パリジャンから愛されている自然派ワインビストロの老舗
Le Repaire de Cartouche * ル・ルペール・ド・カルトゥッシュ

身長2メートル弱のシェフ。
多くのパリの自然派ワイン食いしん坊に愛されているルドルフ。
単に、ワインセレクトの良さだけでなく、料理がホントに美味しい。
料理で満足、ワインで満足のダブル満足の店だ。

今夜は、CPVパリスタッフとアペロをやりに来た。
春といえば、DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタンの“春ワイン”!
本日は会議をやって、皆でアペリティフをやろう! という事になった。

毎年この時期に出荷される。
ダール・エ・リボのルネ・ジャンとは家族のような付き合いをしているルドルフ。
ここに来れば、キューヴェ・プランタン(春ワイン)を飲めると思った。

何たること! DARD ET RIBO * ダール・エ・リボのキューヴェ・プランタン到着日が遅れて明日着くとのこと。
残念!!
 
では、ロドルフ・シェフの超お勧めワインでアぺロ。
これが大変、美味しかった!!

ルシヨン地方の山側の蔵、Domaine La Petite Baigneuse * ドメーヌ・ラ・プティット・ベニューズ醸造のワイン、
シスト土壌のブドウを仕込んだワイン、Les Loustic * レ・ルスティックを飲んだ。

南フランスのスペインに近い最南端の一つの葡萄園とは思えないフッシュさ!!
軽めでグイグイ体に沁み渡っていくやつだ。
シスト土壌からくる涼しさを含んだミネラルが透明感を演出してくれている。

ルペール・ド・カルトゥッシュといえば、ロドルフ・シェフ自慢の人気パテだ。
食べ始めたら止まらない美味しさ。
ワインとパンで永遠に食べ続けられそうな組み合わせ。

今夜は、新ツマミ・メニュが登場。海の幸“オマール”のパテ。 イヤー美味しかった!!

Le Repaire de Cartouche * ルペール・ド・カルトゥッシュ飲んだワインの紹介

La Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ醸造元

アルザス人のPhilippe Wies * フィリップ・ヴァイスは他の地方で野菜・果物のBIO栽培をやっていた。
葡萄栽培とワイン醸造に興味があって、どうしてもワインを造りたかった。
2008年にルシヨン地方のモーリ村にたどり着いた。
シスト岩盤からなる丘の葡萄園が売りに出ていた。
何と美しい景色とグルナッシュの古木が揃っている葡萄園を見て一目惚れ!
あれから10年の歳月が流れた。

ワイン造りに熱中し過ぎて、人生上の紆余曲折を乗り越えながらもワイン造りにすべてを賭けてきたフィリップ。
人生を経験することで、人の苦味が判る深味が備わって来た。
まさにワインがシンプルになり、かつ深味、優しさが加わってきた昨今のLa Petite Baigneuse ラ・プティット・ベニューズ。

土壌はシスト一色。シストジュースと云っても過言ではない。強烈なミネラル感をソフトに包み込むフィリップの醸造。
勿論、BIO栽培、醸造も自生酵母のみ、醸造中は一切SO2をしない。ビン詰時も必要なければ入れない。ゼロSO2。

ラベルは大切な人からもらった人形が原型となっている。昔の水着姿の人形がモデルとなっている。

人気の白ワイン、Juste Ciel ジュスト・シエル、“空だけ”というワイン。
品種はマカブとグルナッシュ・ブランが50%づつ。
シストのミネラル感がフレッシュで透明感抜群の逸品!!