Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ” Part-16

エドワード・ラフィットは独立して12年の歳月が流れた。
7ヘクタールの自分の土壌の細分にいたるところまで熟知してきた。
葡萄達もエドワードの狙っていることを理解している。
酸を残すために着々と根っ子を地中深く沈ませている。
ここの立地の問題点は毎年の乾燥度による水不足である。
地中深くに蓄水した水分を確保できれば酸を残すことができる。

最近のLe Bout du Monde ル・ブ・デュ・モンドのワインの完成度は凄い!

★L’Echappee belle レシャッペ・ベル 2016★
淡いルージュな色合い.エッ、ロゼ?と思うほど淡い。ローブだけで飲み心を誘われる。
果実の爆発、柔らかいフレッシュな酸、もう一本スーット体に染み込んでいきそう。
果実味は花崗岩土壌で育つシラー品種60%から、フレッシュさはグネス土壌で育つカリニャン品種40%から。

★Avec le Temps アヴェク・ル・タン2015★
マニフィック!!ワインだ!!
何て美味しいんだろう。
まさにエドワード・ラフィットが狙っていたワインのスタイル。
軽やかでいながら、内容が詰まっていて、柔らかくて爽やかでスーット体に入っていくワイン。
花崗岩土壌で育つカリニャンを、トロンコニック型木発酵槽で3週間のセミ・マセラッション・カルボ醸造。
勿論、自生酵母のみ、ピジャージもなし一切触らない。どこまでも柔らかくてタンニンを抽出。
だから繊細で上品なタッチ。
ここまでたどり着くのに時間がかかった。ワインの名前通り、Avec le Temps(時と共に)。

★Danse encore ダンス・アンコール 2016★