6
Oct

Bistro Repaire de Cartouche – バルセロナのYUKOさんがPARISに来た!

バルセロナで活躍するYUKOさん、来パリとあっては一杯やらない訳にはいかない。 PassionビストロのRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュへやって来た Yukoさんとは4か月前に日本で逢って、一か月前にスペインのタラゴナで逢ったばかり。 いつもバルセロナの太陽の様に明るく元気なYukoさん。 今回は京都の大鵬さんのVerre Voléのイベントに来たらしい。 終了後、大鵬さんとバルセロナのブリュタルでのイヴェントまで同行するとのこと。 忙しく活躍するYukoさん。生きてるね!って感じ。 ここRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュに来たら、まずこれでしょう。 René-Jean の白を注文したらいきなりこれが出てきました。 サンジョゼフのPitrouピトル2004年だ。 ヤー、な..なんという液体だ。 もう13年という歳月が流れている。果実味はもう薄れてビシッとミネラルからくる“うまみ”が太くなっている。 このミネラル感は永遠につづくのでは、と思ってしまうほど芯がある。        ルネジャン 『エルミタージュやここサンジョゼフのテロワールは、本当は白の方に向いているんだ。昔は、この地区では白の方が多かった。近年AOCの制定以後は赤のイメージが強くなって、皆シラー品種ばかり皆植えるようになってしまった。』 このルネ・ジャンの言葉をいつも思い出す。 Dard et Riboダール・エ・リボの白を飲む度に感動する。 ルペール・ド・カルトゥッシュのカウンターでしばらく沈黙するほど感激してしまった。 エモーション、エネルギーが心、体の奥に伝わってくる。 Pitrouピトルという名前はこの畑の所有者のお祖父さんの名前からとったもの。 この区画は、ルネ・ジャンの家の目の前の急斜面の畑。 白っぽい花崗岩が多く直ぐ下は花崗岩の岩盤。 このピトルの強烈なミネラル感は、この花崗岩からだ。 この美味しいピトルをバルセロナのYUKOさんと分かち合えてよかったです。 こんないい状態で13年間、保管していたルドルフは凄い。 今、パリでは自然派ワインを飲ませるビストロが竹の子の如く増えている、でもこんな希少なワインを持っているところは少ない。やっぱりRepaire de Cartoucheルペール・ド・カルトゥッシュは凄い。 YUKOさん、PARISを楽しんでください。 ありがとう。

11
Avr

春の祭典・自然派大試飲会 ラ・ルミーズ * LA REMISE-NO5

果実の爆発!!Gregory Guillaume グレゴリー・ギヨーム PART-1 アルデッシュ地方はホントに自然派の宝庫だ! これまた、凄い醸造家が育っている。 グレゴリーは洞窟探究家・地質研究家だった。 ある時、洞窟の中でアルデッシュの名醸造家ジェローム・ジュレと遭遇。 そのジェロームのワインを飲んで驚愕! 透き通った果実味、まるで葡萄ジュース! 自然が、感情が、PASSIONが液体になったような飲み物にであって、人生が変わってしまった。 洞窟も好きだけど、この液体の方が数段面白そうだった。 気がついた時は、もうジェローム・ジュレ醸造所で働いていた。 グレゴリー・ギヨムは決断すると、もうまっしぐらの性格。 2011年に3Hの畑をアルデッシュの奥地に手に入れた。 まるで、盆栽を育てるように葡萄を育てている。 この辺一体は200年前まではあたり一面に葡萄園があってフランスでも有名な産地の一つだったところ。 皆さんご存じのフィロキセラ害虫の難の後、見捨てられた産地となっていた。 この話しにも、グレゴリーは感激。山の上部の方も昔は、段々畑となっていて葡萄が栽培されていたところ。 今は、野生化して低木草が密集している。 グレゴリは将来的には、コツコツと再生させることを決意している。 200年前、フランスでも銘醸畑だった畑が、近々に復活するだろう。

27
Mar

Domaine de la Vieille Julienne ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ

Domaine de la Vieille julienneドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ パップのテロワールを精密に表現することに賭けているジャン・ポール! ジャン・ポール・ドーマンは、シャトー・ヌフ・ド・パップのテロワールを表現する為に多くの試作を繰り返した。 自然派の造りの除梗なしのグラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)も、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造も、何年も試して、実験を繰り返した結果、ジャンポールは除梗することを選択した。 ジャンポールにとっては、除梗して、どこまでも繊細で上品に表現することが、ピュアーなシャトー・ヌフ・ド・パップのテロアワール表現だったのである。 今、自然派ワイン醸造家が進化しつつある。 その方向性の一つに、除梗する造りも含まれている。 近年、主要な自然派ワイン醸造の造りは、グラップ・アンティエール(葡萄房丸ごと仕込み)や、セミ・マセラッション・カルボヌック醸造が主流となっている。 この方法を洗練させて、薄めで果実味が全面に出ている葡萄ジュースのようなワインが典型的な自然派のスタイルとして確立されてきた。 最近、自然派醸造家の中でも、除梗する造りが少しずつ増えて来ている。 彼らがやっていることは、過去の普通のトラディション醸造ではない。 より洗練させた方法を生み出している。 濃厚さ、芳醇さを備えながらも、体に沁み渡っていくワインのスタイルである。 そう、ジャンポールのワインに似ているのである。 ここには、接ぎ木してない120歳を超える古木のヴィーニュ・フランセーズが多く生き残っている。

18
Sep

Elodie Balme

エロディバルムとリショーへ! 可愛いエロディバルムのおかげで、刺すような太陽の暑さも忘れるくらい、ボス山田のテンションがあがる…笑 エロディバルムはリショーの元で働き、基本的なスタイルは似ているものの、やはり女性らしく色気を感じるスタイル。リショーはより骨格のしっかりした力強さを感じるスタイル。 でもどちらにも共通してるのは、度数が高く濃さもあるのに、アルコールを全く感じさせないこと! リショーのセラーには、ロワールのニコラローがコッソリ置いてある。 聞いてみると、「彼のワインは最高だよな。注目しているよ!」とリショー。 夜は、地元で人気の自然派ワインとイタリアンのお店と、新しく出来た自然派ワインバーへ。 リショーはもちろん、エロディバルム、フィリップヴァレット、フェルムサンマルタン、クロマソット、ジョリーフェリオルなど、、錚々たるメンツ! ストック場所も見せてもらったら、リショーとフェルムサンマルタンが何ケースも箱積み‼︎‼︎ リヨンでの人気もスゴかった!