21
Août

ラパリュ・ヌ−ヴォ−2008年 – Lapalu Nouveau

ラパリュ・ヌ−ヴォ−2008年-青い空と広がる葡萄園 コ−ト・ド・ブイィの山の南側に位置する畑 昨夜はリヨンの街に泊まった。 今朝は雲もあるが青空が多い良い天気だ。朝8時にリヨンから高速道路A6に乗り北に30キロほど走ったヴィルフランシュ・シュ−ル・ソ−ヌの北出口で降りて県道43号線をBEAUJEU方面に10分ほど行ったところにラパリュがあるST-ETIENNE-LA-VARENNE村がある。ブイイの山の南側に位置している。ボジョレ・ヴィラ−ジ地区の畑ではこのブイイの丘の周辺が最も早く葡萄が熟すと云われている。 ジャンクロ−ド  『毎年ここの畑が最も早く熟す。今年もヴェレ−ゾン(色づき)が最も早く始まっている。』 伊藤  『本当だ。モルゴンの方はまだこんなに色づいていなかった。』 ジャンクロ−ド  『それでも、去年より1週間から10日ほどヴェレ−ゾンが遅れている。だから今年の醸造はあまり時間がない。色んな事を想定して醸造シュミレ−ションを模索している。』 伊藤  『どんなことを考えているんだい?』   ジャンクロ−ド  『今年は“ピエド・キュ−ヴ”をやろうと思っている。つまり収穫の3日前に少量の葡萄を収穫して自生酵母を活発化して準備しておくつもりだ。特に日本向けは飛行機便まで決まっているので遅れるわけにはいかない。かといって人口酵母を加えるつもりはない。あくまでも自生酵母のみで発酵をやるつもりだ。』 家族の夢と希望が詰った新築したばかりの醸造所

20
Août

パカレ・ヌ-ヴォ−2008年夏の陣 – Pacalet Nouveau

8月中旬、アメリカから帰ってきたばかりのパカレとボジョレを訪問。2008年ヌ−ヴォ-の畑の状況確認と選別の為だ。毎年、モルゴン近辺のボジョレ・ヴィラ−ジ地区の畑で造っている。セルシエ村の畑が中心になっている。 朝、パリから7:30のTGVに乗って9:00時にはマコン駅に到着。1時間半でついてしまう。駅でレンタカ−を借りた。今日から3日間はボジョレに滞在して2008年ヌ−ヴォの途中状況を確認するためだ。初日は、フィリップ・パカレと一日をゆっくり過ごした。 今年のモルゴン、フル−リ近辺は雹の被害にあったところが多い。標高が高いところがやられていた。 そして、葡萄の色づきが遅れている。例年ならこの時期はほぼ黒い色の葡萄房が見られる頃なのにまだほんのり薄いピンク色と青い葡萄が殆どだ。収穫が遅れそうな感じだ。 伊藤  『8月の今の段階ではどうか?』 フィリップ  『まだ、今の段階では何ともいえない。ただヴェレ−ゾン(色づき)が遅れているのが現状だね』 伊藤  『7月は結構暑い日があったけど、8月に入って比較的に涼しい日が続いている、その影響はどうだろう?』 フィリップ  『まだこれからの天候の方が大切だ。それと、ピノ・ノワ−ルとガメ品種はそれほど太陽を必要としていないんだ。かえって、このくらい穏やかな太陽の方がガメらしいガメが出来上がるんだ。だから今年は期待できると思うよ。』 伊藤  『5月と8月に雹が降ったけどその影響は?』  フィリップ  『今年は選別の年だね。葡萄園の選別と収穫時の選果が大事な作業となる。これからの天候に期待だね。』

