8
Août

Changement de l’ Epistème de nature !! 新旧の地殻変動!!

次世代ヴァン・ナチュール見本市 “BIM” 自然派ワインの進展もここまできたか!と思うようなワイン見本市が南ローヌで開催された。 まさに、新旧の地殻変動が進行しているのを感じる。 マルセル・ラピエールから始まったヴァン・ナチュールの世界、その影響を直接享けた人達から次の世代へバトンが渡されようとしている。 アンチ・テクニックの発想から“自然・ナチュール”とう名を使ったマルセルの時代。 実質上、90年代初期から世にでて、約30年弱が過ぎようとしている。 当時、20代、30代だった醸造家達が、50,60代になっている。 彼らの息子達が働きだしている。 次に控えている世代は、“自然が当たり前”で敢えてナチュールと名乗る必要性を感じていない。 これから始める人達にとっては、もうアンチ・テクニックの発想は全く消えている。 BIMはそんな世代ばかりが詰まった未来を垣間見るワイン見本市だった。 そんな面白いことを主催するのは、この人、ヴァランタン・ヴァルスValentin VALLESだ。 先週末の7月23日に南ローヌNimesニームの街の近所で開催された。 23日の17時頃から始まって21時まではテ-スティング、それから皆で夕食、朝まで続くお祭りだった。 メンバーは若者ばかり。スペインの次世代の天才醸造家二人の参加。 この世代にもう国境はない。 ラングロールの次世代チボーとスペインのコスミックやマスペリのオリオルがもう繋がっている。

9
Juin

あの世界初の自然派ワイン小説“テロワール”を書いた作家、北川ナヲさんIN PARIS

北川さんはパリ在住10年間、その間、私とパリのビストロを飲み歩き、自然派醸造元を一緒によく訪問していました。 日本に帰国して自然派ワイン小説“テロワール”を執筆。 小説に出てくる醸造家は名前こそ仮名を使っているけど、実在の醸造家がモデルになっています。 醸造家のことをよく知っている人が読めば、アッ!これはマルセルだ、ポールだ、と判るはず。 ソムリエ志望の日本青年がレストランで修業して、ついにはフランスまで渡ってのパリのレストランで修業して、自然派ワインに巡りあって、また色んな人達と出逢い繋がっていく物語です。 これからソムリエになろうという若者、もう既に活躍しているソムリエさん、自然派ワインに取り組んでいるショップの人、ビストロ経営者、参考になることが一杯出てきます。 何より誰よりもVin Nature好きの北川さんが書いた小説です。面白いよ!! 久々に一緒にビストロCoinstot Vinoコワンスト・ヴィノにやって来た。 ここには、いつも誰か自然派ワイン飲んべが集まっている。 いきなりラングロールのラ・ピエール・ショードのマグナムを開けた。 マグナム一本では足りなくニコラ・ルノーNicolas RenaudのVieux Sageヴィユ・サージュも開けた。 イヤー!美味しかった。 イヤー!楽しかった。 ――――――――――― ショップの人達へ 北川さん、この小説に関しては自費出版です。 お店でも是非、紹介・販売してやってください。  私のお勧めです。 モデルになった醸造家ブラインドクイズも面白いですよ! 『テロワール 波動』 北川ナヲ著 文芸社