9
Mai

奇跡的事実!ルシオン地方のワイン歴史を変えた醸造家二人が同じサロンに参加!

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-6 ★時代の変化を感じさせる事実★ Jean-Francois NICQジャン・フランソワ・ニックとGerard GAUBYジェラール・ゴビーが同じ屋根の下で試飲会に参加するなんてことは事情通の人達にとっては考えらえない事実。 ここでは細かな説明は避けるとして、水と油ほど違う二人。 変な意味は全くないけど、あらゆる意味で本当に接点が全くなかった二人。 生き方も考え方もすべてが違う二人。 それが今回、この二人が同じ試飲会に参加しているのを見て、時代が変わりつつあるな、と感じた。 と何かを感じたのは、私だけではないだろう。 自然派という概念が必要ではない時代が来ているのを感じる。 その方が、多くの醸造家を結びつけることができるのではないだろうか。 違う角度から美味しいワインを造ることに専念してきた人達が、結果的に同じような方向に接近してきているのを感じる。 私にとっては、同じ会場でこの二人のワインを移動しながら比較試飲できるという素晴らしい機会ができて最高だった。 いろいろ考えさせられる出逢いだった。      

9
Mai

Salon de vin “Indigenes”ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-5

このワイン見本市アンディジェンヌは、予想をはるかに超えるレベルの醸造家が集まった。 地中海沿いの産地だけでここまで充実した見本市ができるなんて想像できなかった。 この日はフランス中で重要なワイン会が開催されてた。 かなり迷った結果、第一回目だったこのINDIGENESに来た。 正解だった。ホントに来てよかった。 スペイン領とフランス領にまたがっているカタロニア地方の偉大なテロワールと、そこでワイン造りに営む“人”の素晴らしさをあらためて再発見できた。 そして、バルセロナで活躍しているこの二人にも再会できた。 その一人は、1ケ月前に、BMOイベントにて日本で一緒だったYUKOさんとも逢えた。 スペインワインを日本に紹介する女性だ。相変わらず元気一杯のYUKOさんでした。 そして、バルセロナで活躍しているフランス人のブノワ夫妻にも久々に再会できた。 ブノワさんはバルセロナでL’Anima del viという自然派ワインバーを経営している。

9
Mai

世界遺産級120歳の葡萄をアンフォラで醸すCOSTADOREコスタドール

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-4 コスタドール・フォアンさんとの最初の出逢いは丁度1年前だった。 バルセロナで開かれた自然派ワイン見本市VINS NUSヴァン・ニュの時だった。 ワインを飲んで感動した。その場で即、翌日訪問を申し込んだ。 翌日、葡萄園を訪問してビックリ!! こんな古木の葡萄木を見たのは初めてだった。 正式には年齢不明、恐らく130年は超えているのではないか? フォアンさんと話してまたビックリ。 フランスのワイン事情、多くのフランス醸造家のワインを飲んで研究していた。 その知識と事情通に本当にビックリした。 やりたいことは、何があっても実行する徹底ぶりにも驚き。 発酵用のアンフォラも特殊。 ボトルも特殊。 品質も味覚も特別だ。

9
Mai

宇宙を感じさせてくれるスペインワインCOSMICコスミック

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-3 フランス国境に近いピレネー山脈の端スペイン側。標高500mと宇宙に近い山の中。 たったの5.5ヘクタールの畑を丹念に耕すSalvador Batlleサルバドール・バトルさん。 醸造も自生酵母のみ、SO2も極小。 驚く程、洗練されたワインを醸す。 今までのスペインワインには存在しないスタイル。 どこまでも透明感があって、宇宙遊泳をしているような真空な宇宙を感じさせてくれる         あまりにも印象が深かったので、初日と二日目も試飲した。 2日目は皆がCOSMICの事を話すので、ブースは人だかりでなかなか近づけなかった。 やっぱり、真っ直ぐな透明感が素晴らしい! すーっと宇宙に吸い込まれて行きそうな感じ。        当然ながら、5.5ヘクタールしかないので量が激小だ。 僅かしかもらえないけど、これも日本向けに予約を確保した。 楽しみにしていてください。          

9
Mai

感動の醸造家! Oriol Artigasオリオル・アルティガス!!

Salon de vin “Indigenes” ワイン見本市アンディジェンヌ Part-2 スペイン新時代の夜明けを感じさせる醸造家だ。 もう国境はない。 スペインにも美味しいワインがある、なんて時代が終わった。 言葉を失う程のPrecision精確さ、精密さ。 ここまでの液体が!! この世界を急激に進化させる起点になるワインとなるでしょう。 何故? 日本にはまだ入っていません。 これから入ります。 極少量しかありません。 既に世界から取り合いに。 何とか確保しました。 日本にはいります。

9
Mai

Salon de vin “Indigenes”ワイン見本市アンディジェンヌ  Part-1

地中海沿いのスペイン国境に近い街Perpignanペルピニャンにて第一回目の大自然派ワイン見本市が開催された。 スペイン、南仏の自然派が約80社集まった。 4月30日、5月1日の二日間に渡って行われた。 第一回目に関わらずヨーロッパ中のバイヤーが来ていた。 自然派も大きく動いているのを感じる 。 非常に面白い試飲会だった。 また、多くの発見、出逢いがあった。 今、カタルーニャ地方のルシオン、スペインが面白い。

