ドンドン進化を続けるフィリップ・パカレ                    Philippe PACALET

 

人もモノもコトも、一か所に留まったらドンドン退化していく。
“考え”も文書に書いた時から古くなっていく。
モノ、コトにこだわったり、追究することは大切なこと、でも囚われてはいけない。
そこに進むことを止めてしまうワナがある。

ビオ・ディナミ、ビオ、自然派、もこだわることはいいけど、それらの規定に囚われてしまい過ぎると、
自由に発想できなくなってしまう。そのうち、自分以外の他を批判し出すことなる。

批判からは人もモノもコトも進化はしない。

フィリップは、今の自然派、ビオの世界の状況を、こんな風にとらえている。

人間が生きている、生活している、ワインをつくる、栽培する、天候などあらゆるものが著しく
変化している。
よりヒューマンな自由な発想がないと、この物凄いスピードの変化に対応できなくなる。

   

ワイン造りも、今の気候変動の中、あらゆる醸造段階で著しい対応の変化を必要としている。
ここ10年間、まともな普通の年というのが無くなった。
とれる葡萄の状態が全く違う。
カモシの期間、熟成の期間、すべてが変化している。

フィリップは物理学、生物学をかなり深いところまで勉強していた。
ワイン造りは物理学の世界、とフィリップは言い切る。

まだ、多くの人が自然派ワインはオカルトっぽいと思っている人がいる。

ワイン造りは勿論,科学の世界の話し。

しかし、フィリップのピノ、ブルゴーニュのテロワールはナニモノにも代えがたい美味しさがある。
何という、液体なのだろうか!

こんな世界のワインと巡り逢えたとこに心から感謝したい。