Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ”Part-18

ホントにルシオン地方は自然派の宝庫だ。
2005年頃より、ワイン造りをしたいという人達がこの10年間でドンドン集まって来た。
また、先発した醸造家が後発できた人達に惜しみなく援助した。
そして、何より葡萄園の価格が安かった。

今は古株となりリーダー格の一人ロイック。

★Danse encore ダンス・アンコール2016★
ビオ栽培の葡萄を買って、ロイックが醸造したワイン。
ポッシブルの白ワイン。マカブ品種45%,カリニャン・ブラン45%,ルーサンヌ10%
この地方に昔から栽培されている品種ばかり。昔は酒精強化ワインを造っていた品種。
この地方では数少ない白。
香草の香り、酸も穏やかで優しいタッチの白、酸の代わりにミネラル感でしめている。潮っぽさあり。
メモワール・ド・シュークルと云われる、ほのかな甘味に近いニュアンスがある。
甘酢を使った料理に合う。勿論、単純にお寿司にも合う。
     

★Charibari シャリバリ★
カリニャン品種100%
グラップ・アンティエールの完全マセラッション・カルボニック醸造。
つまり、収穫した葡萄を発酵槽に入れて、タンクの下部に溜まるジュースをすべて抜き取った状態でCO2が充満。
一切触らない。
ルシオン地方とは思えない薄い色合い、ミネラル感タップリと、MC醸造の良さを前面にだした果実味。
今は殆ど無くなってきた、やや還元ぽさなど、超自然な造りが表現されたもの。