18
Mar

40 nouvelles communes integrees dans l’AOC Champagne

Jeudi 13 mars 2008, l’INAO (Institut National d’Appellation d’Origine) a donné son feu vert pour intégrer 40 nouvelles communes dans l’aire d’appellation Champagne. Mais ce n’est qu’en 2015, après les délais de recours des enquêtes publiques, que l’INAO déterminera les parcelles des nouvelles communes sur lesquelles les nouvelles vignes pourront être plantées. Comme il faut […]

12
Mar

Maxime Magnon bien dans ses Corbières

Ses parents sont ouvriers, il n’y a pas de vignes dans la famille et pourtant très jeune Maxime décide de devenir vigneron. Après des études mouvementées (quelques problèmes liés aux filles, que maxime aime tout particulièrement !!) et un BTS viti-oeno décroché au lycée viticole Davaillet à Dijon, Maxime part chez les autres puisqu’il n’a […]

11
Mar

OFF DE OUFF プリウーレ・ロックにて試飲会開催

グラン・ジュルネ・ド・ブルゴーニュの最中の3月10日、ロック醸造元にて17社の自然派ワイナリーが結集して OFF試飲会 が行われた。 このアイデアは シリル・アロンゾ氏 がロック氏に提案して、実施されるに到った。厳選された自然派ばかりが集まった。 ロック氏 が自然派になる動機の一つである マルセル・ラピエール (息子のマチュが参加)。 自然派中堅どころのリーダーの一人でもあるロワール(ブルグイユ)の ピエール・ブルトン 。 ヌヌスの愛称で慕われているモルゴンの ジョルジュ・デ・コンブ 、ボルドーで数少ない自然派の アモロ氏 。 自然派オノログで指導者の一人である イヤン・ロエル氏 。 マコン・シャントレのパワフルなシャルドネの ヴァレット 。 新人女性醸造家でブドウジュ−スのようなワインを造る ブリジットさん 。 同じく新人でミネラル感たっぷりの白を醸す フレデリック 。 そして、ブルゴーニュの自然派では絶対にはずせない超人気者の ドミニク・ドゥラン 。 勿論、我らが、アンリ−・フレデリック・ロック である。 フランス自然派のそうそうたるメンバ−が、ロック醸造所のレセプション会場で醸すクリエ−ティヴな雰囲気はマニフィックだった。 特に、ロック氏自宅の巨大な円テ−ブルでの食事のひと時は、自然派醸造元同士にとっても、我々のような自然派に携わる人間にとっても大変に有意義で一期一会であった。 この試飲会を兼ねた情報交換会を開催する企画を練ったシリル・アロンゾに感謝 !! 彼のセレクションと人間的コネクションは素晴らしいものがある。 今までの自然派試飲会では存在しない空間であった。 ロマネ・コンチの共同オ−ナ−でもあるアンリ−・フレデリック・ロック氏が先頭にたって、この自然派の流れを実践、支持しているところに大きな意義があると思う。 アンリ−・フレデリックに感謝 !! 〜〜〜〜〜 緊急報告 !! 〜〜〜〜〜 実はこの会を企画したシリル・アロンゾが3月24日より一週間日本に行き、決定 !! 大阪、京都、東京にてイベント開催!!

10
Mar

1、2、3、ダール!!!

