続いての醸造家は、この人以上に自然を愛している自然体な人はいるのか?!と思うほど、自然に囲まれて暮らしているOlivier et Claire Cousin*オリビエとクレール・クザンです!

ワインに関しては、また引き続き記事をアップしますので、取り合えず今回はこの人の生活を見て下さい!

賞があるのならば挙げたいほどベストカップルな二人。

似たもの同士と言うか、お互いにとって『自然』とは偉大で必要なもの。

自然のおかげで人、動物、植物全てが成り立っている。

そんなことは当たり前なのに、都会に住んでいると忘れがち・・・

こんなにピュアで清々しい気持を与えてくれる人と場所、そこがこの二人の小さな楽園なのです!

まず最初に連れて行ってくれたのは、カベルネの区画。

ヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年、若い木も下のほうに植えてあり、ソミュール・シャンピニィのように貝や化石が多い土壌なので、ミネラル感がギッシリと詰まっています!

樹齢により、醸造方法も変わり、ヴィエイユ・ヴィーニュは木製樽で熟成し、ピジャージュをします。

そして若い木は、エグラパージュ後、鉄のタンクでのマセラシオン、そしてデレスタージュを行います。


オリビエの家には様々な動物がいます。
その中でも、ガチョウを30匹ほど飼っていて、今後この区画に彼らを放し、雑草を食べて貰うと言う『自然な方法で草を耕す方法』を実行する予定!
やはり自然には自然にという、まさにオリビエらしい発想です。

2009年の彼のブドウはとても綺麗な品質でフレッシュ!
しかし難しいところに、今はアルコール発酵が途中で止まってしまっている状態・・・天然酵母の活発力が弱かったのか?今その原因を考え中・・・
しかし29年目の収穫になり、このような状態は初めて・・
でもでも!ここからが勝負!最後まで化学物質を入れず、ブドウの力を信じてやり通します!さすがオリビエ!彼にしかこんなことは出来ません!

2009年の味は・・・取り合えずフレッシュでフルーティー!

ロゼは飲みやすく、バランスも綺麗!

赤に関しても、繊細なタンニンと長く残る後味が印象的。とにかくエレガントで上品な味わい!

その後貴重な白も飲ませてくれました!
彼はもう白ワインを造っていません・・・
ですので、このシュナン2006が最後のビンテージ?!
木製樽で発酵をしていたのですが、途中で発酵が止まってしまったので、今はタンクに移し、もうすぐ瓶詰め!

この年、健全なブドウが収穫出来なかったため、長い間熟してみようと言う発想から出来上がったワイン。

ちなみに、これは4年間樽熟成させたキュベ・・・

ですのでアルコールの香りがパワフルですが、爽やか感も感じられ美味しい!熟成されたフルーツやりんご、またノワゼットの香りが漂い、複雑感あり、酸味あり、ミネラル感もある、後味が長く残るワイン!昆布などの旨みがとにかく大いに感じられます!

どんな瓶でもこのミニ斧で開けるオリビエ・・・一言で言うと・・・危ない!

続いて・・・

彼とクレールのシークレット野菜園に到着!

ってその前にこれは何?

『誕生日に貰ったテント張りだよ。ここに夏家族で来て、一週間ほど寝泊まるんだ。』

こんな森の中で夜を過ごすなんて気持よさそう!

ってやっぱりこの人は野生のインディアン・・・?!


ここには18種類のトマトや友達用の野菜、色んな場所から持ってきた野菜を埋めて育てています。

外には100m2にも広がる畑を栽培。

200mにも続くジャガイモの畑、
アニスやミズナ、
アスパラなど、様々な野菜が沢山!

しかもそれぞれの野菜に対して、ちゃんと合ったテロワールを自分のブドウ園から選び、ここまで運び、植物を育てています。

例えば、このアスパラはガメイのテロワールで育てています!

 
コリコリしていて、このままでも食べられちゃう!
どの野菜を食べても、濃厚な味わいとシャキっとした食感が印象的!

 

これはクレールの、別の場所に在る畑。

ここはラスベリーやイチゴ、
カーネーションやバラの木が植えてあります!

そして飼っている鶏を肩に乗せてみたり・・・

生まれたてのひよこを見つけたり・・・

愛馬のジョーカーとロメオと触れ合ったり・・・

ガチョウの家族を眺めたり・・・


そんなオリビエのワインには自然と愛情がタップリ!

一回飲んだら忘れられないワインを皆さんもお試し下さい!

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