7
Juin

プロヴァンス、ロゼ・白の季節がやって来た!!

プロヴァンスと云えばChâteau Roquefort シャトー・ロックフォール。 ここプロヴァンスでは数少ない自然な造り! グッと冷やして、グイっとやりたい!!     標高400mの山の上に、真っ白な石灰岩盤、砂状、火打石、元海底だったころの貝類の化石が ある土壌。 ロゼも白も潮っぽさを備えたスカットしたミネラル感がたまらない。    ミネラル感はビオディナミ農法のお蔭!レイモンはプロヴァンスでいち早くビオ・ディナミ農法を 取り入れた。 それもその筈、レイモンはロドルフ・シュタイナー学校の卒業生である。      6月11日 インポーター・サンフォニー社にてテースティングできます。 その他18アイテムのワインが試飲できます。 10時半から17時までです。 サンフォニー東京事務所 東京都中央区銀座4-13-3 ACN銀座ビル4F  TEL 03-5565-8992 来週月曜日はサンフォニー社、フリーテースティングですよ!!銀座まで遊びにきませんか! 帰りは近所のワインバーで一杯もいいですね!

5
Juin

進化する AMIRAULT アミロ醸造 No.3

今日はこのメンバーで感動の訪問 La visite d’un groupe de cavistes japonais. Depuis 25 ans, ils importent les vins d’Amirault!!   ESPOAでは、もう25年も前からアミロのワインを日本に輸入している。 ここのところ、あまり訪問してなかった。 ここ3年の間のアミロ・ワインの劇的な進化に驚いた訪問となった。 30年もこの世界にいて、こんなカベルネ・フランに出逢ったことがなかった。    ヤニックさんが自ら案内してくれた。17年産を樽から、アンフォラから、トロンコニック型木樽から次々と試飲させて頂いた。 繊細さ、品の良さ、エレガントと云う言葉は、このワインの為に存在するのだと思った。 無駄なところが一切ない。 まるで、パリ・オペラ座で踊る柔らかくしなやかなダンサーのような感覚。 目の前にいるヤニックさんを見たら、「アッ、これだ」と思った。 まさに、このヤニックの体形そのままだった。 無駄な脂肪肉はゼロ、必要のない筋肉すら削り落として、なおかつ優しさを備えたスタイルだった。 畑仕事で鍛え上げた体に無駄なものは一切ない。      樽倉庫とアンフォラ倉庫、トロンコニック型木樽の場所をコマ目に移動しながら一つ一つを丁寧に試飲させてくれた。 普通なら樽倉庫に行ったら、そこで試飲すべきものを試飲し、アンフォラ倉庫や他の場所へ移動する。 しかし、ヤニックさんは、時間がかかって面倒な移動よりも、あくまでテースティング順序を優先して試飲させてくれた。 この一点をみても、ヤニックさんのPrécision精確さを追究する姿勢がうかがわれる。 16年、17年の進化をみると、18年、19年はどう進化していくか楽しみがまた一つ増えた。   

5
Juin

感動のカベルネ・フランを醸すAmiraultアミロ・ファミリー No.2

土壌の人、Yannickヤニック、 『趣味は何ですか?』の質問に間髪を入れずに返答。 『畑で土に触ること』本当に畑が好きなんだなー、と思う。 暇さえあれば、畑に出ている。 葡萄木、土、ミネラルと会話ができるのではないか?と思う。 2016, 2017年とフランス中、天候不良による大打撃をうけた。    しかし、ヤニックの畑はあまり影響を受けていない。 普通よりチョットだけ生産量が少なかっただけ。 どうして?  驚きの事実! 自然をコントロールすることはできない。ただ、そばに寄り添って極力導くことはできる? ヤニックには、葡萄達、土壌、自然を体で体感できて、できうる対処ができているのだろう。 そこに、若きBenoitブノワが加わった。ヤニックの葡萄に合わせて、醸造を相談しながらベストの方法を模索。 特に、醸造に関する情報集めと、考えられる色んな試作を実行して研究を重ねている。 マセラッション(カモシ)の方法/期間、発酵槽の選択、熟成方法も試作を重ねて少しづつ変化が続いている。 具体例の一つには、ルモンタージやピジャージをやらない。 お茶を煎じる如くにやさしく葡萄皮からタンニン、色素、旨味を引き出す方法をとっている。     発酵槽は、コンクリート槽を止めた。トロンコニック型木樽、アンファラ、アンフォラも焼き具合を細かくチェックして試作を繰り返して、自分の葡萄にあったベストなマリアージを追究している。    蔵に入ると、一つ一つの作業を丹念に,可能な限りのPrécision精確さをもってやっているのが判る。 偶然には、感動するような液体は造れない。 畑仕事のプロ中のプロのYannickヤニック、Précision、ここまでやるか、と思うほどの精密な Benoitブノワ。 この二人が合体して、初めて成せる技といえよう!! そして、二人をそっと横から寄り添うように大切な部分をホローするニコルがいる。 Best équipe , このチームワークなくして、感動のCabernet-Francはありえない。 C’est un travail d’equipe. !!

