このラ・ルミーズはフランス中で最もチームワークがよい二つの地方のメンバーが開催している。
一つは、ルシオン地方のチーム。
もう一つは南ローヌ右岸のアルデッシュ地方のチームである。

この二つの地方は、古参、中堅、新人の醸造家が力を合わせて協力しあって運命共同体のように生きている。
誰かが問題あれば、皆で援助し合いながら解決してしまう。

ある蔵の栽培作業が遅れていれば、皆でその蔵に行って労働協力してしまう。
栽培・醸造器具なども必要とあれば貸しあっている。

それぞれの地方の実践部隊の代表各はこの二人。

Domaine du Possible ドメーヌ・デュ・ポッシブル醸造のロイックさん

ロイックさんは第一回目のラ・ルミーズから実行部隊員だった。
ジャジャキスタンという国をLe Bout du Mondeル・ブー・ド・モンド醸造のエドゥワールと設立した。
醸造家になりたいという夢が可能になった時に付けた名前。このワインを飲んだ人の夢が叶うようにと願いPossibleとした。
平均標高400mの葡萄園からルシオン地方とは思えない様な涼しくて果実味豊かな葡萄ジュースのようなワインを造る
  

Jérôme Jouret ジェローム・ジュレ

アルデッシュ地方の実践部隊の代表はコツコツ努力家ジェローム。
太陽がいっぱいの南ローヌでありながら、どこまでも軽快で爽やかな果実味心地良いワインを造る。
醸造所の建物などは、すべて自分で造ってしまう。
建物も、葡萄園も、家族、ワインも自分の考える理想に向かってコツコツと着実に歩んでいる。
そのエスプリがワイン名になった。Pas à Pas パザパ 一歩一歩の意。
トビッキリ仲の良くてハッピーな家族。このハッピーさが確実にワインに入っている。