今、フランスで人気上昇のFrance Gonzalvezフランス・ゴンザルヴェス

  

フランスが醸造家になった最初の切っ掛けは、葡萄収穫期に、収穫人としてボジョレにやって来たことに由来する。
ジャンクロード・ラパリュのところだった。
ジャンクロードのワインの美味しさに驚いた。こんな飲み物があるんだ! と思った。
畑の仕事も楽しかった。
ジャンクロード・ラパリュのところに集まってくる若者達は、皆、やる気満々の醸造家志望の卵だった。
収穫後もラパリュ醸造に残って醸造・畑仕事を手伝ってみた。畑の仕事も楽しかった。
醸造家志望の若者達と一緒によく話し、よく飲んだりしている内に、自分もワインを造りたくなった。
2008年に畑を借りて醸造元を設立した。
アッという間に10年が過ぎた。
ボジョレのこの10年間は、すべての天候状況が経験できた。乾燥の年、湿気の年、冷害の年など普通の年はなかった。
そんな経験を重ねながら、畑のビオ栽培も10年が過ぎると、土壌の微生物が生き生きとしてきて、生える草の種類も色々になってきた。根っ子も地中深く伸びているのが分かる。多少の水不足でも葡萄木が元気に保つようになった。
何より、キレイな酸とミネラルがスーッと伸びるスタイルのワインになってきた。
最近のフランス・ゴンザルヴェズのワインは本当に美味しい!!
男が多いボジョレの蔵元に混じって細腕ながら奮闘して10年、フランスのエモーションが伝わってくる。

★. G ポワン・ジェ

 
Blaceブラッセ村の山側にある急斜面の畑、なんと標高が400~500mもあり、ボジョレでは最も高い葡萄園の一つ。
樹齢の60~80歳の古木。コート・ロッティ並の急斜面の太陽を浴びて育った果実味にもキリット酸が残る素晴らしいワイン。

  

★Cueillette キュイェット (Vin de France)

ジャンクロード・ラパリュの畑のあるSaint-Étienne-des-Oullièresサンテチエンヌ・デ・ズリエール村に位置する真南向きの区画(花崗岩が風化して砂質化した土壌、0,50ha)
樹齢70-90歳の古木。
流石にジャンクロード・ラパリュで修業しただけに、ラパリュのワインを女性的にしたワインのスタイル。
パスタ類にピタリと合いそう。試してみて下さい。