今存在する自然派生産者の中でも、その創生期から一貫した考えでワイン造りを行っている、ダール・エ・ リボのルネ・ジャン・ダールが来日した。ホテルで待ち合わせたのだが、ちょうどホテルの温泉に入って、 髪も髭も整え、なんだかこざっぱりとした感じで、驚いた。。。驚いたと言っても、別に、今までが汚かったわけではない、あまり気にしなかったのだろう。見るからに自然、それがルネ・ジャンのイメージだった。 ワインも、昔より、各段に洗練されたニュアンスを持つようになっている。昔のような還元の強い造りのファンも本人を含め多数いるが、今では、もっと多くの人たちに、このナチュラルなぶどうの旨味を伝えることができるであろう。(その還元の強いワインが年を重ね、素晴らしく変遷して行くのには驚かされていたが) さて、今回の滞在は、約10日間、東京、長野、大阪、札幌、福岡、長崎 と超ハードなスケジュールである。 この日は、まず挨拶をかねて、八丁堀「Gare de Lyon」に伺った。 挨拶がアぺリティフになり、いつの間にか、スタッフとともに、3本飲んでいた。。。。 まさに、ちょっと一杯のつもりが。。。気がついたらいい気分になっていた。そんなGare de lyonの安生店長の自然派ワインとの出会いは、ダール・エ・リボのワインとの出会いから始まったという。 かなりいい気分で、丸の内のブラッスリー・オザミのディナー・パティーへ。 ここは、ご存じオザミワールドの店舗、オザミとダ—ル・エ・リボとの関係は古く深く、オーナーの 丸山 宏人氏が、昔、自転車でぶどう畑を周っている際に、訪問したのが始まり、この出会いがきっかけで、 日本にも輸入されることとなったわけである。また、オザミの松岡さんは、2006年にドメーヌで収穫を行い、 その一生懸命な姿を見て、一段とお互いの信頼関係を深めている。  そんなわけで、ブラッスリー・オザミでのイベント超盛り上がり。出されたワインは、 ☆Saint Peray Methode Traditonnel (Les Champs Libre) ☆C’est le Printemps Crose Hermitage Rouge 2006 (Dard et Ribo) ☆Croze Hermitage Rouge 2005 (Dard et Ribo) ☆ Crose Hermitage Blanc 2005 (Dard et Ribo) ☆ Crose Hermitage Blanc Carrieres 2005 (Dard et Ribo) ☆ Saint Joseph Rouge 2005(Dard et Ribo) ☆Hermitage Rouge 2005 (Dard et Ribo) 料理はシェフの渾身のメニュー。ワインとの相性も最高で、最後まで大盛り上がりであった。 私は、12時で逃げ去ったが、その後も宴は続き、朝4時ラーメンコースで終焉したようだ。 大阪では、心斎橋Passion et Nature でパテーィー。 そこには、昨年8月22日に生まれたアンジュ・マリーちゃんも参加。大きなぱっちりとした目が とてもかわいく、みんなのアイドルとなっていた。 札幌では、北海道の海の幸を堪能。ミネラルかつ凝縮した果実味のサンジョゼフ・ブランとウニや カ二の相性は最高。ルネ・ジャンも大喜びで食べていました。どうもご馳走さまでした。 今回、ルネ・ジャンが何度も口にした目指すべきワインは「飲みやすいワイン」、そして 旨味に溢れるワイン。 きれいななった造りは、醸造所、熟成庫の温度管理をしっかり行い、かつ状況みながら澱挽きを することによって、きれいで自然なワイン造りができるという。 そして、まだ、まだ終りはなく、美味しいワインを造るために努力していくという。 今回、昼、夜、ずーっとダール・エ・リボのワインを飲んでいたが、一度も喉にひっかかることなく、 悪酔いすることなく、朝もさわやかであった。まさに身体で感じる自然な造りである。 ダール・エ・リボの生産量の60%は、パリのヴェール・ヴォレなどのワインバー、ビストロで消費されている。 そして20%は日本で飲まれている。 フランスでも、日本でも、自然派ワインファンを魅了してやまないワインである。 今日もみんなで「1、2、3、ダール!!!」

6
Mar

2週間ぶりのPARIS

一昨日3月3日の節句の日に首都PARISに戻っ来た。 高速道路A6号線でパリの南からペリフェリックと呼ばれている環状線に入り、ポルト・サンクルの出口で降りセ−ヌ川沿いにある道路でパリ中心に向った。 私はこのセ−ヌ川沿いの道が好きだ。パリに帰る度にこの道を走る。パリ15区の近辺にはセ−ヌ側の中洲に自由の女神像がある。 そしてホテル街を過ぎるとパリの象徴であるエッフェル塔が見えてくる。 ああパリに戻ったな!と心身ともに自覚する一瞬だ。 風光明媚な牧歌的、野性的なフランス田舎からパリに入ると、やはり都会独特の緊張感が心身に走る。 たまにパリに戻るのもいいものだ。 ただ、葡萄園の香りがないのがやや淋しい。         〜 伊藤 PARISより 〜