19
Août

ブラブリエ−ル・ヌ−ヴォ−2008夏便り−Braveliéres Nouveau

ブラブリエ−ルの樹齢100年のガメ−畑、8月13日撮影  今年はテロワ−ルの年になる。 2008年は、葡萄の色づきが遅れている。2007年に比べても1週間は遅れている。ヴェレ−ゾンと呼ばれている色づき、(葡萄の皮が色づくこと)が始まってから45日間程で収穫が始まる。2008年は収穫が9月中旬から9月25日頃になると予想されている。 ヌ−ヴォ−は出荷日が既に決まっている為に遅れることが許されない。アルコ−ル発酵やマロ発酵が順調に速やかに進むことが大切な年になりそうだ! 特に自然派は補糖もしないし、人工酵母も添加しないので順調に進んでくれることを祈るばかりだ。 2008年は夏の太陽が現在のところ例年より少ない。つまりテロワ−ルが表現しやすい年になりそうだ。 太陽が強い年は、葡萄が良く熟して果実味が主体のワインとなり、テロワ−ルをマスクしてしまうことが多い。2003年、2005年がそうだった。今年は果実味よりテロワ−ルが勝るワインになりそうだ。醸造元の畑と腕の違いが明確になる年になりそうだ。  今年のブラブリエ−ル・ヌ−ヴォ−は樹齢100年の葡萄を使用

15
Août

Mes Vacances Gourmandes〜私のグルメなバカンス

J’ai profité de mes vacances à Marseille pour rendre visite à ma grand-mère qui vient de fêter ses 91 ans…J’ai bien sûr aussi profité de mon passage à Marseille pour visiter deux trois endroits gourmands… バカンスの間、91歳のお誕生日を迎えた祖母のいるマルセイユに行ってきました。 そして、そのついでに美味しいレストランへ2-3軒行ってきました・・! La Part des Anges : Petit bistrot, caviste, restaurant en plein cœur de Marseille (rue Sainte à deux […]

14
Août

Chez Fonfon

Chez Fonfon レストラン *お店情報 140 Vallon des Auffes 13007 Marseille TEL : 04 91 52 14 38 FAX : 04 91 52 14 16 MAIL : contact@chez-fonfon.com SITE : http://www.chez-fonfon.com *価格情報 30ユーロ〜60ユーロ メニュ:42ユーロ〜55ユーロ 1952年から続いているブイヤベースのスペシャリスト!

14
Août

Le Petit Nice Passedat

Le Petit Nice Passedat ホテル・レストラン *お店情報 Anse de Maldorme – Corniche J.F. Kennedy 13007 Marseille TEL : 04 91 59 25 92 FAX : 04 91 59 28 08 MAIL :contact@passedat.fr SITE : http://www.passedat.fr *価格情報 50ユーロ〜・・・・ ジェラール・パセダ氏がシェフ:予算に注意!

14
Août

La part des Anges

ビストロ・レストラン・ワインショップ *お店情報 33 rue Sainte 13001 Marseille TEL : 04 91 33 55 70 MAIL : marseille@lapartdesanges.com SITE : http://www.lapartdesanges.com *営業情報 平日:月曜〜日曜     9:00〜2:00   無休

14
Août

Paris Plage – パリ・プラージュ

今年もパリ・プラージュ(パリの海岸)の季節がやって来ました! このイベントは2002年から行われていて、 バカンスにいけない人達のために企画されたものです。 アンリIVの橋からチュイルリー公園まで3Kmにも続く海岸。 年と共に規模も大きくなり、訪れる人、 そして催し物も増えていっています! 夏と言えばヤシの木!そして白い砂!デッキチェア、ハンマック、パラソルも用意されていて、パリジャンは皆くつろぎモード。水着を着て、南仏にバカンスに行ったかのように日焼けにいそしんでいます。 子供達も楽しめるように、プールや卓球、サッカーゲーム台も置かれています。大人のためにもビーチバレー大会やアクアジム、おじいちゃんたちの国民的スポーツ、ペタンク(金属の球を転がして標的に近づける遊び)の大会などが行われています。 そして夜になると今度は若者達で賑わいます。ジャズ、サンバ、サルサ、ヒップッホップなど、幅広いジャンルのミュージシャンやダンサー達が一生懸命3Kmの海岸を盛り上げてくれます! 皆で踊って歌って、行き交う人皆で演奏をしたり、ピクニックをしてみたりと、とてもパリとは思えないアットホームさです!とにかく楽しい!! 7月の半ばから8月中旬まで続くパリ・プラージュ。皆さんももしこの時期にパリに訪れる機会があったら是非遊びに行ってみてください!

