なんの世界でも、流行というものがある。
セッカチで新しいモノ好きの人達は、人が知らないものが出てくるとそれに飛びつき、また次の新しいモノがでるとそれに飛びつく人達がいる。
今、ワインの世界がそんな感じ、特に極の自然派ワイン好みの人達に多い。次々と、とっかえていくことはイノヴェーションとはいわない。
ワインの世界は長いスパンで付き合っていかないと、ワインの本当に大切なことが見えてこない。
色んなタイプがあり、自然派ワイングループに属しているワインだけがワインではない。
色んなタイプが存在してワイン文化があり、深いところは、その造り手の人生、哲学、環境、土壌に対する対応の仕方など長い付き合いをしていかないとエッセンシエルのところが見えてこない。
そして、何より人もコトも次々と進化していく。一つの醸造家をじっくりと追い続けることは、ワインの根本的なものを理解することに繋がる。
安定した美味しいワインを造るには、少なくても2世代ぐらいの長いスパンで取り組まないとできない。
ESPOAが最初にラフォレー醸造と付き合いだした時は、トーマとピエールがまだ小学生の頃だった。
醸造は完璧にこの二人が実施している。
醸造中は、SO2を使用していない自然な造り。瓶詰時に少量を添加するのみ。
ESPOAとラフォレー醸造には、長い時間をかけてしかできない不動の信頼関係がある。
これがあってこそ、これからの時代に最も必要な人と人がこころで繋がっていくワイン流通が可能となる。