5
Juin

感動のカベルネ・フランYannick Amiraultファミリー No.1

Un des meilleurs Cabernet Franc ここまでの繊細さ、上品なカベルネ・フランが今まで存在しただろうか? 無駄なものをすべて切り取ったスタイル! 脂肪質、筋肉すらも必要なだけを残した感じ。 それでいてホワッとした優しさ、どこにもフランの硬さがない。 カベルネ・フランが野菜っぽい? どこにもそんな言葉がみつからない。 野に咲くスミレのように可憐で美しい。 ハッキリ云って近年、最も心が動揺したワインの一つだ。

5
Juin

このTシャツを造ってくれたのは大分の“俊SHUN”さん

   九州・大分市の駅前にあるPASSIONワイン・ビストロ“俊”の俊さんだ! 俊さんは熱狂的なシモニュッティーファン。 俊さんはESPOAナカモトの中本さんよりワインを仕入れている。 中本さんがシモニュッティの行くと聞いて、このTシャツを造って送ってくれたのである。 中本さん持参した次第。パスカルをはじめ皆で使わせて頂きました。感謝!    俊さん、細やかな心づかい、ありがとうございました。 いつの日か必ずフランスまで起こしください。 美味しいワイン好きの皆さん! 楽しくワインを飲みたい皆さん!! 九州、大分、にお住まいの皆さん!! 別府温泉までお越しの皆さん!!直ぐ近所です! ワイン・ビストロ“俊” いい店ですよ! 是非。お越しください。  

5
Juin

パスカルと長さん(ユキ)も久々の再会

パスカルは東京・鶯谷のお酒屋“よろずや”の長さんのところに行ったことがある。 長さんのお客さんには、熱烈なパスカル・ファンが多い。 長さんの今回の目的の一つは、パスカルに逢って元気つけることだった。 今日はチョットお洒落なブランドものを着てのユキさん。   2OO7年、パスカルがまだ事故前の元気な時に、長さん(ユキ)のお客さん達と大宴会をやった。 日本に来て緊張していたパスカルは、この日を境に日本にうちとけていった。 パスカルもこの時のことは、クッキリと覚えている。  

5
Juin

やっと逢えましたパスカル・シモニュッティ

オートバイによる交通事故の後遺症が長引き厳しい健康上の問題、その上、3年連続の霜による被害が続き、その他、数々の難問があり、言葉では説明できない程の心労で、一時は連絡さえ取りにくく、今回も逢えるかどうか? やや不安の中、何とか逢えることができました。 20年近く付き合っている日本の友、ESPOAの面々が応援に来てくれた。 東京・世田谷・弦巻のESPOAナカモトの中本さんはシモニュッティーのワインOn s’en bat les couillesのTシャツを着ての訪問。Tシャツを来た中本さんを見て、杖をツキながら急ぎ足、ガッチリと握手を交わすパスカル。 厳しい状況の中、遠い日本より応援に駆けつけてくれた友に逢えて喜ぶパスカル。      ワインの世界のパートナーとは、共に同じ船に乗る気持ちが大切。 心と心が、エモーションが、だから、ワインが温かくなる。

5
Juin

今日はESPOAの皆とやって来た、                    Chez Brendan TRACY

ブレンダンがワイン造りをはじめたばかりの頃に、エスポア・メンバーの長さんと訪問したことがある。 ほぼ、8年ぶりの訪問になる。 当時と比べものぬいならない程の美味しさに一同、驚く。な・なんて美味しいんだろう! 特に女性達がお気に入り。アルコール度も低く、果実味が豊かでまるで葡萄ジュース、洗練度が高い。 相当の努力をしたのだろう。短時間でここまでの品質に高めるとは、やはりミュージシャンと感覚が生きているのだろう。    もう、東京・世田谷の弦巻のナカモトさんはピノ・ドニス品種にぞっこん惚れてしまった。 樽ごと予約しそうな雰囲気。      もうメンバーの皆は大感激!!                    