14
Août

Une Table au Sud

Une Table au Sud レストラン *お店情報 2 Quai du Port 13002 Marseille TEL : 04 91 90 63 53 FAX : 04 91 90 63 86 MAIL : unetableausud@wanadoo.fr SITE : www.unetableausud.com *営業時間 平日:火曜〜土曜    休み:日曜・月曜 *価格情報 メニュ:32ユーロ〜115ユーロ ミシュランで1星 Une Table au Sud に関する記事

14
Août

Une Auberge en Gascogne

Une Auberge en Gascogne レストラン *お店情報 9 faubourg Corne 47220 Astaffort TEL : 05 53 67 10 27 FAX : 05 53 67 10 22 SITE : www.uneaubergeengascogne.com *営業時間 平日:月曜・火曜・木曜の夜・金曜・土曜・日曜     12:00〜13:30   20:00〜21:30  休み:水曜・木曜の昼 *価格情報 40ユーロ〜120ユーロ ミシュランで1星

11
Août

フィリップ・カリーユ Philippe Carrille のちょっとした私生活!

ボルドーから少し離れた地区、サン・テミリオンに到着した私達は、フィリップの自宅でひとやすみ・・・とても可愛らしい家、 美しい庭、そしてなんと言ってもこの¨ボルドーらしい¨ぶどう畑。ボルドーの畑は、まっすぐ四角く、綺麗に区切られているのが特徴だそうです。 出迎えてくれたのは、いつもハイテンションなフィリップさん。初対面にも関わらず、少し変な日本語でとにかく喋りかけてくる謎な人。でも本当は単に面白くて、ウケを狙っているだけなんです・・・ 『筋肉モリモ〜リ!』など言いながら、腕を膨らませガッツ・ポーズ! 醸造所へ行って、『Atypique 2006 – 2007』の試飲。お味の方は・・・熟成されたブドウの風味がビッシリと詰まっていて、爽やかさもあるのでとても美味しい!ここではしっかりと説明をしていたフィリップ。 『私はまだ実験中です。自然派ワインをもっともっと広めていきたいのです!けれども皆と同じ形ではなく、自分の方法でね。』 ワインは壁に並べられた樽の中で熟成されます。このシステムのお陰で、樽を自由に回すことができるのです。とても便利で、樽を左右に動かすだけで、バトナージュとウイヤージュが完了してしまうのです! カメラを向けるとすぐにポーズを取る、少しナルシスト?!なフィリップ。 パパには負けてられないぞ〜!と愛娘のアリスちゃんもビシっとポーズを決めてくれました! アリスちゃんの弟も登場!樽の上にまたがったり、ふたを取ろうとしたり、ちょっぴりいたずらっ子だけど、甘えん坊なピエールくん。背景のプピーユの看板も様になっています! プピーユのワインの問い合わせ先はこちら: クロスロード TEL : 03-3352-0911 FAX : 03-3352-0910 モトックス TEL :06-6725-4925 FAX :06-6725-4923 日本でPoupilleのワインが飲める店はこちら:オザミワールド オザミ・デ・ヴァン-Aux Amis des Vins オザミ・トーキョー−Aux Amis Tokyo ブラッスリー・オザミーBrasserie Aux Amis

5
Août

『ラパリュ・ヌーヴォー』 Lapalu Nouveau 今年も楽しみ!

