務所はパリにある。
でも、私はあまりパリに滞在することがない。フランスの田舎の葡萄園にいる方が圧倒的に多い。でも、たまにパリを散歩するのもいいものだ!さて、テラスでビールでも飲むか!  
伊藤  PARIS