4
Déc

彫刻家の山下さんがPARISに!Sculpteur YAMASHITA a PARIS !!

世界中で数々のVignerons醸造家の樽に、彫刻のアートを残している山下さんが、何と、今日PARISです。 13年にフランスにやって来て、数え切れない樽アートを施して、一旦日本に戻り、オーストラリアに渡り樽アートを残して、現在は九州の佐賀にアトリエを移してアートを続けている。 本当はワインの勉強にフランスに来たのですが、好きな醸造家のところで樽に彫刻したら、それが醸造家仲間で話題になって、本業の彫刻家に専念することになってまった、とのこと。   私とは、数年前にスペインの試飲会で会ったのが切っ掛けでした。 その後は、彼の樽アートは、私が行く多くの醸造家のところで拝見していました。。 是非とも、逢いたいなと、思っていたら、昨日に突然に逢える算段になってしまいました。ラッキーなことです。 昼頃、オフィスに寄って頂き、アペロにブルゴーニュの今勢いのあるAMIアミ醸造のアリゴテをやりました。 今日は月曜日なので、ビストロは殆どお休みで、近所の定食屋さんで美味しいワインがあるMazenayにやって来た。 山下さんは明るい雰囲気を持った気持のいい若者って感じです。 この性格と、兎も角も、ワインが大々好きなところが、多くの醸造家に好かれていて人気ものです。 彼の作品を幾つか紹介します。 シャブリのトーマ・ピコのパット・ルー醸造では、こんなに大きな壁掛けの彫刻もやったようです。   また、来年の秋には、フランスに来るようなので、またヴィニュロンの方々!樽アートをやってもらうチャンスですよ!! Au Vignerons !! IL va revenir l’annee prochaine en automne. Si vous vous interessez de travail avec lui, vous allez me contacter s.v.p. Tres bon artiste et bon buveur. やあー、美味しい定食屋さんでした。 ご馳走さまでした。 山下さん、明日、日本帰国ですね。気を付けてお帰りください! 寄って頂きありがとうございました。    

4
Déc

Partida Creusマッシモのワインには、生きている進行形のエネルギー!

明るいバルセロナの南にあるパルティーダ・クルーズ醸造のマッシモが、ワインを抱えてParisオフィスにやって来た。 北イタリア出身のマッシモがバルセロナまで来ることになった生き様だけでも、映画になりそうな物語があり。 風対流系の専門設計家だったマッシモは、フィンドウ系スポーツ道用具を設計してミラノでは有名で大活躍していた。 ミラノでの周りの生き方に納得せず、バルセロナにやって来て、ヨット関連の設計をしていた。 ある時、バルセロナから更に南の山に行った時、自分が育った北イタリアの故郷に似た葡萄園に出逢った。 まさに。マッシモが育った北イタリアのテロワールそっくりだった。 ワインが大好きだったマッシモは、机の上の仕事に飽き飽きしていた。この葡萄園を見た瞬間に人生を変えた。 そこから、マッシモのロマンが始まった。 葡萄の種を植えて苗木を育てるという、途方もない時とリスクがかかる挑戦もやっている。 もう、やることすべてが途轍もない情熱な無ければできないことばかり。まさにロマンがある 遠くを観ながら、自分が設計したことをコツコツと実行するマッシモを見てると、感動が伝わってくる。 マッシモのワインを飲んでいると、マッシモの生きたエネルギーやロマンが伝わってくる。 イタリア人のマッシモは、やっぱりジェスチャーが凄く、まるでダンスを踊っているようだ。 暑いスペインで、酸が全面に表現されていて、フランスでは絶対に存在しないバランス感覚がある。 ワインは造り手の信念の深さ、これからどこまでやり切る覚悟があるか、で多くのことがわかる。 また、新しい境地に入っているワイン達を試飲できました。マッシモのワインは生き方にピタリと合っているスタイルだ! 試飲の後は、お鮨、美味しい肉を焼きました。そして、今が旬のモンドール・チーズを食べました。 マッシモのワインの酸と相性が完璧! そして、やっぱりワインは造った人間と一緒に飲むのが一番おいしい。 今回はバルセロナから車で飛ばして来てくれました。これからパリからバルセローナまで帰る。 マッシモのpassionがヒシヒシと伝わってきました。 こんなにエネルギーを込めて造っている人間は少ない。 ありがとう! グラッチェ・ミーレ! Massimo.

