10
Déc

安くて旨いワインを造るスヴィニャルグ三銃士のワイン

(オザミ・デ・ヴァンにて) 同じスヴィニャルグ村で頑張る仲間、Mont de Marieモン・ド・マリー醸造のティエリーのワイン“Anathème”アナテムも開けました。 今、なんと素晴らしいワインなんだろう! この品質でこの価格!! 自然派は高いとお思いの皆さん。 このスヴィニャルグ村の醸造家仲間の哲学は、凄いですよ。 『ワインは誰でもが買えるような価格でなければダメだ!』 彼らがやっている仕事、栽培から醸造まで、本当に自然で、大変なリスクを負いながら努力している姿には感激ものです。 この哲学の言い出しっぺが、ティエリーです。このワインを醸した男です。そして、リーズナブルな価格。 安くて旨いワインを造るスヴィニャルグ三銃士 ティエリーはコンピュター技師からの転身。 もう一人、あの激安ウマのポンポン・ルージュPompom rougeを醸すヴァンサン(真ん中)もいる。

10
Déc

南仏ラングドックからローラン・バニョルが日本にやって来た!

   三拍子揃ったマス・ロー醸造。 1-自然な造りで、2-美味しくて、3-リーズナブルな価格 自然派って美味しいけど高いよね、という方へお勧めのワイン達を醸す男が来日! 2年前、待望の女の子が生まれて、張り切っているローラン。 ローランは今、2歳の女の子にくびったけ。 一週間だけお別れで日本出張。 人口400人のスヴィニャルグ村から東京にやって来た。 とりあえず日本の居酒屋へ。 まず日本ビールをあおり、大好きなお寿司に突撃。      今夜はザ・日本の居酒屋のツマミを食べながら一週間スゲジュール打ち合わせ。 東京、四国の土佐、石川県金沢と忙しく動き周る。 かなりハードなスケジュールが待っている。

22
Sep

STC TOUR 最後の訪問・素朴に極を走る                MAS LAUマス・ロ―醸造

ラングドック地方 5日間の質販スーパーの皆さんとの暑く熱い旅も最後訪問。最後にふさわしい蔵。 ローラン・バニョルのMAS LAUマス・ロー醸造。 [S] [T] [C] を体と心で学ぶこの合宿ツアー。 [S]= Soleil …. 太陽、光、宇宙、気候、乾燥、暑さ,水、引力、浮力 [T]= Terre …. 地球、大地、土壌、鉱物(ミネラル)、地中に生きる微生物、 [C]= Coeur …. 心、人、情熱、真心、志、勇気、哲学、生き方、性格 そして、葡萄木。 ワインは 天、地、人、葡萄 が縦横無尽に関わりあったエネルギーの液体です。 この4つを体と心で学びました。 厳しい流通業界で働く質販スーパーの皆さんに少しでもお役に立てて頂ければ幸せです。 日本の日常の中に本物ワインが少しづつでも浸透していくことが何より嬉しいことです。 普通に食品を買いにくる普通の人に、本当に美味しいワインを飲んでいただきたい。 大手スーパーの横で、本当に美味しい本物食品を販売することにPASSIONを燃やす質販スーパーの皆さんに本物ワインでお役に立てることが心より嬉しく思います。 世は着実に進化している。この流れは誰にも止められない。

22
Sep

隠れ世界遺産級の葡萄Oeilladeウィヤード品種に籠めるPASSION !!

元ソムリエ・ローラン・バニョル 素朴に極を走る MAS LAUマス・ロ―醸造/ラングドック地方 今はすっかり抜かれてボルドー品種のメルローやカベルネなどに植え代えられてしまっている。 そんな貴重なウィヤード品種の100歳の古木がこのSouvignargueスヴィニャルグ村には残っていたのである。 長いワイン造りの歴史を経てその土地に栽培されてきた品種は、その土地に最も適しているのは当たり前。 ここ地球温暖による暑さと乾燥には、他の品種では耐えられない。 このウィヤード品種は、暑さと乾燥に慣れている。全く問題なく育っている。 まさに、oeilladeウィヤード品種の真価が発揮される時代の再来である。 しかも、軽いアルコール度数で果実味が爽やか、スイスイ入ってしまう今風のワイン。 100歳のoeilladeウィヤード品種の区画はやや高台にあり北向き斜面、 北からの涼しい風が直接当たる。 この村の区画では生き残っていることだけでも凄いこと。 100歳ともなると、区画内の葡萄木の数も少ない。 採算性だけを考えたら、とっくに引き抜かれて植え代えられているだろう。 ローランの頭には、飛っきり美味しいワインを造ることが第一! お金のことは天に任せっぱなし。 贅沢しなくても幸せにファミリーが生活できれば満足。本当にワイン造りが好きな貴重な人だ。 心より応援したい醸造家の一人。Mas Lau マス・ロー醸造のLaurent Bagnolローラン・バニョル。 ローランのワイン(ラベル)を見つけたら、躊躇なく飲んでください!! ローランの素朴にやりきっているPassion ,エモーションが伝わってきますよ!

