2010年 マルセル・ラピエール ボジョレ・ヌーヴォー便り

2010年 
マルセル・ラピエール・ボジョレ・ヌーヴォー便り

ヴァン・ナチュール・自然派ワインの伝道師・マルセル・ラピエール

2010年の収穫も約あと一カ月ちょっとになりました。
7月後半に最後の草とりをやり、やるべき畑仕事も完了して、あとは葡萄がバランスよく熟してくれることを待つのみの時期に入りました。

この時期でも、畑を周って入念なチェックをするマルセル。
今年も色々あったけど、順調にここまでたどりついた。まだまだ何が起こるかわからない。ここまできたら天に任せるしかすべはない。

何が起きても人智を尽くした対応が出来るように葡萄の成熟段階を確認しておく必要がある。6月後半と7月初旬までは35度まであがる猛暑となり、その影響で時々雷が発生してボジョレ地区に雹が降りました。幸いにも大きな被害をこうむらなかった。でも葡萄に雹の痕跡が残っている。

雹があたった葡萄粒に黒い点のようなものが出来ている。

この雹が降った後、晴天続きで乾燥していたので傷あとがすぐに乾燥して病気が発生しなかった。もし湿気がある天候だったら一挙に腐敗や病気が大発生していただろう。自分で管理できない自然と常に共に生きる醸造家の精神力の強さに敬服する瞬間だ。

           
2010年のヌーヴォーの収穫を待つラピエールファミリー


『今年は4、5月と涼しい天候が続き葡萄の成長が2週間ほど遅れていた。その影響で開花も例年より10日ほど遅れたので収穫も9月の中旬ごろになりそうです。まだ品質のことを話す段階ではないけど、8月に入って比較的涼しい夏になっていてこのままユックリ熟成すれば上品なポリフェノールとなりそうだ。どんなタイプになるかは今後の天候しだいですね。08と09の中間的なタイプになるのではないかと思います。日本の皆さんに喜んでもらえるようなヌーヴォーができそうです。期待にそえるように出来うるすべてを尽くします。』マルセル

           
自然派ワインの中心人物・マルセルのヌーヴォーはすべての基本となる                                 

ジュル・ショーヴェ博士の自然派ワインの造りを継承した直弟子
マルセル・ラピーエル氏は深く暖かい人間味溢れる人格者でもあり、フランス・イタリア・スペイン、南米チリなど世界の本物ワイン生産者より師と仰がれ尊敬されている。
ロマネ・コンチのオーナーでもあるアンリー・フレデリック・ロック氏よりも師と仰がれ、ロマネ・コンチの新酒試飲時にも毎年招かれて意見を聞かれている。
今やフランスワイン業界の重要人物と云っても過言ではない。
そんな重要人物にもかかわらず、気さくで、シンプルな人柄は本当に尊敬すべき人物だと思う。
我々のような人間が訪問しても親切丁寧に我々の質問にも答えてくれて、最後は必ず一緒に食事をとることになるのが通例です。
そんなマルセル・ラピエールのヌーヴォーは親しみ、心豊かさ、
エモーションが伝わってくる。心よりお薦めいたします。

マルセル・ラピーエールのボジョレ・ヌーヴォーを飲まずしてヌーヴォーは語れない!