1
Déc

☆小さな試飲会“Montezuma”にて、ブー・ドゥ・モンドのワインに感動

Parisでは11月は毎週月曜日に、3か所ほどで試飲会を開催している。 ワイン造り手達が、今、どんな状況の中で、どんなスタイルを目指してワイン造りをしているのか? 微妙に変化を続けるVin Nature業界の流れを知っておくことは大切。 OENOのメンバーは、ほぼすべての試飲会、見本市に参加している。 今日は、レストランを借り切って行われている試飲会にやって来た。 新しい醸造家もいくつかいたけど、やはりベテランの味には感動する。ものがある。 ブー・ド・モンド醸造のエドワード・ラフィットが、いつもの笑で迎えてくれた。 今日は息子のマリウスと一緒だった。 やっぱりベテランの技が生きている、 1-L’ECHAPPE BELLE レシャップ・ベル これは感動の美味しさ!! シラー品種40%、グルナッシュ60% 、果実味が豊な除梗なしのマセラッション・カルボニック醸造。 標高の高い花崗岩土壌からくる爽やかさを含んだミネラル感が、素晴らしい!! しかも、ここの葡萄園は標高の高い山の上、夢のような絶景が見える立地。 2―HOP LA オップラ “オップラ“は、重いものを持ち上げる時の掛け声、日本式に言えば“ドッコイショ!”の意。 これまた、標高の高い葡萄園でグネス土壌のテロワール、グネスは、ややシストに似て涼しいミネラル感がある。 やさしい果実味を表現する為にトロンコニック型の大樽でマセラッション・カルボニック醸造を実施。 スーッと入るスタイルにしたくて、ピジャージなどは一切しないで、お茶やアンフュージョンのようにやさしく葡萄の要 素を抽出した。 フィネスを感じさせるフルーティーなスタイル。エドワードの技術が生きている。 エドワアードは、若き頃、ローヌのエステザルグ農協で働いていた。 当時の醸造長は、ジャン・フランソワ・ニックが醸造長だった。(現在フラール・ルージュ醸造) あのニックからマンツーマンでセミ・マセラッション・カルボニック醸造を伝授してもっらたのである。 醸造技術といい、この美しい標高の高い素晴らしいテロワール、といい、美味しいワインが出来る条件が揃っている。 Bout du Monde ブー・ドゥ・モンド醸造のワインは、すべて感動的な美味しさを備えている!! (ブー・ド・モンド醸造のワインの問い合わせは、サンフォニー社です。)

1
Déc

Minowaさんとパリ最高のビストロ・BARATINにやってきた!

VIN NATUREヴァン・ナチュールを愛しきっているNOMURA UNISON野村ユニソン社のMinowaさんがパリにやって来た。 フランス食文化をこよなく愛しているMinowaさんが、パリで行きたいところは? やっぱり、Baratinです。 店構え、装飾で格好をつけることは一切なく、ホントにシンプルな店構えで、“本物の食とワイン”の内容でフランス文化を表現している。   ピノッシュのシンプルなサービス、ラケルのシンプルでピュアーな美味しい料理! これぞ、“FRANCE”! 不必要、過剰なものを、排除したピュアーなフランス文化そのものがここにはある! 今夜は、野村ユニソン社のMinowaさんとOENO社のEnzoとやって来た。 野村ユニソン社の熱心さには感動する。 一か月前にも、竹澤さんがフランスに来たばかりだ。 フランス現場を知ることに“重要ポイント”に置いている。 “現場”を知ることで、ワインの裏にある大切なことを深いところを理解できる。 特に、装飾なく誤魔化しのない本物のワイン造りには、常に“美味しさ”が表現されているわけではない。 時として、一般のワイン好きの人達からは敬遠される“風味”が全面に出ている時期がある。 これは、どんな気を付けても、“装飾なく誤魔化しのない本物のワイン造り”を目指すかぎり発生することです。 残念なことですが、事実です。 では、“敬遠される風味”が一切出なくするにはどうしたらいいか? 普通のワイン造りの如く、酸化防止剤を加えれば、全くクリアなスタイルのワインができます。 しかし自然栽培努力で得たワインの重要な“感動的な美味しさ”を失うことに繋がります。 これは、造る人の“ポリシー”“職人としての根本的な生き方”に関わってくる問題です。 ここBARATINでは、本物中の本物のワインが提供されていますが、“妙な風味”があるワインは一切ありません。 プロ中のプロであるソムリエのピノッシュが、常にワインの今の状態をチェックして提供しているからです。 この辺の徹底度が、BARATINの感動的なフランス文化の象徴的な店だ!と云われている目に見えない大切な部分です これは,云うは安しで、実際に行うことは、色んな困難・矛盾なことを超越して初めて可能となることです。 これもやはり“生き方”の問題となってくることで、どのレベルのことを実現しようとしているかによることです。 これは“佳し,悪い”の問題ではありません。 造る方も、提供する方も、自分のアイデンティティで判断することです。 野村ユニソン社のMINOWAさんは、BARATINのようなお店が現場でやっていることを、はしっかりと学んでいます。 プロ中のプロの仕業の現場を体感しています。大切なことです。   バラタンのシェフのラケルさんの体調が、元気そうなので嬉しい限りです。 ここは、“フランス文化”の象徴です! まだ、まだ頑張ってほしいものです。 Merci Raquelle, Merci Pinouche !

