南フランスのモンペリエの街にヨーロッパ中のBIO自然派ワイン醸造家が集まっている。
最も大きなものはMillesime Bio ミレジム・ビオである。
年々、規模が大きくなっている。
これには世界中からBio栽培醸造家が集結している。
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また、世界中からワインバイヤーも集まってきている。
世界のワイン業界でも、ビオワインの需要が急増しているのが分かる。
モンペリエの街から海の街ラ・グランド・モットに行く途中に巨大なイベント会場がある。
そこで、三日間に渡ってミレジム・ビオが開催された。
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そして、その会場の周辺で、OFFの小規模なビオ・自然派ワイン見本市が開催された。
1- L’irréel リレール

2- les Affranchis レ・ザフランシ

3- Le Vin de mes amis ル・ヴァン・ド・メザミ

4- Roots 66 ロット・66

5- Salon Bio Top サロン・ビオ・トップ

それぞれの見本市がそれぞれの特徴をだしている。
素晴らしい若手の醸造家が増えていることに大きな喜びを感じる。
それぞれのスタイルが確立されてきた。

伝統的な果実味を大切するスタイル
ミネラルが中心で真っ直ぐ伸びてくるスタイル
薄ウマ系のスタイル
濃縮系でも驚くほど透明感があるスタイル

共通しているのは土壌の微生物を大切にしていること。

美味しいワインを造るのに、土壌を生かすことは当然のこと。
今や、ボルドー、ブルゴーニュのGrand Cruの醸造元の多くがBio栽培を取り入れるようになった。
当たり前のことだ。

一本何万円もするワインを造るのに、農薬・化学肥料をバンバンに使って、楽な農業をして宣伝費だけを膨大に使ってグランクリュの地位を継続するのに限界を感じてきたのだろう。

ワイン造りの基本である農作業に最大の経費を使うのは普通のこと。

ワイン業界の中で、こんなに活発にワイン見本市をやっているのはBio・自然派ワインの醸造家達だけ。
彼らのPassionが、ワイン業界の大切なことを変える原動力になっていることは間違えのないことだ。

最低限、自分達が生計をたてる為に地球を汚すことは止めてもらいたい。地球は皆の家だ。
“美味しいワイン”と“地球にやさしい”は両立する。