ラングドックのモンペリエとスペインのバルセルナの間、地中海から10kmも離れていないところに、サン・マルタン・デ・ラ・ガリッグは存在する。
何と敷地面積170ha。そのうち60haがぶどう畑。ぶどう畑の回りは、森や灌木(ガリーグ)に囲まれ、まるで、ぶどう畑が、自然のバリアーで守られているような所である。

その、サンマルタンガリッグの栽培、醸造責任者のジャン・クロード・ザバリアさんが来日。今回3度目の来日である。アメリカですでに2週間のプロモーション活動を終えた後の来日、そんなハードな日程の疲れも見せず、早速到着翌日から、愛知県渥美半島に展開するスーパー、渥美フーズにて店頭販売!

まだ、昼過ぎという時間にもかかわらず、大勢の方が、集まり、試飲後ワインを購入して頂いた。満面の笑みのザバリアさんである。


夜は、名古屋へ向かい、ワインビストロ Gazzatで集まったお客さん達と懇親会。

オーナーシェフの後藤さんは、元船乗り。

海の男のシンプルかつ、美味しい料理を堪能させて頂いた。

また、お店の常連さん(美人揃い)も盛り上がり、楽しい時間を過ごさせてもらった。

ワインを、また1本、また1本と飲みたくなる、
また誰かのお家に招かれたような感じを受けてしまう、温かいお店である。

名古屋のGazzat。
自分の近所にあってほしい1軒である。

のむくらうGazzat
名古屋市中区栄3丁目25-8
TEL :052-251-7722

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2日目は、大阪での試飲セミナー。何と試飲アイテム数は11アイテム。


このサンマルタンガリッグで栽培するぶどう品種は、17品種。そのぶどうで、スパークリング、白、ロゼ、赤ワインを作っている。
その中でも、このラングドック特有のぶどう品種、ピックプルを使ったスパークリングとスティルワインのフレッシュ感と果実味は、素晴らしい!
そして、このドメーヌを世界中で有名にした、ブロンジネルは、南仏において、滑らかなタンニンとフレッシュ感をだす、ワインスペクテーターのワインオブザイヤーのトップ100の29位に輝いたワインである。しかも、その29位の中では一番安い、高品質、低価格のワインなのである。

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~~~サンマルタンガリッグの秘密~~~

このフレッシュ感とバランスはどこから来るのか?

理由その① 
土壌。サンマルタンガリッグのぶどう畑の土壌は、石灰質の砂岩土壌。
粘土質に比べ、繊細な土壌で、ぶどうに酸とミネラルを与えてくれる。

理由その② 
地中海の影響。地中海沿岸の、この地区は、日中は暑いが、夜になると海からの涼しい風と適度な湿度があり、ぶどうのフレッシュッ感を保持してくれる。

理由その③ 
収穫のタイミング。 ぶどうの皮、種を口に含み、噛み潰し、ぶどうの種が完熟するまで待って収穫をする。(タンニンまで熟すのを待つ。) けして過熟ではなく、酸とのバランスを考えて、ベストのタイミングで収穫をする。

こんなに高品質で、なんでリーズナブルなのか?

理由その① 
サンマルタンガリッグの哲学。 ワインはけして、一部お金持ちだけのものでは無い、みんなで分かち合うものである。だからこそ、ワインの価格は高すぎてはいけないという信念を持ってワインを造っている。

理由その② 
収穫方法。60haの畑の半分は、手摘み、残りの半分は機械摘み。最新の収穫機械は、ぶどうを傷めず、最高のタイミングで一気に収穫ができるし、人件費の削減にもなる。しかし、細心の注意が必要な区画に関しては、全て手摘みで、ぶどうを収穫する。

理由その③ 
トップキュベの生産量。サンマルタンガリッグのワインの中で生産本数が多いのは、何とブロンジネル、全生産量の約半分を占める。通常のドメーヌでは、低価格帯のキュベの生産量が最も多く、トップキュベの生産量は少なく、値段は高い、ピラミッド型の構成となっている。しかし、サンマルタンガリッグでは、逆ピラミッド型、トップのキュヴェの生産量を増やすことによって、ドメーヌのワインの価格を押さえているのである。 これは、簡単なことではない、最高の醸造設備と、ザバリアさんの腕が、あって実現することである。

ザバリアさんの目指すもの、それは「バランス」である。
ワインにおいても、人生においても。
伝統的なぶどうを栽培、醸造、できるだけ自然な栽培、醸造、グランヴァン愛好家をも唸らす造り、
そしてリーズナブル!こんなワインはそうあるもんではない。

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NGUYEN
東京都港区浜松町1-23-6 
TEL :03-5773-2263

NGUYEN 荻原さんとBMOスタッフとともに。
荻原さんは、昨年サンマルタンガリッグを訪問。

ザバリアさん3度目の来日で、初めての日本の蔵元訪問。お邪魔したのは、山梨にて自然な栽培、醸造に取り組む奥野田葡萄酒醸造株式会社訪問。代表の中村さんご夫妻、奥さんの弟さんの佐藤さんが、暖かく迎えてくれた。


ぶどう畑な中での、奥さんの手料理を食べながらの試飲。中村さんの穏やかながらも、メラメラした熱いワイン造りへのパッションを感じた。 ザバリアさんもワインの質の高さに驚き、同じ目標を持つ仲間として、今後も交流をしたいとのことだった。

奥野田葡萄酒醸造株式会社     
山梨県甲州市塩山牛奥2529-3
TEL :0553-33-9988 
Http://okunota.com

山梨から帰ってきた、その足で牛込神楽坂のBistro de Baveへお邪魔した。サンマルタンガリッグのワインは、もう長年使って頂いているが、食事に伺ったのは初めて。そのボリュームと素材を活かした味わい、リーズナブルな価格に、まさに、サンマルタンガリッグと同じ哲学を感じた。下の数々の料理の写真を見てください。料理が3Dで迫ってきます。 

Bistro de Bave
新宿区納戸町15-9 
TEL :03-3269-2231


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初の青森訪問。

紅屋商事株式会社スタッフの方々と記念撮影。

店舗には、所狭しと、ザバリアさんの顔が並んでいた。

最終日は、恵比寿の新店!

moriにて一般の方たちとのパーティーを開催!

オーナーシェフの森さんは、モンペリエの三ツ星レストラン、ジャンルダン・ドゥ・サンスや、恵比寿のタイユヴァン・ロブションを経て独立。
その料理は、南の明るい太陽を感じるような自然で、サンマルタンガリッグとの相性は最高であった。

ラ・ベル・ブッラスリー・モリ
東京都市渋谷区南1-14-2 タイムゾーンビル3F
TEL:03-5942-6299
http://www.mori-ebisu.jp

モリさんでのパーティー終了後、多くの方が2次会に、そのままトロワザムールに流れた。
そこで、BMOスタッフと共に記念撮影。 そして、お店にサイン。
ザバリアさんは、「日本、そしてラングドック、それを繋ぐワイン! 永い人生、永い歴史」とサインし、最後の
締めの言葉は、「フトン、セボン」「布団最高」だった。 なんのこっちゃ。。。。