独立したのは2012年、お祖父さんの畑を受け継いだ。
でもワイン造りの仕事は16年ほどやっている、結構な経験者でもある。
サヴォワ地方のDominique Belluardで修業しいた。
シルヴェールに最も影響を与えたのはボジョレのLapaluラパリュである。
10年ほど前から、ラパリュのところに醸造家志望の若者達が集まってくるようになっていた。
その中の一人がこのシルヴェールだった。
シルヴェールはラパリュのワインに感動していた。
体に負担がかからなく、スーッと入っていく透明感が好きだった。そんなワインを造りたかった。
栽培・醸造の超一流の仕事師ラパリュのやることを学びたかった。
『醸造の時に現れるすべての現象の原因は、畑仕事からきている。
醸造時にそれをカバーしようと思うな。』
『すべては畑だ。キレイで健全な葡萄を育てて、健全な葡萄だけを発酵槽にいれれば、
酸化防止剤(SO2)など添加する必要もないし、自然酵母だけで問題なく発酵する。』
シルヴェールはこれを実行している。
シルヴェールの畑は醸造所の目の前に広がっている美しい景観。
醸造しながら畑も見える。葡萄達にとっては、自分が育った畑を見ながら、ワインに変身していく。
こんな素晴らしい環境の中で、自分の好きなワイン造りに没頭できて最高だ。