4
Mar

夏日の地中海より食のLYONへ移動

3月2日(日)地中海の街、 グランド・モット(GRANDE MOTTE)より食道楽の街、LYON に一挙に移動。昼間の夏日を最大限に楽しんで、心残る地中海を背に午後6時ごろ太陽の高速道路呼ばれるA9号線を車で飛ばしてPM9時にLYONに到着。 私が住んでいるのはPARIS。でもPARISに滞在しているのは月に10日間ぐらいである。 2008年に入ってまだ2週間ぐらいしかPARISに滞在してない。 2月、3月はワイン見本市や試飲会が各地方で開かれるのでドサ周りが多くなる。 見本市で地方に行けば、そのままパリに帰るのはもったいない。近所の醸造元を訪問することになる。 動けば新しい醸造元がまた発見でできる。そこにまたドキドキするようなワインとの出会いがある。 今、人生が楽しくてたまらない。ワクワクする思いが止まらない。 素晴らしく美味しい新発見のワインが竹の子のごとくドンドン出ているのである。 今まで付き合ってきた古参の醸造元も訪問するごとに、新しいワインをドンドン試作している。 彼らは本当にクリエ−ティヴである。今回も出会う度にウーンと唸ってしまった。 こんなに美味しいワインを日本の皆さんに紹介せずにはいられない。 それでも、時々パリに帰らないと仕事が溜まってしまう。 地中海から一挙にパリはキツイのでLYONに一泊。そのついでに明日の朝はボジョレの今、ホットな男、シリル・アロンゾに訪問しようと思っている。 まだ、LYONの街に行ったことのない人の為に、撮ったスナップ写真を添付。夜景がきれいな街だ。

3
Mar

地球温暖化?南フランスは既に海水浴

3月2日、今日は日曜日モンペリエに近いGRAND MOTTEという地中海沿いの街、浜辺の光景だ。 3月初旬というのに浜では25度という気温だった。 気の早い家族連れやカップルが水着姿で日光浴と云う、この時期としては例外的な光景だ。 昨日、ルシオンの自然派醸造元クロ・ドリジンヌへ行った時、『植物の成長が約一か月早くなっている』と云っていた。 ブドウ木も既に樹液が剪定した切り口から涙のように流れていた。 本当に地球は大丈夫だろうか?ちょっと心配になってしまう。 フランスで約3万人の死者を出した2003年の猛暑の年でも3月にこんな光景は見られなかった。 2008年はどんな年になるのだろう? 伊藤   グランモットの海岸より  

3
Mar

ダール・エ・リボのルネ・ジャンが日本へ

伝説的先駆者ルネ・ジャンが日本へ行く。最近、本人はもう自然派ワインとは云いたくない。と云いている。 しかし、ローヌ地方では今は亡きグラムノンの元主人と二人で自然派ワインを造りあげた先駆者であることは紛れもない事実だ。 18年前、私が初めて訪問した時のワインは還元臭がビンビンにあった。その還元臭があってもそれを打ち消すほどの旨味に驚かされたワインだった。 当時の記憶を頼りに、今でも彼のワインを“還元臭の権化”だと批判する輩もいるほどだ。 しかし、2000年頃から洗練されてきて今では、全く還元臭がなくクリアなワインとなっている。 逆に昔のファンの中には淋しがっている人達もいるほどだ。私は18年前に行った時のことを今でも鮮明に覚えている。 蔵の中は、コンクリート・コーティングがされておらず土間だった。ホコリッぽかった。はっきり云ってお世辞でも清潔とは云えない蔵だった。 しかし、ルネ・ジャンも相棒のフランソワ・リボも若くてハツラツとしていた。 今では人生紆余曲折を超え、人間的にも“苦味”がわかるなかなか含蓄のある楽しい男になってきた。 生きる事がが好きな男だ!フランスでよくいう、『あいつは LA VIEが大好きだ!』つまり、気の合った友人達と楽しく、よく飲み、よく食べるのが大好きな男である。 風貌からは想像できないほど、繊細でシャイな男である。自分自身に実に忠実な男だ。自分に嘘が付けないのと同時に他人にも嘘が付けないところがある。つまり正直者で其のうえ頑固ものだ! そんな性格から多くのファンに愛されている。 勿論、私も最も好きな醸造元の一人だ!彼といると自分が正直者になってくるような楽しさを感じる。 簡単に云えば、妙な気を使わなくてすむ雰囲気を備えているのだろう。 先日、『もう自然派とは云いたくないよ、俺は単なるダール・エ・ルボのワインなんだ!』 彼からすれば、自分が普通のワインを造っている、という感覚なのだろう。 それと最近、自然派と云いながらいい加減な造りをやっている醸造元が増えてきて、彼らと一緒にされたくない。という気持ちも多少あるのだろ。 そんなルネ・ジャンに是非会ってみてください。ワインも美味しいく!心が和むワインだ!! 〜 イベント日 〜 3月6日 大阪 3月7日 札幌 3月8日 福岡 3月9日 長崎 〜 イベント問い合わせ  〜 野村ユニソン社  担当 藤木  TEL-03-3538-7854 伊藤 LYONにて