「ジャン・クロード・ラパリュ」 ガメを知り尽くし、最高のボージョレを造る男だ。 彼のブドウ畑から最新情報が入った! さっそく現地情報をお伝えしよう。 今年も美味しいヌーヴォーを造ってくれそうだ! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2008年度は、5月の天候は良く、開花は6月8日から10日。 その後の天候は、フランス全体と同じく不順で雨が多く、ベト病の被害がでている。 と言っても、他と比べると被害は微少で、ぶどうは健全な状態である。 やはり、これは自然栽培により、多様な植物をぶどう畑に共生しており、その植物が、水分を吸収し、 ぶどうを健全な状態にてしてくれることと、風通しの良い、ラパリュの畑の強みであろう。 畑にたたずむジャン・クロ−ド  畑を耕している様子 ブドウ樹の間に、けしの花が咲いている。 これらの草々が、余分な水分を吸収してくれる ジャン・クロード自身は、「今からの天候が全てを決める」という。 2007年の悪天候のなか、類まれなる高品質のヌーヴォーを造ったラパリュだけに今年も期待できる。 また、本年度からは、新しく造った醸造所にてのワイン造りとなり、設備も充実、作業スペースも ゆとりがあり、収穫したぶどうを、冷蔵庫にて冷やしてからマセラシオン・カルボニックを行うなどの、 一層の果実味、凝縮度を持ったワインを造ること間違いなし。 新設した醸造所 昨年までは借り物の醸造所で醸造をしていたが、 今年から自分で造った新しい醸造所で醸造を始める。 自分のやりたいワイン造りが存分に出来るだろう! 新醸造所、初ヌーヴォーが楽しみだ!! 奥さんのブリジットとジャン・クロード

1
Août

Le Pain Quotidien – ル・パン・コティディアン

「自然派のワインに美味しいパンを扱っているビオのお店があるんだけど、今度ランチに行かない?」と声がかかり、行ってきました ¨pain quotidien¨ 自然派ブームにより、お昼時にはお店が人でいっぱい・・早めに出かけたのにテラスはもう既に満席。さすが大人気のお店ですね。次回は早めに出かけなくては! 店内に入ると、テラスとはまた全く別の雰囲気で、ゆっくりとした優雅な時間が流れていました。まずパッと目を引いたのは内装、とてもシンプルで温かみがありました。テーブル・椅子のいずれも木製だからかもしれませんが、なんだかほっとします かわいらしい内装 よく見ると壁に¨タルティーヌとパン・コティディアンの食べ方¨と書いてあります。 店内に所狭しと並ぶ自然派の商品 塩、ジャム、ジュースなど自然派食品が勢ぞろい ショーケースの前でうっとり・・ ここでは朝・昼・夜のお食事だけでなくパンやタルト、サラダのお持ち帰りも可能です。 サラダは出来合いのものでなく、注文してから作ったものをテイクアウトできるんです。新鮮さにも敏感であるところがいいですよね。自宅の傍にこういうお店が一軒あると嬉しいのですが・・ そして気になるランチは・・ ビタミン不足の私はサラダを注文しました! トマト、パルメザンチーズ、モッツァレラ、なすび、などがオリーブオイルで上品に味付けしてあり、野菜がとても新鮮で美味しかったです。 葉っぱはしゃきしゃきしていて、食べ応えがありました(笑) お店の看板でもあるパン ふっくらしていてパサつきがなく、食欲をそそるパンでした。これは列を作って並んででも買いたくなる気持ちがわかります。 久々に豆乳を飲む・・ フランスで食べるお豆腐や豆乳は、味が濃い傾向にあり、少し日本人の口には合わないのですが、ここの豆乳は飲みやすくてもたれずにくいっと飲みきることができました。日本の豆乳メーカーとも張り合えるのではないでしょうか。  CVP ASAMIさんが頼んだタルティーヌ ・・食いしん坊の私は一口味見をさせてもらいました☆ 塩加減がちょうどよくてさっぱり、パンも具に負けずしっかりとした食感。バランスの取れた一品でした。 仕事の合間に抜けたランチだったので、今回はアルコールが頼めなかったのですが、 次はディナーに行って、是非Bioghettoさんのワインを片手に食事をしたいなと思います*1。 ここはお腹いっぱい食べても胃にやさしいし、ワインも美味しいとわかっているので安心してお友達と来店できそうです ・・もしかして常連さんになってしまうかも?!  *1・・RN13(赤・白・ロゼ)、Wind Mill (赤・白)の取り扱いあり Bioghetto のワインのお問い合わせはこちら: 豊通食料株式会社 樋口崇晴 様 TEL : 03 5288 3854 FAX : 03 5288 9248 MAIL : higuchi@toyotsu-shokuryou.com Le Pain Quotidien−住所: http://www.lepainquotidien.com/fr/storelocator.htm Bioghettoに関する記事: le Pain Quotidien

