酢飯屋とル・ブー・デュ・モンド-NO2

Le Bout du Mondeとは、世界の果の意、まるで地球の果に来てしまったような広大な景色。
私も初めてこの景色を見た時は、エッ!何か、遠くまで来てしまったもんだ、と思った記憶がある。
こんな美しい景色を見ながら育った葡萄を仕込んだワイン達と和食。

    

さて、そんなワイン達と寿司の饗宴の始まり。

エドゥワールも自分のワインがどんな和食に合わせられているのか、興味深々。
目の前で、箸で魚の身を取り分けるパフォーマンスに驚きの目、フランス人にとって箸さばきは
芸術に見える。

★Echappée Belle Rose エシャッペ・ベル ロゼ

土壌が凄い。地質学上の中生代の約2億年前の硬い鉱物グネスと呼ばれる土壌と花崗岩が
混ざっている。
ワインにスカットした乾いたミネラル感をもたらしてくれる。塩味の魚系にはバッチリの相性。
油の乗った魚身の旨味とグネス土壌のシラー品種のミネラル感を伴なった
果実味が絶妙のマリアージュ。
油っこさも洗ってくれる。

      

スズキの頭がテーブルに、グロテスクな顔に驚くエドアード。
その後に、美味しい寿司の姿。
      

★Brave Margot ブラーヴ・マルゴ

 
花崗岩土壌のルーサンヌ品種100%、南仏の太陽からくるほのかな甘味が鮨飯のほのかな甘さに
寄り添っている。
ここでは食べたことがあにネタが多い。真珠貝のお寿司とは驚き。

   

★L’Echappée Belle Rouge レシャッペ・ベル 赤

花崗岩土壌のシラー品種、グネス土壌のカリニャンを使用。
南仏とは思えない軽やかさ、そしてスカットしたミネラル感。サッパリした寿司にピッタリ。

      

写真撮りまくりのエドゥワール。エキゾチックなお寿司に大満足。