ドメーヌ・カムは代々何世代に渡って続いてきた歴史がある。
エリックは2005年より継いでいる。
引き継いだ年の最初からBIO栽培をやっている。
何故? 『自分の健康にも、飲む人にも、地球の為に必要なことだから。』
エリックは自分のワインで多くの人達に“喜び”を分かち合いたかった。

エリックの性格はスカッと明確さがある。
アルザス人らしいゲルマン系の頑固さを備えている。
決めたことは、ビシッと実行するタイプ。
その中にも、周りに気を遣う細やかさ、優しさも備えている。

たったの6.5ヘクタールの畑を庭師のように丹念に育てている。
すべて自分自身でやっている。
自分の畑を自分の手でやる細やかさは、大会社の従業員がやる仕事とは程遠いものがある。
育つ葡萄にエモーションが備わっている。
比較にならないほどの差があるのは当たり前。

畑は30区画に分かれている。
グランクリュの畑Franksteinフランクシュタインを中心に花崗岩土壌が多い。
隣村には火山岩、シスト土壌の畑もある。