9月から10月にかけて、それぞれの蔵ではマールを絞る。
ゆっくりと絞るので夜になったり、朝までになったりする。
特にジャンクロードのところは、暖かい雰囲気があり、近所の醸造家や若手などいろんな人が
集まってくる。
私もこの時期にボジョレに居る時、夜はここに寄ると、心が暖かくなる。
圧搾機から流れ出るチョロチョロの音が聞こえる。まるで京都の竹筒から流れ出る水のような音。
そんな音を聞きながら、みんなで色んな話しに花が咲く。

今年あったこと、反省、これからの皆の夢など、話題には事欠かない。

絞りたてのパラディと呼ばれる半ジュース・ワインを飲んだり、生ビールを飲む。
そして、時々、誰かが圧搾機に乗って絞りにいく。

本当にほんわりして、私の大好きなひと時である。