22
Oct

濃縮感あって美味しいワインは、これからの季節に                    超大切!!

ラングドック地方のグラン・ヴァン、アルキエ醸造のLes Bastides D’Alquiere ラングドックに初めてシラーを植えたジャン・ミッシェル・アルキエのお祖父さん。 ラングドック最古の古木シラー品種! 南仏きっての銘醸地区Faugèresフォジェール。 独特な涼しいミネラル感をもたらしてくれるシスト土壌。 ゆったりとした大き目のワイングラスで、くゆらせて飲みたい。 豊満なボリューム感、旨み、それをシスト土壌のミネラルからくる涼しさでしめてくれている。 なんというバランスだ!! 美味しい赤身の牛ステーキに合わせたい!!    

28
Sep

C’est le Temps d’Apéro! アペロの時間ですよ!           Pot d’Anne ポ・ダンヌ

CPV Paris オフィスでは、仕事が終わる頃になると、誰からともなく“Apéroタイム”の言葉が 聞こえてくる。 今日はこの二人、Kisho, Mihoとともに。 ★Pot d’Anne ポ・ダンヌ★ ラングドックPic St Loupピック・サンルーにあるBeauthoreyボートレイ醸造とAnne Paillet アンヌ・パイエさんとのコラボ。 ボートレイのサンソー品種をAnne Pailletアンヌ・パイェさんが醸したワイン。 50%セミ・マセラッション・カルボヌック醸造、50%除梗のトラディション醸造。 フルーツの爆発!果実味タップリでありながらサンソー品種独特の軽やかさ心地よい! グイグイ体に入っていく危険なワイン!! 女性的なやさしいニュアンスで、気さくで、陽気で、人懐っこい、誰からも愛されるアンヌの性格 そのもの!     

20
Sep

8月末よりほぼ2週間の旅

最初は日本から精鋭の小売店の皆さん20名と醸造元を歴訪。 収穫直前、収穫中の蔵をまわった。 皆、ワインを日本の日常で飲んでもらえるように頑張っている人達。 熊本、福岡、大阪、愛知、静岡、東京、八丈島、能登半島から来た小売店さん達でした。 訳あり食品、高品質な食品と共にワインを販売している皆さん。 南フランス、地中海、コルビエール、サンシニャン、ナルボンヌ、ニーム、南ローヌ、ケランヌ、ラストー、リヨン、コート・ド・ブルイィ、ブルゴーニュ、ボーヌ. 昼は醸造元で家庭料理をご馳走になり。夜は各地のワイン・ビストロでの楽しい交流の食事。 そこで、訪問した蔵のワインを食べながらの試飲。 日本の販売現場で頑張っている素晴らしい人達との出逢いは感動でした。何という幸せな事だろう。     また、詳しくレポートいたします。 それ以降はボジョレ、ブルゴーニュの蔵元の収穫に立ち会う一週間が続いた。 2018年のミレジム情報もおってレポートいたします。 朝から晩まで飲みっぱなし2週間は、流石に体にこたえる。 体を鍛え直さないといけない。消化器官が危ない。   

5
Sep

PARIS ⇒ NARBONNE

TGVにて移動。Deplacement さぁー、バカンスも終わって9月に入った。葡萄園もフル回転! 日本からの訪問者がやって来る。こちらもフル回転! どんな出逢いが、どんなワインが、どんなハプニングが、待っているのだろう。    

5
Sep

Haut Languedocオー・ラングドックの山間の美しい村Roquebrunロックブラン

こんな山の中にこんな美しい村が、・・・。サンシニアン、フォジェールを更に山奥に入ったところに隠れるように存在する超美しい村Roquebrunロックブラン村。   ここに15年ほど前から移り住んでいるバイキング人、そうオランダ人の2m近い大男レイモンがいる。 若い頃、マルセル・ラピエールのところで修業して、しばらくは太平洋にある南の島でクリストフ・パカレと共同でレストランをやっていた。 今は、この村に住み着いてワイン屋兼ビストロSt Martinサン・マルタンを経営している。 一時期、スペインのイベリコに行って現地の農家と組んで生ハムを造っていたこともある。 店に7年も熟成している生ハムがある。 『これはLyonのカツミが来た時に食べるようにとってあるんだ』と、レイモンが言う。 美味しいチーズや、アンチョビの缶詰など、ビストロ用のこだわり食材の卸業もやっている。 流石のオランダ商人。    南仏の醸造家達に愛されて、たまり場のようになっている。あのル・タン・デ・スリーズのアクセルも よくやって来る。 私も南に居る時は、時間が許すかぎり寄ることにしている。 テラスにテーブルがあり川と美しい景色を見ながら、時間が止まったようなひと時を過ごすことができる夢の世界。      ここでも、私が知らないワインが時々出てくる。 今日も驚きのトビッキリ美味しいワインを発見!! 微発泡のロゼワイン。 な・な・んて美味しいんだろう。 こんなワインに巡り会うなんて,来てよかった。 近々、日本の皆さんに送り届けます。        Un village mignon, Roquebrun en Haut Languedoc Passant St Chignan et Faugère,dans la montagne plus profonde, on arrive à un beau village mignon isolé, Roquebrun. Depuis plus de 15 ans, […]