26
Nov

アルザスの友がやって来た!やっぱり造った本人と飲むのが一番美味しい!

11月は、パリでワイン見本市が毎週開催されている。 だから普段Parisまで来ないVigneronsヴィニュロン達がやって来る。 今日は私が最も好きなヴィニュロンの一人、ブルノ・シュレールBruno Schullerが友達を伴ってやって来た。 嬉しい限りだ。 皆で素晴らしいひと時を過ごせた! 自分の信じた道を、一心不乱に真っすぐ生きるブルノーの生き様がワインに刻まれている。 まさに、本物中の本物だ! 栽培も醸造も自分が心の深いところで納得したことを、何が起きても曲げずに真っすぐやり切る。 だから、ブルノのワインを飲むと、心と心身に真っすぐなエネルギーが伝わってくる感じがする。 最初は日本酒(菊姫の山廃純米・鶴之里)をアペリティフでやった。 昼食は, 私がシェフになって、オフィスにある鉄板焼きで,ツマミに海老、イカなどを焼き、焼きそばをつくり、そして パリの美味しい鮨屋から寿司を取り寄せた。 あとはフロマージをツマミに永遠的に飲み続けました。 食後酒で、日本のウイスキー、焼酎をやり続けました。 やあー、あまりにも楽しくて、チョット飲み過ぎてしまいました。 たまには、いいよね! やっぱり、ワインを造っている人達と飲むのが一番だ!! 精魂かけて造られたワインを、こんな風にワイン造りの職人たちと飲むとエネルギーが倍増して伝わってくる。 本物のナチュラル・ワインは、心を豊にしてくれますよ! 皆で素晴らしいひと時を過ごせた! Merci Bruno.

10
Sep

偉大なワインへの企画!フィリップ・パカレ氏とフェラーリ家の挑戦!

久々の偉大なワインへの企画!フィリップ・パカレ氏とフェラーリ家の挑戦! ブルゴーニュのグランクリュ畑、シャンベルタンや、クロ・ド・ヴージョなど銘醸畑を34年間も醸造してきて、今やブルゴーニュを代表する造り手になったフィリップ・パカレ氏が、プロヴァンス地方の極めて特殊な土壌を備えた畑に遭遇した。 フェラーリ氏と出逢いが、新たな挑戦心に火がついた。 フェラーリ・ファミリーにとって大切な区画のテロワールを検分したフィリップは、“ここなら!”自分が前々から造りたかったワインのスタイルが可能になる!と確信した。 フェラーリ氏とパカレの二人の“夢”を現実化させる緻密な仕事が開始された。 フェラーリ氏は、全く別の仕事で大成功を遂げている家系の当主。 彼のお母さんが人生をかけて精魂を詰め込んで世話をしてきた畑がここBormes les Mimosasボーム・ド・ミモザ村にある。 フランスの国定公園の中にあって、フランス大統領用の別荘が目の前にある風光明媚なのも気に入っている。 海に面しながら、土壌がシスト土壌に石英石が豊富に混ざっている特殊なテロワール。 そして、赤い粘土質区画と砂質区画に分かれている。 パカレにとって、ここの豊富な太陽からくる豊潤さを、このシストと石英石からくる“ミネラル感”で爽やかさ表現して 絶妙なバランスのワインができる。 つまりブルゴーニュでは得られない“豊潤さ”のワインに“繊細さ”を加えて今までにないスタイルのワインを造りたかった。 その上、ここでは風が常に吹いていて強烈な太陽をも涼しくしてしまう程である。 つまり、じっくり葡萄を熟しながら、酸をも兼ね備えて、しかもミネラル感をキッチリ内蔵した葡萄が可能となる。 この二人が最初に手掛けたのは、醸造所に資金を費やすのを後回しにして、まず、畑に集中することをした。 それぞれの畑のテロワールごとに細かに研究して、24区画に分類した。そこから生まれるワインのスタイルを徹底研究。 5年間のテロワール研究、区画別のワインをテースティング研究、更にブルゴーニュで培った繊細さを醸し出す醸造方法の改良、熟成を経て、やっと完成。 まさに“豊潤さ”と“繊細さ”の融合したワインのスタイルだ! 何と!素晴らしいんだろう! 豊潤なのに強さを感じない。 フランスでも今、話題のワインとなっている。 フランス雑誌“フィガロ”“テール・ド・ヴァン”などに掲載されたり、フランスソムリエ協会のテースティングに研究ワインとして、世界一ソムリエのオリヴィエ・プッシエール氏に選ばれている。