28
Juil

クロ・レオニンへ – Clos Léonine

今日はラングドック・ルシヨンに在るクロ・レオニン(Clos Léonine)へ行ってきました! 葡萄畑&宿泊所を管理しているステファン・モラン(Stéphane Morin)さんが出迎えてくれました。 ここは何かアット・ホームで和気あいあいしています。 子供、大人、動物、皆一緒にバカンスを過ごしていて、和やかな雰囲気です。 土壌には海岸が近いのもあって、貝殻などが含まれています。 南仏では気候が暖かいので葡萄の実も大きいです!

25
Juil

フランス民族大移動の日

南フランスのグランド・モット海岸 フランス人が待ちに待ったバカンスシ−ズンの始まりだ! 海を求めて南に大移動が始まっている。第一便は先週の土曜日19日は南に下りる高速道路は超渋滞。 そして、26日の土曜日はまさに民族大移動の日だ!もしフランス全土が船だったら南側に偏って沈没するだろう。フランス人が最もバカンスをとる時期に突入する。 これから3週間ほど仕事がほぼストップしてしまう。勿論、どの会社も交代要員を動員しているが、慣れてないメンバ−で対応する為トラブル発生が最も多い時期でもある。だから、この時期は大切な仕事を入れるべきではない。私も過去痛い目に遭ったのもこの時期だ。 これから約3週間はまともな仕事はできない。普段の3倍は時間が過かってその上トラブルの可能性70%という時期である。しかし、良いこともある。この時期はパリが快適な生活空間となる。通勤ラッシュもなくスム−ズに移動ができ実に快適だ。パリに居るのは外人観光客と若干のパリジャンのみとなる。 写真は南フランスのモンペリエの街に近い地中海に面したグランド・モットだ。先週の7月18日に撮影したものだ。既にバカンス客で賑わっていた。フランス人は近所のキャンピング場やマンションなどを借り 2週間ほど家族で滞在する。また定年になったお爺さんやおばあさんが海沿いにマンションを持っているケ−スが多い。そこに家族で移滞在したり、子供達だけ預けるというケ−スが多い。 先週は日陰で35度、直射日光では45度を超える温度となった。でも乾燥しているので日陰に入ればそれほど暑く感じない。 海を見ながらキリっと冷やしたロゼワインが美味しい季節となった。 乾杯!!

25
Juil

Laurent Miquel – Primeur 2008

2007年は特にシラー、黒葡萄の品種についてはとてもデリケートなヴィンテージとして知られています。概してこのような状況の翌年は葡萄が多くなるという傾向があります。収穫の最後の統計を見ると、若い葡萄畑において多くの葡萄を収穫していることが分かります。それに対して樹齢が古い畑はそこそこの収穫でした。これらの反応を観察するのは大変興味深く、我々は樹齢の低い葡萄畑の区画において、ヴァンダンジュ・アン・ベール(摘房)を行っています。 6月は雨が多く降りましたが、葡萄畑に病害はありませんでした。実は、この湿気の時期が乾いた風が吹く時期の後にやってきたため、少し変わったヴィンテージとなっています。 葡萄が成長するこの時期の雨は葡萄畑にとって恵みの雨となり、成長を促しました。5年ほど前から地球温暖化が進んでおり、葡萄畑にとってこの状況はよくなかったので水が必要だったわけです。葡萄畑は大変いい状態です。