3
Mar

フランスぶどう園にインデアンのろし火か?

この季節のフランスぶどう園では至る所に見られる牧歌的風景だ。勿論インデアンののろし火ではない。 1月から3月にかけてブドウ木の剪定が行われてる。剪定した枝を畑で燃やしている煙だ。 このブドウ枝を燃やた炭火でEntrecote 牛肉を焼くと最高に旨い。 この剪定は、樹液が流れだす直前頃に剪定するのが一番良いとされている。樹液が外側に流れだすので枝の切り口から病原菌が入り込む心配が少ない。 寒い時期の剪定は辛いものがある。特に北風が吹いていると体の芯まで冷えてしまうキツイ作業だ。 だから、あまり寒くならない12月頃にやってしまう日和見ぎみの醸造元が多い。

29
Fév

春を告げるミモザ満開

2月22日、ルシヨンのぶどう園を訪問。 今、南フランスではアーモンドの花と並んで、春を告げる花として親しまれている黄色く明るいミモザが満開だ。 ここ南仏ではミモザといえば2つの街が象徴的だ。 BANYULS SUR MER 一つはスペインに近いバニュルス・シュール・メール(Banyuls sur Mer)だ。 海に面した魅力的な街だ。 自然派ワインではカソ・ドゥ・マイヨ(Casot des Mailloles)、ブルノ・ドゥシェーヌ(Bruno Duchene) などがある街だ。 ROQUEBRUN 二つ目は2月26日に訪問したサン・シニアン(St-Chinan)の北山中にあるロックブラン(Roquebrun)だ。 街というより村と云った方が妥当だ。この村では10日前に“ミモザ祭り”が行われた。オルブ川に面した美しい村だ。 裏山がミモザで黄色一色となる程だ。一見の価値あり! ワイナリーでは、ドメーヌ・ランベール(Dom-Rambert)、ボリー・ラ・ヴィタレル(Borie la Vitarel)、ドメーヌ・スリエ(Dom-Soulie)がある。 〜ミモザは明るいイメージがあって私は大好きだ〜 伊藤

26
Fév

美しきは人生、それって容姿にも反映するなり!?

2月16日土曜日 今朝はアルデッシュのレ・クラパスへ。 ジェローム・ジュレは2006年に自分のワインを初リリースしたばかり、もうすでに話題の生産者のひとり。 ここの何がすごいってコート(丘陵)の畑。コートはコートでもちょっとやそっとの丘と思ったら大間違いの秘境中の秘境、四駆でも必死のでこぼこ山道を登っていくと、そこは急斜面の段々畑なのです。17世紀からぶどう畑があったという書簡が残っている由緒ある土地らしいけど、あまりの不便さ大変さに放置されていたというのが実情。なんていったって、昼間というのに畑で狐と会っちゃったくらいの秘境なんだから、ビックリ。 そこを借りて毎日毎日超ハードな作業をして蘇えらせたのがジェローム・・・なんていうと、いかついおやじと思いきや、フォトジェニックなんだな、これが。まあ、それは良いとして秘境の畑からカーヴ、自宅まで何でも自分で作ってしまう努力家で頑張る人のジェローム、そこはそう、やっぱりワインもなかなか! リリース2年目にして2007年ヴィンテージは2月現在、全くSO2を使っていないとのこと。素晴らしくスムースで果実味豊か、素直できれいなワインだこと!  なんで、こんなにステキなんだろう・・・でも、その疑問は30分後にスッキリ。というのも、あまりにも豊かで楽しい暮らしをしているのが、ランチをご馳走してもらったお家やファミリーの雰囲気からわかったから。こういう生活してれば、きれいになるもんなんだ、やっぱり。

26
Fév

自然派とは食べて飲んで歌う生活を楽しむことなり…の真髄を覗く!