5
Juin

元プロ・ハード・ロック・ミュージシャンのBrendan Tracey          ブレンダン・トレイシー

  ブレンダン・トレイシーBrendan TRACEYは、1979年、若き頃アメリカ・サンフランシスコでプロ・ハード・ロックグループInsultsインシュルツという名の人気グループのギター・ヴォーカルとして活躍していた。 蔵で当時のレコードかけると、それに合わせしばらく歌ってくれる。      お母さんがフランス人、お父さんがアメリカ人でサンフランシスコで生まれて育っていた。 15歳の時にお母さんの地元のトゥールの郊外やって来てフランスの学校で教育をうけて、再度、アメリカに渡り、青春時代をミュージックの世界で活躍。 そして、またフランスに戻り、学校時代の同級生と結婚。 2010年よりワインの世界に入る。 ワインの先生は、あのPascal Simonuttiパスカル・シモニュッティ。 最初の頃は、ワイン造りに慣れない為に失敗を多く経験した。 決して安定したワインではない時代が長かった。 ここ2,3年で見違える程に進化した。 8年間の経験を積み重ね自信もついてきた。師匠のパスカルを凌ぐほどの実力をつけた。 Pineau d’Aunisピノ・ドニスなどはまるでパスカルのスタイルに似ている。 『私にとってパスカルは神様だ。』とブレンダンは謙虚に語る。   

30
Mai

Voyage dans la Vigne !!!

  毎年恒例、CLUB PASSION DU VIN主催、自然派生産者訪問弾丸ツアーを開催します。 実際にぶどう畑に足を踏み入れ、ぶどう畑を取巻く環境を、生産者の熱い想いを 一緒に体感しませんか!   今回は南仏ラングドック、ルーション地方をスタートにシャンパーニュまで駆け巡ります! たった7泊9日の旅ですが、自然派ワインへの理解がとんでもなく深まる感動のツアーです。 ご興味ある方はCPV竹下までご連絡お願いいたします。 案内書など送付させて頂きます。 日程:2018年6月18日(月)日本出発       6月25日(月)現地発 26日(火)日本到着 参加対象者:酒販店、飲食店関係者のみ 訪問予定蔵元:カゾ・デ・マイヨル/ブー・デュ・モンド/ポッシブル/ル・タン・デ・スリーズ/モン・ド・マリー/マス・ロー/エスカルポレット/ジュリ・ブロスラン/ダール・エ・リボ/ジャン・クロード・ラパリュ/ラピエール/ジャック・ラセーニュ/アレキサンドル・バンなど(変更の可能性あり) クラブ・パッション・デュ・ヴァン 竹下 (筆)

30
Mai

酒販店グループ ESPOA の買付ツアー

   土壌を歩き、風に触れ、湿気、鳥のさえずり、雲の流れ、ミクロ・クリマと呼ばれる微気象を体感する。 ワインを理解する最も大切な核心の部分。 机の上、書籍では絶対に把握できないこと。 だから、このメンバーはやって来た。 自分が売るワインの原点を知りたくて。      このメンバー、経済的にも、時間的に余裕のあるメンバーは誰もいない。 厳しい中をやり繰りして、“エイ!!”と深いところで決意してやって来たメンバーばかり。 日本の街の小さな酒屋がフランスまで、買付にやって来る、こんなこと昔なら考えられないこと。 小さな酒屋でも、100店弱が集まれば直輸入もできる。 みんなが同じ方向に進んで頑張れば何とかなる。 誰もがそんなに余裕がない。メンバーが毎年交代でやって来る。 新規の最新の蔵も毎年増えていく。商品、品揃えの新陳代謝には必要なことである。 自分が販売するワインに関しては、どんな一流ソムリエールよりも知っている。 畑、土壌、人,葡萄の状態、誰よりも知っている。       責任持って販売できる。 BIOの認証などに頼ることもなく、自然派うんぬんにも頼る必要がない。 自分の目で、肌で、足で体感して、人を見て、この人なら、とお互いの信頼関係の中で共存している。 特に、蔵元と共に過ごすひと時はお互いの人となりが感じられる大切な時間。 人と人が繋がっていく。エモーションが通い合う。 なんて素晴らしいことなのだろう。 単に、旨い、安い、高い、有名、儲ける、だけの世界ではない。 皆で共存を図る。まさにVin Natureの哲学にピッタリ。 美味しい自然なワインには人と人を繋げる物凄いパワーがある地球にやさしくて、飲む人がハッピーに繋がっていく。 こんな仕事が一緒にできて嬉しい限り。

29
Mai

Jacky ジャッキーに最も逢いたかった男、ヤスさん          (小林康弘)