9
Août

ボルドーにあるワイン・ビストロ“SOIF”にて

世界遺産のボルドーの街並みで最もボルドーらしい街角、旧ボルドー街にあるSOIF。 ボルドーに来たら必ず寄る店。 本物ワイン大好きなオーナーの二コラが頑張っている。 ボルドーでこんなワイン達がグラスワインとして提供してくれている嬉しい店。 何とボジョレのフィリップ・ジャンボン、南ローヌのレモン・ル・バールのワインが。グラスワイン用としてカウンターに置いてある。 ボルドーのワイン文化度も深くなったものだ。 ひところ昔なら、ワインビストロといえばカチカチなボルドースタイルのワインばかりだった。 今日は暑いので涼しさを醸してくれるワインをワインリストから選んだ。 ここのオーナーと同じ名前の二コラが造ったワイン。 Nicolas CARMARANS二コラ・カルマランのマキシムを開けた。 このワインの産地は、フランスで最も冷涼な産地の一つオーリャック地方。 フランスのほぼ真ん中のオヴェルニュ地方のやや南にも関わらず、山の入り組んだ地形の為、朝日が遅く、早く日が沈んでしまう。 日照時間が短く、年間の気温でも最も寒い日々が多い特殊な地方である。 こんな困難な地方でも二コラ・カルマランが醸すと、アルコール度数が低くくてもワインとしての旨味がしっかりと爽やかに、しかも繊細に表現されている絶品ワインになる! まさに夏の為にある赤ワインだ! 感動の美味しさ! フランスの“ヘソ”と云われるオーリャックの田舎で頑張っている二コラの顔が浮かんできた。 逢いに行きたいけど、やっぱり遠いな。 二コラの生き方が素晴らしくカッコいい! パリでワインビストロを経営していた二コラは、マルセル・ラピエールが大好きだった。 ワインを造りたくなって、お祖父さんの実家があるオーリャックの山の中に引っ越してワインを造りだた人。 フランスで最も太陽が照らない山の中で寒い秘境中の秘境。 そんな難しいところで、絶対に諦めずに頑張っている。 花のパリから正反対の秘境で生活も180度ちがう条件下で、想像を絶する困難を乗り越えながらワイン造りを続けている二コラ。 頑張りという点では金メダル級の人。 こんな貴重なワインをボルドーで飲めるとは、なんと幸せなことだろう! 二コラ・カルマランのワインはあまり知られていないけど、ホントに貴重、希少なワイン。 MERCI Nicolas et Nicolas

8
Août

石田さんの料理をパリのVERRE VOLEEヴェール・ヴォレーで!

食の街Lyonリヨンで活躍した石田さんが、何とパリのヴェール・ヴォレーの臨時シェ7月のとある日、石田さんがパリにいると聞いて、皆でやって来た。 わずか一週間のKatsumi(石田)フェアーのヴェール・ヴォレ。 やっぱり美味しい!! パリの自然派ワインが豊富にある老舗で、こんな美味しい料理と最高のワイン達のマリアージ!! もう感激ですね! まずは、私の大好きなシャンパーニュ“Ruppert Leroy”ルペール・ルロワの“11,12,13…”をアペロと前菜用に開けた。 これは絶品のシャンパーニュ!! アルコール度数11度と軽めでピノ・ノワールとシャルドネ。 熟成風味と新鮮な果実味が入りまじっていて、まさにシャンパーニュの深味を感じられる! 美味しいシャンパーニュの次に出せるワインは難しい。 黙ってロワールの玄人好みのBenois Couraultブノワ・クロの“Gilbourg”ジブールを開けた。 ウーン、好きだな、シスト土壌からくるこの締まったミネラル感! たまりませんね!(いつも私の誕生日に開ける) そして、石田さんの美味しい料理には、やっぱりL’Angloreラングロールの“Vintage Tavel l5”ヴィンテージタヴェルを開けた。旨味とうまみの競演で最高のマリアージでした。 久々にKatsumi料理を堪能して、最後にカツミさんがテーブルにやってきてくれた。楽しいひと時を楽しみました。 まるで、リヨンにいるような錯覚になってしまいました そして、最後には石田さんも大好きなダール・エ・リボのクローズ・エルミタージの22を楽しみました。 最高のテーブルでした。 やぱり、誤魔化しのない美味しい料理、偽りのない美味しいワインを、心の通じた仲間とやるひと時は最高ですね。 明日への活力が湧いてきます! Merci KATSUMI. Merci VERRE VOLE !