24
Juil

フィリップ・パカレ初めてアメリカの旅へ

7月24日、フィリップ・パカレが、嫌いなアメリカへ旅立った。シアトルで開かれるピノ・ノワ−ル会議に 招待されての渡米だ。日頃、フィリップは『アメリカには文化がない。金、金で本物のワイン文化を理解できる人種ではない。』とアメリカを嫌っている。そのフィリップがアメリカに行くというので、周りのもの皆が驚いた。勿論私も驚いた。出発前日の7月23日の夜、パリの自然派ビストロ“バラタン”で夕食をともにした。 バラタンはフィリップにとっても大切な店だ。 フィリップ 『僕にとってバラタンは本当に大切なんだ。ピノッシュ(オーナーのあだ名)は僕の最初のお客なんだ。そして、世界中のレストランで最も好きな料理を出してくれるのは、僕にとってはこのバラタンだ!そして、ピノッシュは僕の心の友達だ!僕のワインをロック時代より本当に理解してくれている一人だ!それに奥さんのラケルが作る料理は最高に美味しい!世界一だよ!』と言い切るフィリップ。 私も同感だ!ラケルの料理はシンプルでやさしくて、美味しくて元気が出る料理だ。全く疲れない料理だ。 まず、 ラングロ−ルのタヴェルでアペリティフがわりに始めて、後はピノッシュからのブラインドで3種類ほどだされ、最後はやはりパカレのワインに戻った。 明日嫌いなアメリカに出発するフィリップは何故かテンションが高かった。自分のワインを再確認するかのように2本を立て続けに注文した。 Gevrey Chambertin 1er cru Bel Air 2006 Ruchottes Chambertin 2006 特にRuchottes Chambertin 06はまだ若いけど、絶妙な繊細さと上品さを備えたワインだった。これぞ、ブルゴ−ニュのピノ・ノワ−ルだ。 フィリップ 『伊藤、アメリカ人はこのワインを飲ませると、“薄いとか軽い”と表現する奴が多い。ピノ・ノワ−ルの繊細さを理解できない人種なんだ。』 伊藤 『フィリップ、シアトルでのピノ・ノワ−ル講演で一体何を喋るつもりなんだい? 』 フィリップ 『自分がやっている事をシンプルに喋るだけだよ!僕は理解してもらおうなんて気持ちは全くないんだ。ありのままのブルゴ−ニュの造りを単純に語るだけだよ。多分理解してもらえないだろうけどね。でもそれでいいんだよ。アメリカ人には“テロワ−ル”は理解できないんだ。』 何やらアメリカ行きを後悔しているような唇だ!今、フィリップは公私ともに強烈なストレスを抱えている。 ここ数ヶ月で10キロも痩せた。気分転換も含めたアメリカ行きのようだ。 やや酔ってきたフィリップは、物凄い勢いで喋り続けだした。ブルゴ−ニュで良い畑を借りる為の苦労話や、最近、発見したワイン造りに関すること、 フィリップ 『ピノ・ノワ−ルは樽熟をあまり長くやってはいけない。この品種は熟成中の観察・対応が実に重要なんだ。熟成中の対応如何で全く別物になってしまうほどなんだ。今熟成中の2007年は特に繊細に仕上がってきた。本当にブルゴ−ニュらしいピノに出来上がったよ!ピノにはあまり強い太陽は必要ないいんだ。2007年の穏やかな太陽が理想的なんだ。』 気がついたら既に12時を過ぎていた。明日の朝、10時の便でシアトルに向かう。今夜はこの辺にした方がよい。 フィリップ、 ボン・ボアイヤージュ 良い旅を! しかし、バラタンの人気は凄まじい。12時を過ぎてもまだ人が入ってくる。活気に満ちている。何よりオ−ナ−のピノッシュもラケルも本当に楽しんでやっている。その喜びを我々も感じることができる。 実に心地良いビストロだ。 LE BARATIN に関する情報