2月15日 金曜日 午前中はシャスラのフィリップ・ジャンボンを訪問。さすがに寒い、マイナス2度の中、まずは畑を見に。すっかり霜が降りた畑で、説明をしながらフィリップがおもむろに取り出したのは、なぜか袋…。そして、畝に生えている野生のマッシュとクレソンを摘み始め、時々ムシャムシャ…「食べる?」と差し出されたマッシュの味と香りの濃いこと…。普段スーパーで買ってるレタスやサラダは一体何なんだろうと思ってしまうほど。 「しっかりとらないとお昼のサラダはなしだよ」そりゃ、大変、がんばって摘まなきゃ。とはいっても、どれが雑草でどれがマッシュなのか見分けが付かない。何のかんのといっているうちに、袋はいっぱいに、ひと安心。 「ぶどうもマッシュもこの土壌から水を吸い上げることで、土地や環境からのエネルギーとハートと思い出を持って育っていくんだ。だからおいしいし、パワーがある」なるほど。 樽からのティスティングの後は外でサンプル用に瓶詰めしたワインを試飲。この寒いのに外!!「カーヴの中より、太陽の下の方がいいよね」確かに太陽は出てるけど、気温はほぼ0度。畑からトータル3時間はさすがに厳しくて、鼻もきかなくなってきたみたい。 そうこうしながらなんとか終えて、ようやくお昼。野生のサラダのおいしいこと! これだけでもここに住みたくなっちゃうねー。その上マダム・ジャンボンのカトリーヌはレストランで料理を手伝うほどの腕前。優しい味のパイと自家製ヨーグルトにチョコレートタルトにフルーツ、ヴィンテージもののフィリップのワインと合わせて…。最後はフィリップのぶどうで作ったマールでしめて、幸せな完璧ランチは終了したのでした。 食後はオートルートで一路エルミタージュへ。4時過ぎにルネジャン・リボの待つダール・エ・リボに到着。試飲の前にまずは「お疲れ様」のアペリティフに日本未輸入のBLANC DIVERSで乾杯。これまで冬は寒くて大変だったカーヴの作業場になんと、パラプリュイ・ショファンなる暖房器具が入っていて、これにはびっくり! ビッグニュース?! さて、いよいよ樽からの試飲。まずはクローズ・エルミタージュの白2007年。畑違い、樽違いと続き、サンジョセフへ。ルネジャンいわく、レ・シャンは日本女性のようにエレガントで慎み深く、ピトルーはフランス人女性みたいに強くてパワフルなんだと僕はレ・シャンが大好きだけどね」ふーむ、意味深発言…。 まだ、リリースはしていないエルミタージュ・ブランは初めて!「まだ若い畑なので瓶詰めはどうかな。カーヴ・オジェは瓶詰めしてほしいっていってるけど」素敵においしいと思うけど、私は。 赤は樽違いを順に試飲。ひゃんなことから話はルネジャンがもうすぐ髭を短くするという話に。「髭は1年に2回、髪は1年に1回切るだけなんだ」やっぱりナチュラルだわん。 夜の食事の約束をして、いったんホテルへ。自然派ルネジャンは自転車で颯爽と?帰っていったのでした…。 ディナーはタン・エルミタージュの町の「マンジュ・ヴァン」へ。日本人女性とフランス人男性の若いカップルが経営するお店で、シェフは奥さん。ルネジャンとほぼ同じ生まれの赤ちゃんがいるということもあって、仲良しのお店。 エルヴェ・スオー夫妻も合流、アペリティフを飲みながら待っていると、ルネジャンとマダム・ヒデコ、もうすぐ6ヶ月のアンジュマリーが到着。まあ、かわいいこと!  食べたくなっちゃうとひとしきり話が盛り上がり、ダール・エ・リボの秘蔵のトントンやらフンフ—ンやらが空くころには絶頂。 ルネジャンが「おしりかじり虫ぃぃ」と歌えば、我らがムッシュ・イトウも意味深な替え歌で返し、なにやら不思議な真夜中のレストラン。あー、ホテルが向かいで良かった!

