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18世紀から存在するシャトー・プレザンス、南西フランスで醸造するペナヴェール一家
Vacquiers*ヴァキエールの小さな町で私達を出迎えてくれたのは、Château Plaisance*シャトー・プレザンスでワインを醸造をしている Marc Penavayre*マーク・ペナヴェールさん 。大きな体に優しい笑顔はまさにフランスで言う『人生の享楽主義者』! 左がお父さんのルイさん、右がマークさん ペナヴェール一家の歴史はとにかく古い!1732年にこの土地に住みつき、1870年からマークの曾祖父はブドウ栽培、フルーツ園、飼育など、様々な農業を始め今の醸造所を建て上げました。長年が経つにつれ、マークの父、ルイ・ペナベールさんは全ての土地をワイン栽培にささげるようになりました。この時期からルイさんはブドウ品種とアペラシオンが一致するよう、そしてブドウの品質を保つため様々な工夫をしてきました。家族揃ってワインに興味を持ち出し、マークさんも1985年にはアンジェで醸造の免許を資格、そしてエンジニアの資格を取りました。そして1991年、マークもシャトーの仕事を手伝い始めました。その時期からドメーヌには新しい風が吹いたかのように仕事が順調になり、栽培面積も7ha から 16haまで広がりました。今現在、シャトー・プレザンスは世界中で見当たるほど知られるようになりました! 『私の畑は全て自然栽培だよ。2000年からは、土壌により優しい栽培方法が気になり、肥料や除草剤は一切使用しなくなったんだ。畑の手当ては全て有機物質のみ。そして完熟した健全なブドウを収穫し、選別する。これは欠かせない作業だね。』 『自然とワインが出来上がるためには、畑での作業が最も重要だ。カーブでも、なるべくテロワールを表現させるため、自然酵母のみで醸造をしている。旨みや風味が落ちてしまわぬように、赤ワインはフィルトラシオンもコラージュも無し。私は品種ごとに醸造して、最後にアセンブラージュをするのが好きなんだ。』と長年の経験を思い浮かべるように話すマークさん。 ブドウ品種とテロワールの相性は? 『酸味が強い沖積土質の土壌と、ネグレットやシラー、ガメイなどの品種はとても相性が良いと思うよ。カベルネに関しても、とても美味しいワインが出来るのだが、石灰質の爽やかな土壌で出来るワインとはまた少し特徴が違うんだ。』 シャトー・プレザンスのワインの特徴は? 『私達のワインは、とても古くから伝わるネグレットの品種が多く使われているんだ。他の品種には真似出来ない独特の味わいが印象的。しかもこの品種はポテンシャルを失わないので、何年経っても魅力的で美味しく頂けるんだ。』と自信満々な笑顔でネグレットを語るマーク。確かに何とも言えないタンニンのまろやかさと爽やかさは他では味わえないですが、ワインの色の黒さにビックリです!これを飲んだ後には歯磨きは欠かせないです!! Thibaut de Plaisance 06*ティボー・ドゥ・プレザンス 06 品種:ネグレット80% - シラー20% 樹齢:45年 土壌:ケイ質土、又は水晶が混ざった砂利・石灰・砂泥土質 醸造:ステンレスタンクで5週間 熟成:18ヶ月間の樽熟成 名前:息子の名前です。 スパイス、黒フルーツ、レグリスそして花の香りが一気に漂ってきます! 息子に似ていてパワフル!ネグレット独特のとても綺麗で滑らかなタンニンが口に広がっていきます。骨格とバランスが完璧! マークさん曰く、5年から7年後に飲むとトロけるほど美味しくなっているそうです! Tot Co Que Cal 06*トット・ソ・ケ・キャル06 品種:ネグレット90% - シラー10% 樹齢:50年 土壌:ケイ質土、又は水晶が混ざった砂利・石灰・砂泥土質 醸造:ステンレスタンクで6-7週間 熟成:20ヶ月間の樽でのシュール・リ熟成 名前:オック語で『必要な物全て』と言う意味です。 ラズベリー、ブラックベリー、スミレの花、スパイス・・と、綺麗で豊富なアロマがフンワリ!骨格がしっかりとしていて、エレガント!タンニンが酸味を引き出し、口の中には爽やかさと優しい後味が残ります・・・! Rosé 08*ロゼ 08 品種:ネグレット80% - シラー20% 土壌:ケイ質土、又は水晶が混ざった砂利・石灰・砂泥土質 醸造:ステンレスタンク 熟成:樽でのシュール・リ熟成 キラキラとしているこのロゼはフルーツと花の香りでいっぱい!爽やかさにパワフルさと繊細さが混ざり、永遠と口の中に残りそうな味わいです。 Grain de Plaisir 07*グラン・ドゥ・プレジール 07 品種:セミヨン40% - ソヴィニョン60% […]