元ソムリエ・ローラン・バニョル 素朴に極を走る
MAS LAUマス・ロ―醸造/ラングドック地方

今はすっかり抜かれてボルドー品種のメルローやカベルネなどに植え代えられてしまっている。
そんな貴重なウィヤード品種の100歳の古木がこのSouvignargueスヴィニャルグ村には残っていたのである。

長いワイン造りの歴史を経てその土地に栽培されてきた品種は、その土地に最も適しているのは当たり前。
ここ地球温暖による暑さと乾燥には、他の品種では耐えられない。
このウィヤード品種は、暑さと乾燥に慣れている。全く問題なく育っている。
まさに、oeilladeウィヤード品種の真価が発揮される時代の再来である。

しかも、軽いアルコール度数で果実味が爽やか、スイスイ入ってしまう今風のワイン。

100歳のoeilladeウィヤード品種の区画はやや高台にあり北向き斜面、
北からの涼しい風が直接当たる。
この村の区画では生き残っていることだけでも凄いこと。
100歳ともなると、区画内の葡萄木の数も少ない。
採算性だけを考えたら、とっくに引き抜かれて植え代えられているだろう。

ローランの頭には、飛っきり美味しいワインを造ることが第一!
お金のことは天に任せっぱなし。
贅沢しなくても幸せにファミリーが生活できれば満足。本当にワイン造りが好きな貴重な人だ。

心より応援したい醸造家の一人。Mas Lau マス・ロー醸造のLaurent Bagnolローラン・バニョル。

ローランのワイン(ラベル)を見つけたら、躊躇なく飲んでください!!
ローランの素朴にやりきっているPassion ,エモーションが伝わってきますよ!