Par Takeshita Masaki

本日も地中海沿岸は快晴!
まさに試飲会日和!
本日はシャルロット・セナが中心になってルレ・エ・シャトーのDomaine de Verchantで開催の
Le vin de mes amisへ!
昨日は950名、今日は650名のプロフェッショナルが集まる、近隣で開催の自然派サロンの中でも最大規模のサロン。
多くの自然派巨匠が参加していますが、毎年毎年の栽培、醸造の進化による、ワインの味わいの進化に驚かされる。
ぶどうの樹齢と共に、気候の変化と共に、世の中の流れと共に、いろいろな状況に対応しながら、更に高品質なワインを造りだしている。
ワイン造りに答えは無い。
いつまでも答えを追い求めながら日々の努力を積み重ねるものだ。
そして結果はついてくる。

ル・ヴァン・ド・メザミの生産者達、その1

● オリヴィエ・コーエンは今回もお父さんと共に、楽しそうにワインの説明をしている。
いろいろな生産者からアイデアをもらい、自由な発想でワイン造りを行うオリヴィエ。
彼の底抜けの明るさがワインに出ている。

● ガランスの白も赤も、南仏を思わせない、綺麗な透明感溢れる酸のキリッと効いたワイン。
石灰岩からくるミネラル感、塩気が旨味を出している。

   

● マチュー・ラピエール、今年は2回の雹害があったが、それをものともせず、
2017年!素晴らしい出来!
すでに出来上がったレザン・ゴロワはまさにグレナデンシロップ。うま〜い。
モルゴンは、まさにイチゴジャム。

   

● 昨年のヌーヴォー解禁時に来日のクリストフ・パカレはまさにテロワール職人。
クリュの違いを明確に表現。
2017年のボジョレー・ブランはエキゾティックな熟度。ジュリエナはジューシーで既に素晴らしい状態。

    

● フロントンのいつも陽気なシャトー・プレザンスのマルク・ペナベールのスタンドには、いつも凄い人だかり。
ソーヴィニョン・ブランはフレッシュ、シャナンは軽やかな洋梨。
ネグレットをメインにした赤のキュヴェも、昔のようなタンニンギシギシの造りでは無く、エレガント!
今や27歳になった長男の名前のキュヴェ、ティボーは絶品。

    

● リオネル・ゴビーの造るワインは父親ジェラールの造るテロワール感の強い、天て地でいうと地の強いワインから天の力の強いワインに進化している。またお互いのキャラクターの違い、人によってワインは変わる。面白い。

   

続く。。。
筆:竹下