5
Sep

Narbonneの街のPassionワイン専門ビストロ Célestinセレスタン

ナルボンヌの街に来てここに寄らないわけにはいかない。ワインビストロのセレスタンCélestinだ。 そうあのPassionnoの人Xavierイクザヴィエがいる。 今夜は、ラングドックでワインを造るガンちゃんこと岩田コキさんと奥さんのかなこさんとやってきた。 今夜はすべてブラインドテースティングで挑戦した。 結果は全滅でした。 イグザヴィエのワインセレクションのポイントがまだつかめていない。 私の知らないワインが多い。 流石パッションの人、アンテナの周波数が私とはチョット違う。 私の周波数ではとらえきれないワイン、面白い発見が沢山あった。 勉強になるな。   ガンちゃん作と私のアイデアもチョットだけ入っている“和”を開けた。 ピノ・ノワールとサンソーで造ったもの。 日本とフランスの調和、 南と北の調和、 剛と柔の調和 今、世は和を必要としている。 まだ狙ったものとは遠い存在、より“和”のイメージに近づけるようにガンちゃん頑張りましょう。 “和”へのイグザヴィエの的確なコメントは流石だった。最後にイクザヴィエが開けたのは、やっぱり ラングロールだった。    FBの世界でも“モナム-ル”で超人気のKanakoさん、南仏の超田舎に住みながら次への夢も考えて いるようでした。 “モナムール”のガンちゃんと仲良く“和”の世界を築いてください。   Bistro Célestin passionné pour Vin Nature à Narbonne Arrivé à Narbonne, je ne peux pas m’empêcher d’aller au bistro Célestin. Un passionné de Vin Nature, Xavier est là. Ce soir, […]

23
Août

8月21日、秋にお似合のワインテースティングが                    東京・銀座で!

サンフォニー・銀座オフィスにて、自然派の新進気鋭の日本初登場のワインが試飲できます。 秋のワインシーズンにピッタリのワインを揃えてますよ! ★トム・ゴティエ あのル・タン・デ・スリーズのアクセル・プリュファーと同じ村で新しい醸造家が誕生した。 アクセルから学んだ期待の新人Tomが古木からの葡萄を醸すトビッキリ美味しいワイン達が 日本初上陸!!    ★デビ・ディヴェルスのルイック ルシオン地方の自然派ワイン共和国ジャジャキスタン国の新しい国民! ジャジャキスタン共和国と云えば、ブー・ド・モンド醸造のエドワード、ポッシーブル醸造のロイックが 先住民。 そこにこの新人ルオックが参入。 何事もトコトン追究するタイプ、もう始めたばかりで、トビッキリ美味しいワインを造ってしまった。    その他、20種類ほど食とワインの秋にドンピシャリのワインばかりを揃えました! フランス・ツアーで仕入れたネタ話しを、まどか、から聞けますよ!!お待ちしています。   開催日:2018年8月21日(火) 時間:10:30~17:00 場所:サンフォニー東京事務所   東京都中央区銀座4-13-3 ACN銀座ビル4F  TEL 03-5565-8992 入場無料・フリーテイスティング

