ラピエール家の話をするといつも私の心に蘇る二つの思い出がある。
一つは、マルセルとデコンブのあの自家製Bistroでお昼に入って夜中まで飲み続けたあの日のこと。
マルセルはご機嫌でアカペラで唄を何曲も歌ってくれた。楽しかった。

二つ目は、日本にマルセルと一緒に行った時、飯野さんのお店の前で、マルセルの大好きな葉巻を
二人でゆったりくゆらせたひと時。めまぐるしく動いていたスケジュールの中で、あの煙が魔法のように心がゆったり落ち着いたひと時。

誰でも、忘れられないひと時はあると思う。
ラピエール家の話をすると、いつもこの二つの出来事が、私の心によみがえる。
今、こうして自然なワインの世界で働いていられるのは、マルセルのお蔭です。

貴方が、人生をかけて広げたこの道を、私も人生をかけて歩み続けます。
多くの人と喜びを分かち合い、世にポジティフな佳い空気を流すことができて、地球のためにも貢献できる道を。

たかがワインですが、されどワインです。

感謝しかありません。Merci Marcel .