23
Avr

Salon du Vin Nature à Paris – Pépite

En cette matinée du lundi 22 avril, je me suis rendu au 4 impasse Guéménée, dans le 4e arrondissement de Paris. C’est en pleins quartier de Bastille que se trouve le restaurant intimiste « Capitaine » qui accueillait l’évènement Pépite. Des vignerons des quatre coins de la France se sont réunis pour partager un moment convivial orienté vers […]

26
Mar

BIM & La Remise 2024 南仏アルルの大試飲会

3月の17-18日に、アルル(Arles)の町で大試飲会が行われました! 私にとって数年ぶりの南仏試飲会! 今年のパリは、50年以上ぶりの最悪な気候。1月からほとんど太陽の日差しがなく、どんよりとした気候。それに比べて南仏は相変わらず青空で気持ちいい気候。 2023年は地方によって気候も異なり、収穫量も全然違いますが、フランス全体に猛暑の日々が続き、ブドウの熟成が困難であったと。それにもかかわらず、結果綺麗なブドウが収穫でき良かったとの事です! 大雑把に言うと、フランスの北部は春の湿気の影響でべと病が発生、南部は猛暑や雹害でブドウの実は中々完熟しなかったと。しかし地方や村により、2023年ヴィンテージの結果は全く違います! 数年前から世界の経済状態も上手く言っているとは言えませんが、今回ワインを紹介していた生産者は皆笑顔。 BIM試飲会も、La Remise 試飲会も、心地よい空間のなか楽しい雰囲気が漂い、とてもエネルギッシュ。   ---- BIM 試飲会 ----     最初の試飲会は、元々ヴァランラン・ヴァレス氏(Valentin Vallès)やアド・ヴィヌム(Ad Vinum)のセバスチャン・シャティヨン氏(Sébastien Chatillon)が開催した試飲会。今年もセバスチャンはカウンターの後ろで大活躍!そして新たにラ・グランジュ・デュ・ノール(La Grange du Nord)のフレデリック・アニュレー氏(Frédéric Agneray)と蒸留酒を醸造しているカンタン・ル・クリッシュ氏(Quentin le Cleach)も関わり、皆大忙しでした。                 BIM とは乾杯するときに鳴る音を示しており、2016年に初めて開催されました。自然派を代表するワイン生産者に、何と言っても美味しいフードトラック、そして盛り上がりのコンサート!今年もDJが会場を朝方まで盛り上げたそうです。               Quelle meilleure expérience que de commencer mon stage au sein d’Oeno Connexion à Arles, […]

6
Mar

ベテランの深味、継続は最高の力なり!SENATセナ醸造

1996年より、ワイン変革期の30年間弱のひとつの時代をワイン造りに人生をかけてきた造り手、Jean-Baptiste SENATジャン・バティスト・セナさん。その偉大さに触れた感動的なテイスティングだった。(Le vin de mes amis ル・ヴァン・ド・メザミ試飲会より) 時を重ねて蓄積してきた“技”に裏付けされたワインには、試飲会のような雑多の中でも、“おお!”と感動する美味しさと、一朝一夕には絶対に出せない“味わい”がある。 ワインの“味わい”の中には、醸造時のやりかた次第で出せる“味わい”と、そうでないものがある。 つまり長い年月をかけて、畑仕事で健全な土壌を造り、その結果健全な葡萄木が育つ。それにより、多くの要素を含んだ葡萄、果汁ができあがるのだ。 この色んな要素を含んだ果汁を持った葡萄は、一朝一夕ではできない。 セナのワインには、すべてのワインに深味と奥行きを感じる。 軽いワインから濃縮感のあるワインまで、網羅している超ベテラン、Jean-Baptist SENAジャン・バティスト・セナのワインには、感動的な歴史がある。 1990年台の半ば、96年に南仏ミネルヴォワにてワイン造りを始めた。 私とはその頃からの付き合いだ。 ジャン・バティストがワイン造りを始めた頃の写真と、最近のものを比較してみるのも面白い。 ひとつのことに突き進んできた人間の歴史を感じる。ワインと同様に“人間性”そのものが含蓄された深味がある。 ジャン・バティストは学生時代、超エリートだった。日本でいえば東大に匹敵するポリテクの出身でもある。 でもそんな素振りは一切見せない。 子どもの頃よりバカンスの時行っていた先が、南仏ミネルヴォワの醸造家であるお祖父さんのところだった。 お祖父さんと葡萄園に行くのが好きだったジャン・バティストは、若い頃より、葡萄栽培やワイン造りをやりたかった。 パリの都会で人生を送る事など全く興味なかったのである。 勉強もそうだが、ジャン・バティストは何ごとにもやり始めると、とことん突き詰める性格だった。 中途半端なことはやらない。 もう28年間、栽培も醸造も突き詰めてチャレンジしてきた。 一つひとつ挙げたらキリがないので、またの機会に書こうと思う。 そこまでやるか⁉と驚くようなことまで、たくさんのチャレンジと変革を成し遂げてきた。 それらが蓄積した結果が、今、目の前にあるワインの中に詰まっている。 一つひとつが感動の“味わい”、深味、奥行き、やさしさ、飲みやすさがある。 軽快なスタイルから濃縮感のあるスタイルまで造りあげている。 ジャン・バティストが、経験してきた28年間のワイン業界の変化がそのままそれぞれのワインに表現されている。 私にとって、もう涙が出そうになるほど感動してしまうワイン達だった。 1-AMALGAME アマルガメ この透明感のある色合いを見てください!昔のセナのワインしか知らない人達には想像できないワインでしょう。 グルナッシュ・ノワール40% + グルナッシュ・グリ30% + ピックプール・ノワール10% + クノワーズ10% + テレット10%  除梗なし全房での発酵で、10日間のマセラッション。 まるで最近の若手醸造家が造ったワインのような感じがある。透明感があってジューシーなスタイルの中にも、ジャン・バティストが育ててきた60歳のグルナッシュ・ノワールからくる深味がある。 軽快でグイグイいけるワインだけど、単なる“軽いワイン”ではない。 2-ARBALETE アルバレット グルナッシュ90% + シラー10% 樹齢:グルナッシュは30年 + シラーは25年 土壌:粘土石灰質 除梗なし全房での発酵で、12日間のマセラッション。マセラッション期間中は一切触らないので、やさしいタンニンと果実味がソフトに抽出される。それにより、軽快な色合いとジューシーなスタイルでスーと体に入っていく。 3-HORS CHAMPSオー・シャン グルナッシュ60% + サンソー40%、樹齢:40年、土壌:粘土石灰質、選定:ゴブレ選定 醸造:除梗なしの全房のブドウを、タンクで12日間のマセラシオン。 これは感動もの!ややピノッテしている。今、南仏で人気の品種サンソーが40%も使われている。 サンソーは、もともとは南仏では多く栽培されていた主力品種のひとつだった。 暑さと乾燥に強く、大粒の葡萄でややピノに近い風味を持っている品種。 これら、3つのセナワインは、昔のセナ醸造のワインしか知らない愛好家には、想像できないスタイルのワイン。 繊細な和食に最も合わせやすい赤ワインのスタイルのワインともいえる。 4-LA NINA […]

