100年を超える歴史を持つ老舗・会社を15年前に劇的に方向転換をした前田社長。

凄い決断だったと思います。
今でもハッキリ覚えています。2002年に社長が一人でフランスに来られて私と5日間フランスを周りましたこと。
そして、2003年に10名の社員を連れてフランスまできて来られたこと。
しかも、全社員とも実費で旅行費を払って参加していたこと。
このような転換は社長一人では不可能です。
全社員が一丸となって会社の方向転換を遂行したエネルギーは流石、京都で100年続く企業だ、と思いました。

この写真は2003年にDIONY事業に関わる10名程の全社員を伴ってフランスに来た時の写真です。まだ、この先、どうなるか?わからないのに、社員が実費で出張して来たことに私は感動したのを覚えました。

2003年の7月の暑い日だったのを覚えています。
ラングドックのGARANNCE 醸造です。夕方について外でパエリャをご馳走になりました。地中海の魚介類を素材にした海の幸パエリャでした。
葡萄園に沈む夕日が大変美しかったことを覚えています。

社員の人達は、実費でフランスまで来たのに観光ゼロの連日連夜、試飲、試飲の旅でした。

前田社長は当時、頭髪も短く精悍な戦う男のエネルギーに満ち溢れていました。
その後も、何回も社長自らが先頭に立ってフランス訪問を続けていました。
この前田社長の戦う姿勢、スピリットが会社全体に流れているのがDIONY社の社風だと思います。
そして、忘れてはならないのは、日本の象徴都市の京都であること。日本の精神の“和”の精神がDIONYS社には流れています。それが自然派ワインとピッタリ合っているのだと思います。

このメンバーで始めたDIONY社が自然派ワイン輸入15周年を迎えたことに、心から嬉しく思っています。
 日本主要都市を自然派ワイン一色に!

9社のフランス醸造元と東京、名古屋、大阪、京都と日本の主要都市を自然派のエネルギーで充満させてくれました。
今までこんな風に、9社の醸造元を連れて全国を周るような快挙をする企業は無かった。
切磋琢磨する自然派インポーター同士にとっても良い刺激になって、益々自然派ワイン全体が広がっていくことになるでしょう。

そんな快挙をサラっとやってしまう前田社長、ここでも社長自らが先頭に立ってワインのサーヴィス,説明をやっている姿がありました。

ブルゴーニュからは、今ブルゴーニュで最もパワフルな蔵元
SARNIN-BERRUXサルナン・ベリューが参加。
初来日の二人、とても初来日とは思えない溶け込みかたをしていました。
やっぱりワインの世界でブルゴーニュは重要。
あのブルゴーニュのテロワールを忠実に、自然にワインの表現してくれる造り手が実に少ない。
お金と名声ばかりが目立って、テロワールが霞んでしまうのもブルゴーニュ。確りした哲学、頑固なまでにテロワールにこだわるこの二人のワインは、きっと本物が判るDIONYのお客さんに喜んでもらえると思う。

関銃のように説明をするパワフルなあの順子さんも参加。
DIONYセレクションの深味を一段と充実させた順子パワーは凄い!

アルザスのマーク・タンペさんも
DIONY社の15周年には重要なメンバーの一人。醸造元のリーダー的存在。

東京の打ち上げは、DIONY社の東京事務所で盛大に祝いました。

こんな時はやはり、ブルゴーニュのあの唄、ララララ、ララララーラ、SARNIN-BERRUXサルナン・ベリューの二人が雰囲気を盛り上げていました。
自然派醸造元のほとばしるエネルギーは凄い!!

このフランス醸造元の中にあって全く負けていない順子パワーは
素晴らしい。明るくいて、自分が思った事を直ぐ実行に移せる特殊能力を備えた特別な女性だ。
今、日本酒も造っているとのこと。彼女のアルコール度数12度と
限りなくワインに近い新しいタイプの日本酒も飲みました。
美味しかったです。
こうして、世が変わっていくのでしょう。
順子さんとゆっくりお話しができたことに嬉しく思っています。
真っ直ぐな人だと思いました。

曲がったことが大嫌いで、なんでもやってしまう人。それでいてナイーヴな面も備えている素晴らしい人だと思いました。
この人は、日本のジャンヌダルクになれる人でしょう。
政治の世界でも頑張って欲しいと思います。応援しています。

次の20周年記念に向けてお互いに頑張りましょう!!皆、同じ船に乗っています。
DIONYスタッフの皆さん、ありがとう!!感謝しています。前田社長、ブラボー20周年目指しましょう。

最後に、前田社長との一枚。
15周年途上の2006年の写真です。

この記念イベントはきっと日本の自然派ワインの歴史の1ページとして語り継がれることでしょう。
自然派ワインの伝播にお互いに頑張りましょう!!