ご無沙汰しています、きみたけです。
5月に夏が来たと小躍りしたのも束の間、6月以降今年の夏はもう来ないことが判明してしまいました。しかし、そんなことで諦める私ではありません。こうなったら行ける所まで南下してやろうと決意し、先週はシチリアまで行ってきました。

 いい感じでしょ?寒いパリとは違って、カターニャ空港に着くや否や35℃!の暑さ。レンタカーの冷房を最大に設定し、いざホテルへ直行!カターニャから北へ60Km程行った所にあるレトヤンニという小さな村で、近くで有名な場所といえばタオルミーナになります。

取り合えず腹ごしらえということになり、やっぱりイタリアなのでパスタ!これがまた頬っぺたが落ちるのではないかという程に旨い!写真は手長海老とシチリアトマトのパスタ(22ユーロ也)、そして贅沢な雲丹のスパゲティー(20ユーロ也)!

そしてワインはシャルムというシチリアのロゼを頂きました。これがまた魚介類パスタにグンバツに相性良くて感激。
イタリアワインもこれから勉強せなあかんと思いました!

それから次は青の洞窟。これってカプリ島のやつしかないと思っていましたが、イタリアには実は青の洞窟って沢山あるようでここシチリアにもありました。イゾラ・ベラという美しい海岸(ここって、フランス映画のグラン・ブルーの舞台になった場所だって知ってた〜?)へ行くと、いかにもアルバイトでやってそうな漁師さんが、「グロッタ・アズーラへ連れてくよ〜。お代は一人たったの15ユーロだぁ。さあ、乗った乗った。」みたいな感じで営業活動してる。グロッタ・アズーラってのがイタリア語で青の洞窟っていう意味。それで営業活動に負けて行って来ました。
 

いやあ、神秘的でとても綺麗でした。それで漁師のおっちゃんがその後でこれがワシ流だとばかり、大海原で突然エンジンを止めてイカリを降ろし、「飛び込め〜」!息子たちは引いてましたが私は船首から豪快にザッパーン!海中は見事にエメラルドブルーでした(写真でお見せできないのが残念)。

しかしシチリアで一番感動したのは、やっぱりポモドーロ(トマト)でした。世界一のトマトはパッキーノ産(シチリア南部)というだけあって、その旨さたるや、最早野菜ではなくフルーツでした。

この味を何とか表現しようと悩みましたが、最終的に到達した表現としては、種無しぶどうの味をちょっぴりトマトっぽくした感じ、となりました。

というわけで、シチリアはとても楽しかったです。