5
Mar

驚きの才能を備えた新人Yoan REGAヨアン・レガ! irréel試飲会

多くの才能ある新人達が誕生している中でも、ひと際、私の心を動かした新人がいた。 Yoan REGAヨアン・レガである。 19年に初リリースしたばかりにもかかわらず、ここまでのワインを造り上げたYoan REGAヨアン・レガには驚くばかりだ。 造りも、たった数年の経験でかなり複雑なことを行なっていて、これだけのバランスのいいワインを造り上げている。 天才的な閃きがあるのだろう。 今のセンスある若手醸造家達が手掛けている複雑なワイン造りを、見事に成功させているのである。 除梗せず全房の葡萄を発酵槽に入れてマセラッション・カルボニック醸造方法と、葡萄を除梗したトラディション醸造方法を折衷させた造りに挑戦している。 また葡萄を直プレスしてジュースのみを絞り、醸造中の発酵槽に加えてワインの濃淡を調整しながら、軽快で飲みやすく、それでいて質も備えているバランスのいいワインを造り上げている。 料理の世界でたとえるなら、フレンチを基本に和食の技を使って料理の濃淡を調節していることに似ているかもしれない。不自然に濃い料理でもなく、薄っぺらな料理でもなく、色んなインスピレーションをもとに工夫して造る創作料理のような印象も受ける。 それでいて、大切なバランス感覚に長けているのが彼のスタイル。ヨアンのワインには、濃淡の絶妙なバランス感覚が生きている。 パリで10年間ほど音楽ジャーナリストとして活躍していたヨアン。ジャズが好きでもある。 この閃きは、ジャズのインスピレーションのような感覚もあるのだろう。 基本的にヨアンは、あまり濃すぎるワインは好きではないそうだ。 でも内容の薄い、単なるスイスイ・ワインは造りたくないと言う。 そこで、いろんな醸造家仲間達がやっていることを見たり、聞いたりして、即それを取り入れたり試行錯誤をしたりしながら、自分のスタイルを模索しここまでたどり着いたのが彼の凄みだ。 短時間でここまでたどり着いたということは、これからがますます楽しみな醸造家とも言える。 ★Le plus Cool des JE T ‘ AIME ル・プリュ・クール・デ・ジュ・テーム フランスの有名歌手、Juliette Armanet の作品に出てくる歌詞。 『ル・プリュ・クール・デ・ジュ・テ ーム』とは、『最もクールなアイ・ラ ヴ・ユー』という意味。もっとも軽快で愛らしいワインって感じ。 砂質土壌の区画の葡萄。造りは、1)シラーとメルローの醸造中のタンクからフリーランジュースを抜き取ったもの。 (2)メルローとシラー、グルナッシュも収穫後に直ぐダイレクト・プレスでジュースを絞っり、つまりカモシ(マセラッションはなしで、軽快なワインを造りたかった。砂質土壌も優しいスタイルに貢献している。 ―――― ★RENCARD ランカール “Rencard”とは“待ち合わせ”の意。このワインは、ドメーヌにある色んな葡萄品種を使うので、葡萄と葡萄の待ち合わせという意味からこのキュヴェ名に。 土壌は砂状の区画に育つ60歳の古木シラー品種が主体。 造りは、3通りの処置をしている。 (1)シラーを除梗して破砕もしてトラディション醸造で7日間のカモシ(マセラッション)。シラー主体だから結構、色合いもワイン質も濃縮感あり、濃縮し過ぎを避けるために、(2)グルナッシュ品種を、除梗なしの全房で仕込むマセラッション・カルボニック醸造で7日間のカモシ期間で果実味を強調したワイン、(3)そしてメルロー品種を収穫後にダイレクト・プレスでジュースにして、さらににシラー品種、グルナッシュ品種、ムルヴェードル品種を同じプレス機でダイレクト・プレスしてジュースにして、この@2つのジュースを1と2の発酵槽に混ぜて、軽快とフレッシュを演出。最終的にすべてをブレンドすると、果実味たっぷりでほどほどの濃縮感と軽快さのあるワインのスタイルになる。  ―――――― ★TADAAM タダーム 『タダーム』とは、主役者が舞台に登場した時に云う犠牲音で、日本語でいう『ジャジャーン』の効果音。 やっと本格的なワインが出てきたよ!の意。 (1)砂状の土壌、1~60歳のグルナッシュ品種が主体で、除梗なしの全房でマセラッションカルボニック醸造で12日間のマセラッション(カモシ)を行い、そこに収穫したグルナッシュ品種をダイレクト・プレスを変えたジュースを足して濃くなりすぎのを避けている。 (2)メルロー品種とシラー品種を除梗なしの全房でマセラッション・カルボニック醸造で12日間のマセラッション(カモシ)。 (3)シラー品種を除梗なしの全房で、軽く破砕して、解放したは発酵槽で7日間のマセラッション(カモシ)。 最終的に1~3の醸造方法でできたワインをブレンドして完成。 まさにこのドメーヌのサブ主役的存在の濃縮感もあり果実味もあり、ほどほどの繊細さもあるワインになる。 ――――― ★TENUE DE […]

