Domaine de la Vieille julienneドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ
パップのテロワールを精密に表現することに賭けているジャン・ポール!

ジャン・ポール・ドーマンは、シャトー・ヌフ・ド・パップのテロワールを表現する為に多くの試作を繰り返した。
自然派の造りの除梗なしのグラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)も、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造も、何年も試して、実験を繰り返した結果、ジャンポールは除梗することを選択した。

ジャンポールにとっては、除梗して、どこまでも繊細で上品に表現することが、ピュアーなシャトー・ヌフ・ド・パップのテロアワール表現だったのである。

今、自然派ワイン醸造家が進化しつつある。
その方向性の一つに、除梗する造りも含まれている。

近年、主要な自然派ワイン醸造の造りは、グラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)や、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造が主流となっている。

この方法を洗練させて、薄めで果実味が全面に出ている葡萄ジュースのようなワインが典型的な自然派のスタイルとして確立されてきた。

最近、自然派醸造家の中でも、除梗する造りが少しずつ増えて来ている。
彼らがやっていることは、過去の普通のトラディション醸造ではない。
より洗練させた方法を生み出している。

濃厚さ、芳醇さを備えながらも、体に沁み渡っていくワインのスタイルである。

そう、ジャンポールのワインに似ているのである。

ここには、接ぎ木してない120歳を超える古木のヴィーニュ・フランセーズが多く生き残っている。