元火山だった山も歳月が過ぎて風化してなだらかな丘になって我々にトビッキリ美味しいワインを
プレゼントしてくれる。
360度の視界が開けている。ボジョレ中を見渡せる。遠くはアルプス山脈のモンブランも見える。
頂上には十字架が建てられている。あのマルセル・ラピエールもこよなく愛した丘である。
南はリヨン山、コート・ド・ブルイィ、反対側にはモルゴン村、その奥にフルーリの丘も見える。
土壌が他とは全く違う。つまり花崗岩ではなく火山岩が風化してできた黒い硬い石地元の人は
シスト・ブルーと呼んでいる。
ボルカニット・グリという4億年前の岩石で覆われている。これが特別な風味、ミネラルをワインに
与えてくれる。
私は、試飲、試飲の連続で疲れた時は、ここに来て一休みして、地場のエネルギーを吸収すること
にしている。
この丘は心地よい。物凄いエネルギーを感じる。日本ならきっと神社が建てられているだろう。