23
Août

絶滅しかけているAramon Grisアラモン・グリ品種で醸すロゼ Grigri グリグリ

【Paul Reder ポール・ルデール】 Aramonアラモンという品種は100年前まではここラングドックでは、主力品種だった。 1970年台にほぼ絶滅してしまった品種。(ボルドー品種など有名品種に植え代えられた。) 灼熱の太陽、極度の乾燥とうい過酷な状況でも耐えられる特別な品種だった。 3億年前にさかのぼる古い石灰岩盤土壌からくる潮っぽさ、ミネラル感が特徴。 好き嫌いはあると思いますが、エモーションとプラス・アルファを感じられる特別なワインです。 温暖化が進む今、多く醸造家が注目している品種である。 昔から、その場所で永きに渡って栽培されていた品種には、昔の人の知恵と経験からの確かな 理由があったのだ。 ポールはもう18年に前に今日の温暖化を予測していたのである。 2000年にAramonアラモン品種を植えたのである。 世に類のない人、絶滅しかけている品種、野生的な栽培、風、温度変化に慣れた造りを醸造中からやっている。 すべての点で特別なワインです。  ポールは、本当は白ワインのスペシャリスト! 白ワインも美味しいよ!! 一度、試してみてください。 Aramon Gris en voie de disparition: Rosé Grigri Il y a 100 ans,Aramon Gris avait été un cépage principal au Languedoc. Les années 70, il avait presque disparu. Ce cépage résiste bien contre la situation sévère comme une […]

23
Août

荒野に住む孤高の醸造家 Paul Reder ポール・ルデール

モンペリエの街から西に30キロ程の丘陸地帯の小山の奥まった人里離れた一角に羊飼いと葡萄栽培をやっている孤高の醸造家がいる。bio協会、自然派などの組織に一切属していない唯我独尊の人。 それでいて、ゆったりとした大きな自然を感じさせてくれる人。 単なる偏屈者とは違いスケールが大きな人。 Paul Rederポール・ルデールである。地質学を学んだポール。ここが特別な石灰質土壌であることを知っている。 赤ワインが主力のラングドック地方で白ワインしか造っていない特別な人。 先代のアランが羊飼いをやっていた荒地を開拓して白葡萄ばかりを植えた。 Grenache Blancグルナッシュ・ブラン、Roussanneルッサンヌ、Rolleロール、Chassanシャッサンなど。 葡萄園は自然そのもの、耕さない、草はボウボウ。ジャングルのよう。 夏になれば乾燥で草が枯れる。それまで朴っておく超野性栽培。 当然、最終的に残る葡萄房はほんの僅かのみ。そんなことに意を置かない。    醸造所は屋根だけあって、壁はない。風が吹き抜けになっている。 ワインは醸造時から瓶詰まで風に吹かれて、自然温度に慣れている。 史上類のない野性的な栽培・醸造を実行しているポール・ルデール。 ポールと話していると、心が雄大になってくる。ワインを飲んでも心が落ち着いてくる。    Viticulteur au pays sauvage: Paul Reder A 30km de Montpellier, retiré sur le coteau dans la montagne, un homme fait une viticulture et un berger. Il n’appartient ni à l’association Bio, ni au groupe Vin Nature. Il […]

10
Août

渋谷の高太郎さんの料理

私は高太郎さんの料理を見る度に日本へ帰りたくなってしまう。 高太郎さんは一か月ほど前にフランスに来てくれて、一週間ほど一緒に葡萄園を周りました。 センスがよく無駄のないスカッとっした人です。 (高太郎さん、チョットFB記事を失礼して借ります。)    FB記事 『玉蜀黍バター 土鍋ごはん – Tomorokoshi Butter Donabe Gohan (Rice seasoned and cooked with corns and butter in earthen pot) 香ばしい玉蜀黍にバターの風味を効かせて、少し洋風に仕上げた土鍋ご飯です。』 玉蜀黍バター 土鍋ごはんには、このワインを合わせたいと思います。 ★Mas LAU マス・ロー醸造の Mas Lau Blanc マス・ロー・ブラン バター風味に玉蜀黍の淡い甘さを伴った旨味とワインの土壌の石灰岩盤からくる潮っぽい旨味がピッタリに違いない。 そして、バター風味と土釜の香ばしさを楽しんだあと、ミネラルを伴った酸で口中を爽やかにしてくれて、もう一杯お代わりしたくなるに違いない。。 高太郎さん、ありがとうございます。      La cuisine de chef Kôtaro à Shibuya Depuis un mois, Kôtaro san est en France et je […]

