Domaine Richaume ドメーヌ・リショーム No2


Domaine Richaume ドメーヌ・リショームを紹介しよう。
南仏プロヴァンスの最も美しい山“サントヴィクトワール山”の麓
何という絶景なのだろう!
セザンヌが愛してやまなかった気持ちがよく分かる。
何時間でもここに座って眺めていたい。

この蔵とはもう23年前からの付き合いだ。
最初はお父さんのエニンドさんだった。
エニンドさんはドイツ人、エクサン・プロヴァンス大学で法律を教えにドイツからやって来た。
あまりにも、この美しい景色に感動して、ここに永住を決めた。1972年だった。
館を購入したら畑もついていた。
195mほどある足長おじさん紳士、自分の夢を貫いたロマンの人だ。
最初からビオ栽培。この頃フランスでは、まだほんの僅かな醸造家しかビオの栽培をやっていなかった時代だ。
まだエコセール・ビオ機関もなかった時代。

現在は息子のシルバンさんが引き継いでいる。
シルヴァンさんは世界中で、ワイン醸造を経験。特にカリフォルニアには長くいた、90年代に、ここプロヴァンスに帰ってきた。当時、カルフォルニアも濃厚なワインが全盛期の時代だった。
その頃の、シルヴァンさんのワインは、本当に濃縮していた。1998年はそのころのワインだ。