26
Fév

ボーヌの一日はテイスティングも食事もスーパーリッチに過ぎていく…

2月14日 木曜日 本日は生産者訪問。まずは、午前中にボーヌの町にあるフィリップ・パカレのカーヴへ。今や世界的スターのフィリップなのに、普段は気さくで楽しいムッシュ。ところがいざワインのティスティングとなると、プロの顔にがらりと変身。樽からの試飲は、シャブリから始まってポマールまで、2007年から2006年へとフルスピードで30アイテムを駆け抜けます。いつ飲んでもフィリップのワインはそれぞれの土壌の個性がしっかり出ていて、きれいで、大感動…。おまけに2007年はフィリップにとって彼のワイン人生で1988年、1998年に次ぐ素晴らしい年とあって、まだ樽の中というのに早くもその頭角を現していることにまたまた感動…。 そうこうするうちにあっという間に午後。フィリップと彼の長男14歳のレノとボーヌの町の「グルマンダン」へ。もちろん、ブレスの鶏もおいしかったけど、ワインのラインナップ、パカレ→ラ・ターシュ2001→オー・ブリオン1986でノックアウト! いやあ、うまかったあ! 午後はボーヌ・ロマネのジャンイヴ・ビゾを訪ねるというのに、こんなにお腹いっぱいじゃあ…。そこで名案、フィリップと彼の畑を歩いて腹ごなし&剪定や耕作などこの時期の畑の状態を見学、そのままフィリップと一緒にジャン・イヴのところを訪問することに。 一見哲学者風のジャンイヴは実はシャイ。真剣な表情で10アイテムの試飲は粛々と進行…と思いきや、珍しいツーショットのジャンイヴとフィリップは作柄やら醸造の話にひとしきり花が咲いて…。あっという間に7時。時間が超高速で過ぎていく…。 さてさて夜。パリから合流した我らがボスのムッシュ・イトウとフィリップの待つボーヌの町の新名所、超シックでエレガントなレストラン「BISTRO DE L‘HOTEL」へ。ここは今や生産者はもちろん、ありとあらゆるリッチな町の有名人が毎晩集う社交場の感。これまでボーヌにはなかった洗練された料理と空間で、「素晴らしいワインと文化のあるボーヌにぴったり」とフィリップも絶賛! 目にも口にも超美しい料理の数々…、たっぷりのトリュフはそちらこちらにアレンジされているし、中でも牡蠣を一個ずつ全て別の風味にした一皿は絶品。 旨さと感動で倒れる寸前になりながらも、そこはやっぱりワインとの「マリアージュ」でしょ。だって、パカレは当然として1978年のラスカーズやら1959年のラヤスやらとくれば、おめめキラキラも当然。あーあ、今夜もまた夢のよう…といいつつ、MAXまでワインにはまってしまった…。 すでに12時はとっくに過ぎてる!

26
Fév

シャブリに彗星のごとく現れた大型新人はシャイでキュートな26歳!

2月13日 水曜日  昨日は3時までDIVE での試飲に励んだ後、一路シャブリへと移動。本日はシャブリの新進の自然派生産者トーマ・ピコを訪問です。26歳のトーマはドミニク・ドゥランのもとで2年間の研修の後、2004年から父のドメーヌで働き始め、2006年に自分自身の初ヴィンテージをリリースした注目の新星!   朝9時。シャブリの朝はマイナス4度。生産者にとってはこの時期の寒さはぶどうにとって最高のシュチュエーションとあってニコニコのトーマ。世界的に有名ですでに販売力のあるシャブリで、何倍もの労力をかけて畑を改革、ビオやビオディナミを始めるのは大変なこと。でも、トーマは純粋に「よりピュアでおいしいワインを造りたいだけ」のために頑張りたいのだとか。今のところ、彼の畑は0.4haの1級モンマンと1.7haのシャブリだけ。ごく少量だけど、その味は半端じゃなくおいしい! 溢れるような果実味と土地の特徴のミネラル、きれいな酸がしっかり調和してお見事! その上イケメン! 彼は間違いなく二重丸のルーキーといえる…! そーいえば、ティスティングの時出してくれたグジェール、美味しかったなあ。やっぱり、ルーキーはセンス良いのだ、ねっ。