4
Mar

フランスで1~2月に行われる恒例の自然ワイン試飲会が開催された!

自然にワインを造る醸造家達が、それぞれの哲学と情熱が合う組織ごとに、大小合わせて約20か所の試飲会を別々に開催された。 前半は南フランスのモンペリエMontpellierの街を中心に10か所ほどで行われ、中間にアルデッシュ地方にて一か所、後半はアンジェAngersの街を中心に10kか所ほどで行われた。 . まるでトライアスロンのような壮絶なテースティング激走の10日間でした。 . 数年前までは、2~3か所で行われていた程度の時期からみると、この自然派ワインを造る人達が急増しているのと、確実にワイン業界の一角に食い込で、もうこのジャンルを無視してワイン業界を語れない時代になってきているといえる。 それぞれの試飲会に、やって来るバイヤーも世界中から、色んな分野の人達がくるようになっている。 人気の試飲会場では、お目当ての醸造家のブースに近づくのに10分ぐらいかかってしまう程に混雑している所もあった。 . この世界が拡大している事に嬉しく思うと同時に、ますます“本物”を見抜く力としっかりと継続できる力を確立していかなければならないと思う。 . 多くの新しい造り手の中には、どう見ても欠陥のあり過ぎるワインや、研究心が足りない造り手達もあった。 いわゆる、“自然”を強調すれば売れるだろう、とこの世界に入ってくる造り手達もいる。 . また逆に、確かに美味しいワインを造る能力をもっているけど、価格設定がまるでグランクリュ並みの途轍もない高額にしてマーケティング的な手法を使ってブランド造りに専念している蔵元も増えてきた。 色んなタイプの醸造家、ワインが次々と誕生している。 ひと昔前の自然派といえば、まるで奇人変人といえるような特徴的な人間性を持つ人達ばかりだったけど、最近の新しいナチュールを目指す醸造家は、元学校の先生、元コンピューター技師、ジャーナリストなどといった人達が増えている。 でも、元々ナチュールワインが好きで、ワインを飲み込んでいたり、好きな醸造家のところに出入りしていて、強烈なPASSIONをもってワインを造りを始める達が多い。最初からエッと驚ような美味しいワインを造る人もいる。 また、今までよく知っている醸造家が、突然何かに目覚めて、大進化して、とびっきり美味しいワインを造り出すこともある。 そんな造り手達やワインと一挙に逢える嬉しいチャンスが、この時期の試飲会である。 だから、この時期は、体力の限界までフル活動でテイスティング・トライアスロンに挑戦する意義があるのだ。 本当に頑張っている素晴らしい造り手と話したり、心が揺さぶられるワインに出逢うと、疲れがすっ飛んでしまう。 この感動のために私は生きているんだな、と思う。 感動するワイン達を、日本の皆さんに紹介できて、そして皆さんと感動を共有できたら、それは本当に嬉しいことだ。 さて、そんなワインを求めて、約2000種類程のワインをテースティングしてきました。 もちろん、細かなチェックができるわけはありません。 私なりの経験に基づいた判断方法があり、私はスピーディーにチェックする術を身に着けています。 これだ!と思ったワインを判断するのが私の役割です。 . そのワインが売れるか、否かは多くの要素が関わってくるので簡単でありませんが、純粋にワインの質と価格、その造り手の人となりのチェックは最も大切なことです。 . ワインビジネスの世界では、ただ美味しければ売れるという簡単なものではありません。色んな要素が関わってくるので、短期的に見て難しいワインや蔵もでてきますが、造り手と紹介者、売り手が協力しあって努力を続ければ、必ず将来キラキラと輝くワインや造り手になる可能性を秘めたものが多いのです。 . 今回の一連の試飲会の中で、ベテラン級の蔵や新しい蔵で感動したものを、また時を改めて紹介させていただきます。 一挙に2000種類ほどのワインを利くと、造り手達が考えている方向、あるいは狙っている傾向が見えてきます。 そんなことも、交えながら書きます。 一連の試飲会のなかで、個人的に最も楽しかったirréelイレールの会場写真を最後に添付します。 小さいけどやる気満々のPASSION溢れる新しい蔵元が最も多い試飲会でした。 若手醸造家と中堅醸造家のバランスが素晴らしくエネルギーが溢れていました。 こんな素晴らしい組織を作っているのは、パッション溢れるこの二人。 素晴らしいワインを醸すJulie Brosselinジュリー・ブロッスランとEscarpolette エスカルポレットのIvoイヴォです。 今、年齢的にも経験的にも最も勢いのある境地にあると言えるでしょう。 Julie Brosselinジュリー・ブロッスラン            Ivo Ferreiraイヴォ・フェレラ (Escarpoletteエスカーポレット醸造)

