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Mai

すべてが可能になるDomaine du Possible …………… ドメーヌ・デュ・ポッシブル、Loic Roureロイック・ルール NO1

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ”Part-17 ロイックは2002年にルシオン地方にやって来た。2003年よりワインを造っている。 ロイックはワイン造りがしたくて、フランス中で葡萄園をさがしていた。 ルシオンにたどり着いた当時、土地代が安くて驚いた。1ヘクタールが20万円ぐらいで買えた。 しかも100歳級の古木の葡萄園だった。 当時はルシオンのワインは全く売れなくて農園の倒産が相次いでいたのだった。 ルイックはお金もほどんどなかったけど工面して2h程買ってしまった。 でも醸造所はなかった。 (写真は2005年当時の私と二人) 2年遅れてドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドのエドワード・ラフィットがやってきた。 二人とも醸造所を探していた。 ランサック村の農協が倒産して建物がフリーになっていた。 二人で共同で借りることにした。 ロイックにあったのは、ワイン造りがやりたいというPASSIONだけだった。 こうして、正式に醸造元を立ち上げに成功。 不可能だと思っていたことが可能になった。 だから、DOMAINE DE POSSIBLEAと名付けた。 二人で一つの国を造って独立宣言した。国民2人。 国の名前は“JAJAKISTAN”ジャジャキスタン、二人のカートンにはMADE IN JAJAKISTANと明記されている。

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Mai

地の果て”Le Bout du Monde ル・ブ・デュ・モンド醸造-NO2

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ” Part-16 エドワード・ラフィットは独立して12年の歳月が流れた。 7ヘクタールの自分の土壌の細分にいたるところまで熟知してきた。 葡萄達もエドワードの狙っていることを理解している。 酸を残すために着々と根っ子を地中深く沈ませている。 ここの立地の問題点は毎年の乾燥度による水不足である。 地中深くに蓄水した水分を確保できれば酸を残すことができる。 最近のLe Bout du Monde ル・ブ・デュ・モンドのワインの完成度は凄い! ★L’Echappee belle レシャッペ・ベル 2016★ 淡いルージュな色合い.エッ、ロゼ?と思うほど淡い。ローブだけで飲み心を誘われる。 果実の爆発、柔らかいフレッシュな酸、もう一本スーット体に染み込んでいきそう。 果実味は花崗岩土壌で育つシラー品種60%から、フレッシュさはグネス土壌で育つカリニャン品種40%から。 ★Avec le Temps アヴェク・ル・タン2015★ マニフィック!!ワインだ!! 何て美味しいんだろう。 まさにエドワード・ラフィットが狙っていたワインのスタイル。 軽やかでいながら、内容が詰まっていて、柔らかくて爽やかでスーット体に入っていくワイン。 花崗岩土壌で育つカリニャンを、トロンコニック型木発酵槽で3週間のセミ・マセラッション・カルボ醸造。 勿論、自生酵母のみ、ピジャージもなし一切触らない。どこまでも柔らかくてタンニンを抽出。 だから繊細で上品なタッチ。 ここまでたどり着くのに時間がかかった。ワインの名前通り、Avec le Temps(時と共に)。 ★Danse encore ダンス・アンコール 2016★

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Mai

地の果て”Le Bout du Monde ル・ブ・デュ・モンド醸造   エドワード・ラフィット -NO1

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市“アンディジェンヌ”Part-15 本当に、ここの葡萄園に行くと、遠い“地の果て”まで来てしまったなあ!とジーッと見つめてしまう程の素晴らしい景色。 人里はなれてここは、まだ地球なのか?と思わず疑ってしまうほど。 こんな景観を見ながら育った葡萄達のワイン。 エドワード・ラフィットは、フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニックがエステザエルグ農協の醸造長時代に部下として共に働いていた。 ジャン・フランソワが独立して、ルシオンに来てしまった後、3年間、エステザエルグ農協の醸造長を務めていた。 自分も独立したくなって、後を追うようにここルシオンに来てしまった。 エドワード・ラフィットには最初から目指すワインのスタイルが決まっていた。 果実味を持ちながら、軽めでスーット体に入っていくワインを最初から目指していた。 だから、涼しい標高の高いところで、北斜面の涼しい畑が必要だった。 2005年理想の条件の畑を手に入れて醸造を開始した。 当時、同時期にルシオンに来たメンバーの一人で、一緒にジャン・フランソワ・ニックに醸造指導を受けていたのがYOYOだった。 姉弟のように仲の良い二人のワインは、最初から目指すところが同じだった。 南の太陽を生かしながら、熟してフレッシュさを残してスーット体に入っていくワイン。 二人とも標高の高い山の北斜面の畑を選んだ。 だから、二人のワインには共通するところが幾つかある。          