26
Fév

ここはドーヴィル、リゾートのメッカでテイスティングの幕が開く…

2月11日 月曜日 AM7:30、いよいよパリを出発、映画祭やリゾートとしても有名なドーヴィルで開かれるDIVE IN OMUNIVOREに向けて出発です。いつも畑めぐりでフランス中の高速道路は把握しているはずなのに、A13に乗るためのパリの出口がわからない。あーだ、こーだの末、ようやく標識を見つけて一安心。「だって、北にはぶどう畑がないからさ、車でなんていったことないもん」そりゃ、そうだよね。そして走ること2時間、ここでちょっとコーヒータイムと寄ったサービスエリアでミネルヴォアのジャンバティスト・セナ夫妻とバッタリ。カメラの話でひとしきり盛り上がったところで、やばいやばい、急がなきゃとバタバタしながら出発。そして会場に着いたのは10時過ぎ、カジノはあるは、タラソはあるは、高級クルーザーはわんさか停泊してるはのゴージャスなドーヴィルを眺めることしばし…。 ついに会場内へ。120件ほどのワインの蔵元が出展する会場では有名シェフの料理のデモストレーションやレストランコーナー、コーヒーメーカー協賛のコーヒースタンド、書籍販売スタンドに食品メーカーの試食などなど、にぎやかな設定の中、おなじみ生産者のニューヴィンテージ、初めて出会う生産者のワインと試飲は夜7時まで続いたのでした。 まさしく体力勝負のティステイング!  肉食人種はパワフルだあ。 夜8時、会場にいた関係者、来場者が集まって港に面したレストラン「レ・ヴァプール」で食事。パリからはおなじみレストランやワインショップのオーナー、シェフ、ソムリエと有名な顔も揃って、店の外から1階、2階と満席。200人は下らない一大ディナー大会となりました! 生産者も各自が自分のワインを持ち込んであっちこっちにスーパー自然派ワインがごろごろ、どれでも飲み放題の夢のような時間は、大騒ぎとともに過ぎていったのでした。それにしても夜景がきれい…。

26
Fév

いよいよ前夜祭!これでもかの自然派ワイン攻撃!

2月10日 日曜日 昨夜の大騒ぎはすでに遠い過去の話とばかり、本日はLe Verre Voleに参上。いつものように予約でいっぱい、でも今夜は雰囲気が何だか違う…。そう、座席の半分がジャパニーズ軍団に占められているんです、スゴイ! インポーターの野村ユニソンチーム、名古屋のこだわり自然派ワインショップ、「ぺシコ」の余語さん、大阪のワインバー、「ダイガク」チーム、長崎のフレンチ「アンペカーブル」のシェフ大坪さん、夜中近くにはしごの閉めに東京の「メリメロ」の宗像さん、「キャバレ」チームもやって来て…。もちろん、この店に来たら、自然派ワインの大御所は何でもありといってもいいほどのセレクション、ワイン選びにもリキが入るというもの。わがチームはオヴェルノワやらダール・エ・リボやら4人で正確には6本分は消費した勘定。ついでに名物のふわふわブーダン、チーズにソーセージ、豚肉のサラダも消化して、やっぱりうまいワインは体に良いねと納得した夜でした。ちなみに本日は明日に備えて、良い子のシンデレラタイムで、打ち上げと相成りました…。

26
Fév

プレ前夜祭はカルトゥシュで大盛り上り!

2月9日 土曜日 明後日から始まる自然派ワイン生産者と有名シェフの料理のテイスティングイベント、DIVE BOUTELLEに向けて、生産者もシェフたちも続々パリに集合中の今週。そんな中、今夜はダール・エ・リボのルネ・ジャンから、大親友ルドルフ・パカンのレストランLe Repaire de Cartoucheにいるから…と突然のお誘い。日本からは、今、パリに到着したばかりというMeli-Meloのムッシュ・ムナカタがスーツケースごと合流。アペリティフ…なんちゃって、カウンターですでに1人1本は飲んだ勘定のルネ・ジャン引き入るご一行様6人の夕餉はようやく9時頃にスタートしたのでした。店中のダール・エ・リボを飲み干すかというほどの勢いで次々と開いていくボトル…。すでに6本は開いたかという真夜中、エルヴェ・スオーも合流、訳の分からない状態のまま、ボトルは空き続け、時間は過ぎ、禁断の隠し芸まで出て、やっとお開きになったのは3時もとっくに過ぎた頃。スーパークレイジーな週末となったのでありました…。