弊社、若手がカーヴを整理していて見つけたワイン。
90年台前半、まだ自然派ワインが極小だった頃、ボルドーで、しかもメドックで自分のアペラッションを勝手に作って自然なワインを造っていた凄いお父さんがいた。

そう、Monsieur Bispalie ムッシュ・ビスパリさん。

元パイロットでもあり、ジャズ、クラリネットの演奏者でもあり、多彩な能力を持っていた人気者。
行くと、庭で牛肉アントルコットを焼いてくれて、オー・ブリュガスを飲みながらクラリネットを聞かせてくれた。

懐かしい!でももう造っていない。幻のワインになってしまった。
まだ、数本残っている。思い切って開けました。

当時、メドックで補糖を全くしないと、11.5度ぐらいしかならなかった。
酸もタップリあり、まだ若々しさがある。
チョット、開くまで時間がかかりそう。