28
Août

2015年収穫開始 ・ JOLLY FERRIOL – ジョリー・フェリオル

15年は史上最高に美味しい微発泡酒、PET ‘NATができるだろう!! 毎年、フランスで最も早く収穫を開始するのが、ここジョリー・フェリオル醸造である。8月中旬に収穫を開始。世界中から取り合いの超人気ワイン、ジョリー・フェリオルの微発泡酒、PET ‘NAT用のムスカ品種を収穫。 キリっとした酸を残す為に、完熟の手前で収穫する。 今年はフランス中で大騒ぎの40度に達する高温だった。しかし、ここルシオン地方は毎年の猛暑で、ここの葡萄木達なもう慣れている。 2015年の猛暑はここでは、別に驚くことでもない。 昨年の方が1週間早く収穫を開始したほどである。 シスト土壌で育つムスカは、キリっと締まった酸を残してくれる。 シスト土壌独特の冷たいミネラル感がこの微発泡酒の人気の理由だ。 何て美味しいんだろう! 今年は、晴天日が多く乾燥度が強かったのと、タラモンターヌと呼ばれる風も強くて、更に乾燥度が激しかった。 お蔭で、病気の発生が皆無だった。腐った葡萄が一粒もない健全な葡萄を収穫完了した。しかも、強風のお蔭で酸まで濃縮して発泡酒のペット ‘ナットには最高の条件が備わっての収穫だった。 史上最高に美味しいスカットしたPET ‘NATになる! 二人の愛情と夢と喜びを泡に閉じ込めたPET ‘NAT ペット ‘ナット イザベルとジャンリュックは2005年に パリから移住してきた。イザベルの家族の故郷でもあった。 イザベルはダンスとヨガの先生をやっていた。 ジャンリュックは情報処理管理の会社を経営していた。 コンピューターのエンジニア出身。 好きな事を見つけるとトコトン突き進んでいく二人。完全な自然、完全手作りの 発泡ワインを造りあげた。 スペインの国境に近いルシオン地方にまるでマカロニ・ウエスタン西部劇に出てきそうな風景の街 Espira de l’Agly エスピラ・ド・ラグリ という村がある。そこに、数百年前にはナポレオン3世やイギリス王室に納めていたほど有名なドメーヌが、ほぼ廃墟化していた。好奇心旺盛な二人は、ここを再生させることに後半の人生を賭けることに決めた。畑、土壌を調査すると途轍もない可能性を秘めた銘醸の土壌であることを発見。シスト土壌と石灰土壌の境に位置して畑によってはその二つが入り混じっている特殊な土壌をそなえていた。 口にした誰もが »笑顔 »になるワイン 自分達のこの夢、喜びを表現できるワインを造りたかった。ドメーヌの横にシスト土壌に果実味の豊かなムスカ品種が植えられていた。誰もがホッとする果実味だった。これで発泡ワインを造って、その泡の中に自分達の夢とかこの喜びを閉じ込められたら・・想像しただけでもワクワクしてきた。勿論、栽培は最初からビオ栽培。醸造もジュル・ショヴェ、マルセル・ラピエール系の自然派醸造を継承。 ジャンリュックはこの地に来た時、ペルピニャンのワイン学校に通った。その時の同級生が、あのYOYOさん、ドメーヌ・ポッシブルのロイックなど自然派の醸造家の卵が多数いた。そして、ジャンフランソワ・ニックに出会、自然派の造りを学んだ。 栽培、醸造、ビン内二次発酵、デゴルジュマン、便詰めすべて手作りを実現。   ここまでの手作業、愛情を込めたワインは存在しない。貴重な一本!! 友人や近所の知り合いが集まって収穫、ほぼ毎年同じ人や醸造家に成りたい人達がやって来る。収穫した葡萄は傷つかないように底の浅い籠に入れて丁寧に醸造所に運ぶ。葡萄の温度が高いまま発酵槽に入れると雑菌が繁殖するので、一晩クーラー室に入れて冷やす。 翌日に、そのままプレス機にかけてジュースを絞る。 ビン内二次発酵の時、糖や酵母菌を入れない本当に自然なアンセストラルの発泡ワインを実現。 ジュースをタンクに入れてゆっくり発酵する。 ここからがジャンルックの計算が始まる。 まず最初のジュースの糖度を図り、毎日の発酵の進み具合、糖度をチェック。 残糖が18gになった時に、タンクからビン内に詰めてビン内二次発酵をして、その発酵で生じた泡を閉じ込める。この糖度の具合が超大切なのである。すべて手作業でやる。 すべての人が笑顔になるワインを丹精に造りげた! ビン内発酵、デゴルジュマン、注ぎ足し作業、キャップシール付け、すべてが 手作業という贅沢な造り、本当に、ここまでの手作りは存在しない。 まさに、採算など考えず、愛情、夢、喜びを、すべての泡に閉じ込めた一本。 今、世界中からこの貴重なワインの引き合いが殺到している。 幸いにも日本への出荷量が一番多い