フランス、ロワール地方を代表してJerome Saurigny ジェローム・ソリーニが来ていた!!

ジェローム・ソリーニは自然派の中では、異質の経験をしている。
ボルドー大学醸造学部で学び、アカデミックな醸造学を身につけている。
その上、7年間もボルドーのポムロルで働き。
その時、CH-Cheval Blancシャトー・シュヴァル・ブランの醸造長の元で働いていた経験がある。

ある時、ロワールのGriottesグリオット醸造のBabassババスのワインを飲んで、すべてが変わってしまった。
今まで、自分が携わっていたワインとは全く違っていた。
『な、な、なんだ!これは!』
『体に沁み込んでいく、違和感のないこの液体は?』
ジェロームは即、方向転換を図った。
2005年にはロワールのアンジェ地区に来ていた。
こんな劇的な人生転換をした人は少ない。

数カ月前に日本へ行ったジェローム・ソリーニ。
日本の旅を本当に喜んでいた二人。
日本の自然派ワイン愛好家に逢って、彼らの厚い歓待に感激。
また、日本文化にもふれて、「想像していた以上に日本が素晴らしい国だった。」と言う。

16年産は、天候不良による不作で殆ど収穫できなかった。
それでも、僅かに残っていた葡萄をすべて一緒の発酵槽に入れてワインを造った。
つまり、白葡萄も赤葡萄も全部一緒に醸造した。
それを、この“桜島” SAKURAJIMAのラベルに詰めた。