東京は江東区大島のみどり酒店に勤めるヤスさん。 頭に浮かんだことは自動的に言葉にして喋ってしまうという特技を持つ小林ヤッさん。 いつも笑顔で周りを和ましてくれる素晴らしい人。一家に一台は欲しい性格。    このヤスさんは、コンピューター技師からの転身で、ワインが好きでみどり酒店に就職したという 異色な人。 Jacky Preysジャッキー・プレイのワインが好きで、個人的にも買って自宅でよく飲んでいるヤスさん。 このツアーでは、ここに来るのが最大の楽しみだった。 ここのワインは価格的に安く、ミネラリーでスーット体に入っていく。 自分飲みには最高なワインだった。 どうして?こんなに安く、美味しくできるのか知りたかった。 疑問が解けた。 ジャッキーは自然派ワインが出てきた90年台の最初から自然派ワインメンバーに属していた。 他の蔵は有名になってドンドン価格も高くなって遠い存在になっていった。 ジャッキーは若い時は毎週末、パリまで配達にきていた。 90年台当初、数少ない自然派ワインが飲めるレストランでトビッキリ美味しいFernandaiseフェルナンデーズというレストランがRepubliqueレピュブリック広場の近所にあった。 ジャッキーは毎週末ここに配達にきていた。 そこに食べに来ているお客さん達からも愛されているほどだった。 毎週末、直接に逢う大切なお客に、価格を上げるなんてことをやりたくないし、云いたくなかった。 常にシンプルで、ユーモラスで、真っ直ぐな関係で、親戚のような付き合いをしていたジャッキーさんだった。 ジャッキーは73歳、今でも、パリに配達に行っている働きもの。 醸造は50年も前から自然な造りをやっている。美味しいに決まっている。 そして、土壌が凄い!! 火打石が畑に充満している!! ミネラリーでスカットした真っ直ぐなスタイルはこの火打石のお蔭だ! 火打石のミネラル風味を勉強したい人は、ジャッキーのワインを飲むべし!!   ジャッキー 『外国のワインメーカーや学者の中に、テロワールは直接的にワインの味には影響を与えない、 なんて寝言を言っているヤツがいるらしい。 俺のところにおいでよ。テロワール、火打石が明確なワインの風味を与えることが判るよ!』    ジャッキー 『俺の先祖は火打石銃の点火する部分の材料を提供していたんだ。』 と言いながら、火打石銃を持ち出して点火するところを実施に見せてくれる。   『昔は戦争の道具に役立っていたけど、今は皆を幸せにすることに役立っているんだ!』 と自慢するジャッキー。    美味しくて、ミネラリーで、安いジャッキー・プレスのワインの謎が解けた小林ヤッスさん。 小林ヤスヒロさんは,東京、江東区大島にあるPASSION酒屋“みどり酒店”の店頭にいます。 楽しい人ですよ! 逢いに行ってください。 色んなネタを仕入れて日本に帰りました。 色んな楽しい話しを聞きながら、ワイン立ち飲みができますよ!!

26
Mai

フランス最古の自然派の一つ Jacky Preys                     ジャッキー・プレイ

  ロワール地方のヴァランセ、火打石だらけの畑から造られる美味しくて安いワイン。 とてつもなく自然にグイグイ体に入っていくワインを50年以上も造り続けているジャッキー。 気合の入り方が違う。        73歳の今でも、毎月一回は週末にパリまで配達している筋金入り !! 畑は火打石が詰まっている。 ここのワインのキリっとしたミネラルスタイルの秘密は、ここにある。 皆、火打石を体感した。   

26
Mai

ボルドーの自然派ワインビストロ FLACON フラコンにて

  伝統のボルドーで、フランス各地の自然派ワインが飲める。 今夜は日本の酒販店グループ、ESPOAのメンバーとやって来た。 日本全国に約100店舗ある。PASSION溢れるメンバーが集まった。    皆、忙しい中をやり繰りして現場を体験したくやって来る。 自分達が売る商品の原点を見にやって来る。   『どんな状況の中で、どんな気持ちで、どんな環境の中で造っているのか、どこまで造り手と売り手が人生を共有できるか、エモーションを共有しながら人生を、仕事を楽しんでいきたい。』     今夜、ラングロールのTavelロゼのマグナム、そして、トビッキリ美味しい感動のカベルネ・フランPhilippe Allietフィリップ・アリエを開けた。 な、何て美味しいんだろう! 青さ全くなく、爽やかで上品なタンニン、料理人ジュリアンヌちゃんが造るイカ料理に最高に逢いました。東京からやって来た長ユキコさんも大喜び!!                   そして、メドックで日本人が造る美味しいワインも開けた。 Uchidaさんもメドックから駆けつけくれました。 ボルドーでこんなワインが飲めるようになりました。 凄いことですね!!

25
Mai

ボルドー右岸 ST-EMILION のテロワールを歩く

  世界遺産でもあるサンテミリオンの丘の街を、エスポア11店のカヴィストが行く。 サンテミリオン丘は石灰岩盤質、地下の石灰岩石は切り抜かれて空洞になってワインの貯蔵庫に なっている。 ローマ時代からの遺跡が見られる歴史の街。                                        サンテミリオンの街を散策しながら街を通り越してボルドー9大ワインの一つである Château Ausone オゾンヌの畑を見る。       流石に世界遺産だけあって、いつ来ても美しい街だと思う。どこを写真に撮っても絵になってしまう。  やっぱりボルドーは歴史とワイン文化が溶け込んでいる。 自然な造りをする蔵も増えつつある。