初リリースの2007年から話題をさらったダミアン・コクレ。
いきなり物凄いワインを造って周りを驚かせた。
そのダミアンももう11年の経験を積んだ。31歳になった。
子供の頃よりお父さんのジョルジュ・デコンブについて葡萄園で遊んでいたダミアン。
15歳にはワイン造りを目指していた。
ブルゴーニュのフレデリック・コサールで修業して、モルゴンに戻りお父さんを手伝いながらモルゴンのテロワール、ガメ品種の醸造を徹底的仕込まれた。

幸運にもモルゴン村の銘醸テロワールのCôte du Pyコート・ド・ピの丘に4ヘクタールの畑を手に入れることができた。
ジャン・フォワイヤールやラピエール家の畑に挟まれた好立地。
しかも、70歳以上の古木ばかりの畑。

しかし、この銘醸テロワールのCôte du Pyコート・ド・ピの畑も16年、17年と2年連続の天候不良によって収穫が少なかった。色んな意味で厳しい年が続いた。
今年2018年に賭けていた。

天がダミアンに味方した。
今年18年は、葡萄の品質、量ともに素晴らしい状態の葡萄が実った。
9月10日にこのCôte du Pyコート・ド・ピの畑を収穫。
お父さんのジョルジュ・デコンブも心配して応援に駆けつけてくれた。