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★パシオン心斎橋店のラスト営業日について★

FERMETURE DU BISTRO – PASSION ET NATURE (OSAKA) 長年のPASSION営業お疲れさまでした。 関西の自然派の世界を築きあげた出城でした。 今はすっかり関西自然派の“型”が出来上がり、出城の役割から次の世界を 築き上げる新たなチャレンジャーとして変身していくのでしょう。 数えきれな思い出があり、それらの写真と共に、PASSIONに関わったすべての人に 御礼を申し上げます。 本当にお世話になりました。 これからも、自然派ワイン、よろしくお願いします。 今は亡きマルセル・ラピエールもお邪魔しました。 フィリップ・パカレが、フィリップ・パカレとモニカさんも ジェローム・ジュレが、フィリップ・ジャンボンが オリヴィエ・クザンが、ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポールが、 エリアン・ダロスが、ジャンピエール・ロビノとセナさん 、エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォが カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットが、あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも 藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。Merci!! あのマルセル・ラピエールもお邪魔しました。    フィリップ・パカレも。        フィリップ・パカレとモニカさんも               ジェローム・ジュレも          フィリップ・ジャンボンも              オリヴィエ・クザンも        エリアン・ダロス、ジャンピエール・ロビノ、セナ / エルヴェ・スオ、セバスチャン・リフォも      カトリーヌ・ブルトン、エドワード・ラフィットも    あのダール・エ・リボのルネ・ジャンも          ヴィエイユ・ジュリアンヌのジャンポール・ドーマン ドミニック・ドランも                   そして、私もお世話になりました          藤田社長、松井さん、本当にお世話になりました。有難うございました。

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Avr

濃いワインも大切 !!

美味しい牛肉に合わせたい、お勧め豊潤赤ワイン   Domaine Marcel Richaud , L’Ebrescade ドメーヌ・リショーのレブルスカド Domaine Charlotte et Jean-Baptiste Senat, Le Bois des Merveilles ドメーヌ・ジャン・バティッスト・セナのボワ・ド・メイヴェイユ Domaine de La Vieille Julienne , Les Hauts-Lieux ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ のレ・オー・リュー Domaine Le Bout de Monde , La Luce ドメーヌ・ル・ブー・ド・モンドのラ・ルス La Ferme Saint-Martin , Les Terres Jaunes ドメーヌ・ド・ラ・フェルム・サン・マルタンのレ・テール・ジョンヌ Vignobles Elian Da Ros , Clos Baquey ヴィニョーブル・エリアン・ダ・ロスのクロ・バケ

13
Nov

Amis Buvons *アミ・ビュヴォン*友よ、飲もうよ

先日の記事に続き、パリでは最近毎週月曜日に試飲会が行われています。 今回は,毎年Kévin*ケヴィンのレストラン、Autour d’un Verre*オトゥール・ダン・ヴェールで行われている « Amis Buvons *アミ・ビュヴォン*友よ、飲もうよ» の試飲会に顔を出してきました! 久しぶりに飲んだGérard Oustric*ジェラール・ウストリックさん、Le Mazel*ル・マゼルの2013年は、前に比べてより飲みやすくさわやか。 これは醸造法を全てマセラシオン・カルボニック(ブドウを破砕・徐梗せずに房をまるごと醗酵タンクの中に入れること)に変えたからだそうです! Planet*プラネット2013(カベルネ・フラン)や Briand*ブリアン2013(グルナッシュ)はフルーティでグイグイ飲めてしまい、 Raoul*ラウル2013(カリニャン)はとても繊細でエレガント。このキュベは一押しです! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ 次は、全キュベをマセラシオン・カルボニックで行っているLe Temps des Cerises*ル・タン・デ・スリーズ、Axel Pruffer*アクセル・プリュファーのワイン。 La Peur du Rouge*ラ・プール・ドゥ・ルージュ2014(赤が怖い)はマセラシオンをしたシャルドネを使用。 『今回は収穫を2回に分けたんだ。最初の収穫には、まだ完全に熟されていないブドウを、2回目の収穫は、キレイに熟されたブドウを。そうすることによって、フレッシュ感を得て、しかも香りもしっかりと出ていて、より爽やかでフルーツも感じられるワインになるんだ。』 確かに柑橘類の香りも漂い、口に含むとミネラル感と丸みが広がりさっぱりなワインに仕上がっています! 唯一残っている赤は、グルナッシュ100%でできあがったUn Pas de Côté*アン・パ・ドゥ・コテ2014。赤フルーツや花畑が匂い、香りはまさにナテュール!とにかくブドウジュースみたい!女の子でも一本簡単に飲めてしないそうな、危ない赤ワインです!! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ となりでニコニコと待っていたのは、Domaine Le Bout du Monde*ドメーヌ・ル・ブ・デュ・モンドの Edouard Laffitte*エドゥワール・ラフィット。久しぶりに合うのでお互いにテンションが上がりまくり!彼のワインも、マセラシオン・カルボニックでフルーツを最大に引き出しています。 Tam Tam*タムタム2013(シラー100%)はとてもジューシーでシラーの華やかさが分かりやすく表現されています! Hop La*ホップ・ラ2013(グルナッシュ40%、シラー40%、カリニャン20%)は黒味のフルーツを齧っているかのように濃厚!でもフレッシュ感が大いに感じられるので、全然疲れない! Avec Le Temps*アベック・ル・タン2013(カリニャン100%)は今回一番上品で丸みがあり、とてもエレガントに感じました。 そして個人的に大好きなLa Luce*ラ・リュース2014(グルナッシュ100%)は相変わらず花の香りが漂い、長く続く繊細な後味が印象的! ≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈ 初めて出会うOlivier*オリビエ。彼は、Sylvain Respaut*シルヴァン・レスポーとコンビを組み、一緒にワイン造り及びハチミツを造っています!ここでは樽は タブー!しかもブドウ木は標高300mに植えてあるので、とてもフレッシュ! 白のTangerine*タンジュリン2014は粘土石灰質のテロワールから収穫されたシャルドネ80%とソービニョン20%のワイン。飲みやすくて明るい口当たりで、いつの間にか無くなってそうなアペタイザーワイン! Pink […]