ラングドック地方Cotes de Thongueコート・ド・トング・STCツアー

このカプリエ醸造との付き合いはまだ浅い。たったの3年である。
お互いに『こんなパートナーがあったらいいな。』と思っていた同志が必然で巡り逢った、という感じ。
我々、STCにとっては、千円台前半から中盤の価格帯で、自然で美味しいワインがまだまだ欲しかった。
カプリエのマチュにとっては、『自然な造りをやりたかったけど、そんなワインを欲しがっている客を持っていなかった。』 まるで磁石に吸い付けられるように巡り逢うべくして巡り逢った、と云う感じ。

STCのメンバーも店に置いてからまだ3年目なのに、カプリエのワインはリピートの率が高い。
着実にファンを増やしている商品である。
千円台前半で、果実味もありながら酸もあってスカットしたミネラル感のあるスタイルのワインがなかなか無かった。
これなら、普段、日本の家庭で日常食べる和食には合わせやすい。
伸びるのは当然だ。
何とか、業務店の赤ちょうちん、焼き肉屋、居酒屋などで是非おいて欲しいワインだ。
山田さんより、“何故このようなスタイルが必要か”のレクチャーがはいる。

各スーパーの販売のプロフェッショナルの面々は、どこを売り文句にするか?
この蔵の紹介キャッチフレーズ、販売ポイントを考えながらの訪問、皆真剣。

買付担当者として造り手と2ショットの写真をとる。
『私が自信を持って選んで来ました。』と売場に貼る写真になる。

トレサビリテの信頼感を証明する材料になる。大切なことだ。

STCのメンバーにとって、商品は売れるもの、ではなくて、“売るもの”である。
質販スーパーの生命線は、自分の売りたい本物商品を売り切るノウハウの確立にある。
まだ、お客さんが知らない商品で、トビッキリ美味しくて、体にも良く、地球にもやさしい商品を
適正な価格で販売して、お客さんに満足してもらうこと。
大手メーカーが宣伝して売れるようにしてくれた商品だけを売っていては生き残れない世界!
だから真剣である。

BMOのメンバー、山田さん(右)、桐谷さん(左)、斎藤さん(左中央)はそんなワインを
どんな風にして売るか、の販売指導の為に日本中を飛び回っている。