10
Août

あじのある二人、風韻のある顔、仕事師達の放課後

昼間の畑仕事を終えてニームの街角でひと時。 このフォトだけで多くのことが伝わってくる。 表情の中に刻み込まれてる歩みが見えてくる。 口を開かなくても多くのことを語っている。 こんな二人のワイン、飲んで見たいと……思いませんか? ★Mouressipe ムーレシップの Alain アランさんが醸す Galéjade ガレジャッド、 どこまでも淡い色合いロゼ。 ★L’Anglore ラングロールの Eric エリックが醸す Tavel Vintage 15 タヴェル・ヴァンタージ15. じっくり、ものごとを考えたい時、お仕事でお疲れの時、スーッとアイデアとエネルギーが湧いてくる。    Deux visages habiles: hommes de métier en détente Deux artisants, Eric et Alain terminé le travail dans le vignoble, ils se reposent en ville de Nîmes. Une seule photo nous suffit de montre […]

9
Août

ローマ時代の街ニームでパエリャの夕宴 Bistro Marmite マルミット

(BMO-Cata roussion tour)  BY:TAKESHITA    フランス最古のローマ都市ニーム。 近くには世界遺産のポン・デュ・ガール、街中に は円形闘技場、古代神殿など2000年前の歴史を語る街である。 あのラングロールのエリックとマリーローがいて、 ムレシップのアランとイザベルもいた。 共に、無茶苦茶アットホームな自然派ワインを楽しめるビストロ、マルミットでパエリヤパーティー。    米好きにはたまらないですね(^^)。 美味しいワインとパエリヤで、みなさんエネルギー充填! ニームいいとこ。 これからニーム泊増えそうです。   Nîmes, Dîner Paella chez Bistro Marmite écrit par Takeshita Nîmes, une ville romaine connue pour les patrimoines Pont du Gard, les Arènes, La Maison Carrée… C’est une ville historique depuis plus de 2000 ans. Marmite, bistro hyper familier avec […]

9
Août

ギリシャ遺跡の丘が葡萄園、Mouressipe ムーレシップ                    醸造のアラン・アリエ Alain Allier

BY TAKESHITA (BMO-CATA ROUSSION TOUR) ラングロールのエリックの親友でもあるアラン・アリエのMouressipeムレシップ醸造。 ギリシャ遺跡の見つかるとパワースポット、サンコム村の小さな山のぶどう畑でワインを造り始めた ムレシップのアラン・アリエ。 2016年に念願のカーブを建設。充分な設備とスペースで、ワインが更に 美味しくなった。     〜ケガの功名?〜 ここ数年のムレシップの果実味、軽やかさには目を見張るものがある。 以前からぶどうを冷蔵庫で一晩冷やして、その後MCをやっていたのだが、サンソーとグルナッシュの ロゼ、ガレジャッド Galéjade を新しくタンクで醸造しようとして、イタリアにタンクを頼み、明日届くとの連絡に 収穫を始めたが、翌日になっても翌々日になってもタンクが来ない。。。 困ったアランは、ぶどうを冷やしている冷蔵コンテナな中にCO2を充填し、タンクが到着するのを待った。。。 タンクが着いたのは、なんと収穫してから7日後。。。 タンクに入れず、小さなケースに入れて保存してあったぶどうは、全く潰れず、まさに完璧なMC(macération carbonique)。プレスしてみると、果実味溢れ、アロマティックでピュアなジュースが入手できた! 冷蔵庫MC! アランはひらめいた(^^)! それ以降、ロゼは7日間、その他キュヴェのぶどうも2日間〜4日間冷蔵庫でぶどうを7度の温度でMCしてからタンクに入れる。 ムレシップのここ数年の更なる果実味、爽やかさは、アランの偶然の産物。 ワイン造りは面白いね(^^)!    Vestige grèque, Domaine Mouressipe Alain Allier de Mouressipe fait un vin sur le terrain du vestige grèque. En 2016, enfin il obtient une cave bien équipée et spacieuse […]

3
Août

食の街LYONのサムライChef, Katsumi石田シェフ

Restaurant En Mets fais ce qu’il te plait                  オン・メ・フェ・スキル・トゥ・プレ 7月の猛暑の日に石田シェフの店へ。なんとこんな豪華メンバーで行った。 前夜はジュラのサムライ醸造家Kagami Kenjiroさんのところ、夜中まで20名程の晩餐会をやった帰りだった。 Valenceヴァランスの星レストランCachetteカシェットのシェフMasaさんの料理で、食べて、飲んでの至福のひと時を終えた翌日の昼食。   ジュラ地方よりRene-Jeanルネ・ジャンとマサさんと同じ方向に移動という事で、『じゃー、Katsumiさん とこで昼をたべよう!』ということでやって来た。 昨夜に飲み食いしたものもまだ消化してない状態だった。 それでも、石田シェフの料理はスーット胃袋に入っていった。 凄い料理だ。 石田さんの夏の料理には、特に“酸”と各種のスパイシーが素材の調和されて、スーッと入ってしまう。      エー、もうダメだ、と思っても、出てくると入ってしまう。 まるで自然派ワインみたいに入っていく。 ワインはどんなに疲れていても、どんな料理にも合わせやすいアクセル・プリュファーAxel Pruferの アヴァンティ・ポポロAvanti Popoloを開けた。    驚きの料理のあとは、楽しい延長戦。 今日は昼でもあり、昨夜の残アルコールもあって短い延長戦だった。 ヤー、元気が出てきました。 さあー南仏まで一っ走り。 ありがとうございました。Katsumiさん。

