フィリップ・パカレはリヨンの石田シェフのレストランには時々顔を出している。
石田さんとフィリップはお互いにファミリーのような存在である。
共通点はマルセル・ラピエールだ。
石田さんにとってマルセルは家族以上の存在だった。
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菊地さんは石田さんのレストランで修業したことがある。
懐の深い石田さんにとって菊地さんはファミリーの一人。
つまりフィリップにとってシンバはファミリーに逢いにくるようなもの。
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Vin Natureを通じて、こんな感じで世界中どこにでもファミリーが広がっていく。
この世界の根幹の哲学は“共生”である。
排他的な共生ではない。
自分達と違う考えの人、ワイン、もの、こと、を含めて、共に生きるということ。
微生物から宇宙まですべてが繋がっている。
批判と排他からは何も生まれない。共生からは多くのものが繋がっていく。

シンバに偶然に居合わせた人、わざわざフィリップに逢いに来てくれ人。
共に楽しむフィリップとモニカ。