ALEXANDRE BAIN アレクサンドル・バン醸造

5年後ぐらいから土壌が活性化されてくると同時に、アレキサンドル・バンのワインは世界中から注目されるようになった。
ビン詰めすると即売れきれになってしまうほどに。
しかし、AOC協会組織より嫉妬による妨害が入った。

2015年産のアレキサンドル・バンのワインがPouilly-Fumé のAOC原産地呼称を拒否されたのだ。

今や、世界中にファンを持ってPouillyFuméを代表すると云っても過言でないワインを、“酸化している”と拒否内容をつけて拒否したのである。

自然派ワインに反対するこのようなグループの嫌がらせは、実際にフランス中で行われている。
しかも、どれもそのAOCを代表する人気蔵のワインである。
本当にくだらないことである。AOC自体の自殺行為と云って良い。
AOCはその地域の品質を向上・維持する為の組織だったのに、今はその逆のことをやる組織になり下がっている地方がある。(すべてではない)

真剣に命がけで畑と向き合っているアレキサンドルは大きな失望だった。
でも、アレキサンドルは諦めなかった。
AOCの上部組織を相手に裁判を挑んだのである。
色んな人達がアレキサンドルの畑、醸造所にやってきて調査をした。
組織、裁判に関わる人達が10回も、毎回同じ調査と質問をしにやって来た。
流石のアレキサンドルも11回目には、怒って調査員を返した。
何か粗さがしのような態度の調査だったからだ。
アレキサンドル・バンがやっていることは、非の打ちどころがないほど完璧に健全だったからである。

裁判の結果は、勝訴で終わった。

当たり前のことだ。
アレキサンドル・バンのように、フランスの佳き農家を代表するような、真面目で命がけで仕事している人を、陥れるようなことがまかり通ったら、もうフランスの農業の未来はないだろう!!

この裁判例は今後の判例に大きく役に立つだろう!
ブラヴォー!!
正義は勝った。