20
Juil

Maxime Magnon マキシム・マニョンの凄いロゼ               Métisseメティス! -NO2

まさに、マキシムがここコルビエールに来たばかりの頃、云っていたワインのスタイル。 しかし、それを遥かに上回る高品質のワイン。 軽やかでありながら、繊細、フィネスを備えている。 シスト土壌でここまでやさしいスタイルができるマキシムは凄い! 特に、17年産のMétisseメティスのスタイルは私が大好きなラングロールのタッチに似ている。 まだ、瓶詰してそれほど時間が経っていない。 これは話題のワインになるだろう!!   グルナッシュ・ノワール50%、サンソー30%、カリニャン20% 6日間のマセラッション。 マキシムはロゼと呼んでるけど、ほぼ薄い赤という色合いのロゼ。 な・なんという液体なのだろう。 全く、何の抵抗もなくスーット体に溶け込んでいってしまう。 . 当然、まだ日本には入っていない。 見たらすぐ飲むべしワインです!!

20
Juil

16年の歳月をかけてコルビエールを革新させた                    Maxime Magnonマキシム・マニョン -NO1

  2002年にボジョレからラングドック地方のコルビエールにやって来て、16年の歳月が流れた。 私はマキシムを最初から見てきた。 当時、やたら濃いスタイルのワインばかりしかなかった。 『私はコルビエールに行ってボジョレを造る。』とマキシムは云っていたのを思い出す。 デイジョンのワイン学校で勉強して、シャンパーニュのセロスSelosseで修業。 地元のあの見事なシャルドネを醸すPhilippe Valetteフィリップ・ヴァレットが親友。 勿論、ボジョレでは、マルセル・ラピエール、イヴォン・メトラなどに深い教えを享けている。 誰もがマキシムを注目して見守っていた。 マルセルもイヴォンも時々コルビエールまで応援にやって来ていた。 マキシムの葡萄園は広大なコルビエールのほぼ中心にあるDurban-Corbieresデュルヴァン・コルビエール村にあり、このコルビエールでは数少ないシスト土壌のテロワール。標高も高く酸が残る。 マキシムが来るまでは、ブルゴーニュ・ボジョレ方式のMCマセラッション・カルボ醸造をやる醸造家はいなかった。 マルセル、イヴォン指導のMCである。    10年程過ぎた時、マキシム自身の内部にも変化が起きていた。 このコルビエールの地でボジョレを目指さなくても、ボジョレの飲み安さ(ビュバビリテ)の部分を 大切にしながら、やはり、ここコルビエールの土壌、ミクロ・クリマを真っ直ぐに表現することの大切さに気づいた。 10年以上の自然栽培のお蔭で葡萄の根っ子は地中深く伸びている。 水不足による乾燥の年でも、地中深いところの水分を吸収できるところまで達している。 つまり、葡萄が熟す大切な時期にも水の供給ができると、ポリフェノールが熟しても、 酸が残るようになる。 だから、酸を残す為に無理に早く収穫しなくても、葡萄をよく熟させても酸を残せるようになっている。 南フランスであるコルビエールの独特太陽をワインに表現させながらも、飲み安さ(ビュバビリテ)のあるワインができるようになっている。 単に飲み安いワインだけでなく、ワインの酒質もしっかりしながらスーット体に入っていくスタイルが完成している。 ここコルビエールには無かったスタイルのワインである。 特に私が大好きなのはCampagnèsカンパニェス。 シスト土壌で100年弱も生きているカリニャン品種が100%のワイン。 スーッと伸びる涼しさを感じさせるシストからくるミネラル感がたまらない。 シスト土壌とカリニャン品種の相性は凄いと思う。 カリニャンがどんなに熟しても酸がキッチリのこる。 私は大好きだ。