22
Sep

元ソムリエ・ローラン・バニョル 素朴に極を走る                    MAS LAU マス・ロー醸造

ラングドック地方 何もなくても溢れんばかりPASSIONと愛するファミリーがある。 ソムリエをやりながらも、ワイン造りがしたくて、したくて我慢できなかった。 そんな時、Souvignarguesスヴィニャルグ村でワイン造りをしているティエリーに出逢う。 そんなローランを見て、ティエリ-は誘わない訳にはいかなかった。 『自分の蔵の一部を使ったらいい。』 ローランは即断した。 ここSouvignarguesスヴィニャルグ村には絶滅しかけている品種が生息している。 その名はoeilladeウィヤード品種である。 100年前はラングドック地方の主力品種だった。

29
Mar

LE MONT DE MARIE * ル・モン・ド・マリー

LE MONT DE MARIE * ル・モン・ド・マリー  美味しくて、アル度も軽めで、自然な造り、安いと4拍子揃った夢のワイン 夢のワインを造るThierry Forestier*ティエリー・フォレスチエ 今フランスでも話題になっている醸造元LE MONT DE MARIE*ル・モンド・マリー醸造へ訪問。 畑仕事の邪魔にならないように夕方に訪問をした。 もう日焼けした顔、畑仕事で鍛えた逞しい体、満面の笑顔で畑から戻ってきた。 ティエリーは数年前に人生を転換した ティエリーは自然派ワインの大愛好家だった。しかし近年、価格が高くなってきていることに危惧していた。 『やはりワインは誰でも買える価格であってほしい。』 ティエリーは高等ビジネス学校を出てインタナショナル・ビジネスをコンピューター・システム使ってアドバイスする仕事をパリの一流企業で働いていた。でも、コンクリートの中でコンピューターと向きあって一日中仕事をする生活に疑問を感じていた。 たった一度の人生だ。ティエリーは決断した。『自分でワインを造ろう!』 ティエリーはグイグイ飲めてしまうスタイルのワインが好きだった。 自分が造りたいワインもそんなワインだ。 100年程前、フランス人が水代わりにワインを大量に飲んでいた時代があった。 その頃のワインはアルコール度数が8~11度ぐらいしかなかった。 ワインが13度というのが慣例になったのはつい最近のことだ。 昔、ラングドック地方はアルコール度数が8~11度というワインを大量に造っていたのである。 こんなワインを北フランス、北ヨーロパにドンドン出荷していたのである。  昔はまだ機械もなく、勿論コンピューターもない時代の人々の労働はすべて体を使て働く肉体労働の時代だった。 労働者達が厳しい肉体労働をしたあと、ゴクンゴクンと水代わりに飲めるワインが必要だった。 当時のワイン造りは、まだ農薬も化学肥料もない時代の話である。 勿論、人工酵母もない時代の話である。 つまり今風に云えば自然派ワインだったのである。 アルコール度も10度前後と低く軽くて飲みやすいビュバビリテー最高のワインが多かった。 酸が残っているし果実味の乗った、実にバランスのよいワインだったようである。 100年前のラングドックの主力品種はアラモン、サンソー、カリニャン!! その頃のラングドックの品種はアラモン、サンソー、カリニャンそしてアリカントなどが主力品種だった。 昨今のラングドック地方の主要品種シラー、グルナッシュなどは少なかったのである。 メルロー、カベルネなどのボルドー品種は20年ほど前から栽培されたにすぎない。皆無だった 歴史は繰り返す。軽快なワインの需要が増大!! そして今、軽くて、グイグイ飲める飲みやすいワイン、つまりビュバビリテーの高いワインの需要が増大している。 昔は肉体労働で疲れた体を癒す為にグイグイ飲んだ。 今もそれに似ている。 ティエリーはコンピュター技師でもあり頭脳を使う仕事をしている人だった。 でも昔の肉体労働に匹敵するほどハードな労働であった。 そんな体を癒してくれるのは、グランヴァンのように濃淳豊満なワインのスタイルではなかった。 軽めでグイグイ飲めてしまう美味しいワインだった。だから自然派ワインの大ファンだったのである。 自分でワインを造ろうと決意したのは、“自分のようにパリのオフィスで頭脳を使って働く人達も、現在のスピードの速い時代はまさにハードな肉体労働そのものだった。 軽快でグイグイ飲めて優しく体に沁み渡っていくようなワインが必要だった。しかも価格も比較的安いワインを必要としている。”といつも感じていたからである。 ワインは誰でもが手に入るような価格でなければと思っていた。 ティエリーは調べた。まず安く造るには土地代の安いラングドックだろう。 探していた時にニームの近くのソヴィニャルグ村にたどり着いた。 アラモン、サンソー、カリニャンの古木が沢山残っている地域だった。 スヴィニャルグ村はローヌ地方とラングドック地方の中間に位置していて、忘れらている葡萄栽培地区でもあった。AOCも存在しないまるでブラックホールのような場所だった。 栽培されている品種もその昔、ラングドックが全盛期だったアラモン、サンソー、カリニャンなどの古木が今でも栽培されていた。 流行から取り残されていた地区だったのである。 ティエリーはこのアラモン、サンソー、カリニャンなどの古木に注目した。 […]