今年も素晴らしいメンバーがやって来た。
皆、それぞれのやり方で、それぞれの街でコツコツと本物ワインを広めている販売最前線の人達だ。
有名、無名、大小関係なく、一所懸命に本物ワインを紹介している。
売れる土壌を造りあげる為に、現場の情報を収集にやって来た。
よくあるインポーターの招待旅行ではない。
自分で経費を払って、中にはお店を10日間も閉めてやって来たメンバーもいる。
気合の入れ方が違う。


アルザスの畑を自分の足で歩き。
急斜面、花崗岩が風化して砂状になった土壌に触れ、太陽の当たり方、風の流れなど、葡萄園のミクロクリマ(微気象)を自分の体で感じている。今年はすでに乾燥が始まっている。

このアルザスの葡萄たちはこの美しい街並みが歴史の中で壊されたり、再生したりしてきた歴史を知っている。
そんな環境を通して今のアルザスワインがある。アルザス人はこの歴史を決して忘れていない。
彼らと接しているとこのアルザスの歴史が伝わってくる。