12
Jan

2024年PARISにてNATUREエネルギーをださないと! 新年会

世界中で年頭から遺憾な出来事が起きている。 厳粛に受け止めながらも、元気なところから、ポジティフなエネルギーをださないと! CLUV PASSION DU VINクラブ・パッション・デュ・ヴァンPARISオフィスに仲間が集まった。 名シェフのMASAさんが美味しい肉を担いでやって来てくれた。 . 珍しい人、会いたかった人、共に働く人、レストラン、ワイン屋の人などパリ在住でワインを愛する人達がほぼ偶然発生的に15名ほどの人達が集まった。 . 皆、自分の力で周りの人達に喜びを創造しようとする人達ばかりだ。 皆の共通点は、美味しいワインが大好きなこと。 . いやー、よく飲みました。 15名でマグナムを含む25本を開けた。 結構なヴィンテージワインを勢いであけました。 昨今の世界で最も危惧すべき出来事は“戦争”である。 ホントに残念なことである。人間が動物以下の生き物に成り下がっている。 長い人間の歴史で築いてきた“文化”は、一体、どこへいったのだろうか? . あまりワインを飲まない人種の人達が、昨今の世の動きをリードして問題が起きている。 . ワインは協調、共感、共生、つまり、“和”の精神がないと造る方も、飲む方も成り立たない世界である。 大勢の人達が寄り集まって、助け合わないと成り立たないの農耕作物である。 特に自然なワイン造りをやる人達は,この精神でワインを造り、多くの人達と“共感”しながら、エネルギー撒いている。 戦争を続けて大儲けをしている連中がいる。次はアジアを狙っているようである。 冗談じゃない! いい加減にしろ! この世には、真っ当な生活を一生懸命、時には命もかけながら、生活している人達が一杯存在している。 . 人種の違い、宗教の違い、イデオロギーの違いで、人殺し戦争をしていい理由などどこにもない。 チョット他より優勢になると、人間の攻撃本能に火がついてしまう。動物以下の人間になってしまう。 . それを、止められるには、本当の意味の“文化”しかない。 攻撃本能は政治だけでは止められない。 . “共生”“和”の文化の象徴であるワインを、もっともっと広めたい!! より強力なエネルギーで戦っていくしかない。 . 年始めは、普段あまり会えない人とも一緒に、語り合うテーブルにつける絶好の機会である。 共生・文化の象徴である自然なワイン達をやりながら、いろんなことに思いをめぐらした。 この勢いで、今年も頑張りたい!!

9
Jan

Philippe Jambonの初期の頃のワイン1999を開ける!

Philippe Jambon フィリップ・ジャンボンの初期の頃のワイン1999を開ける! フィリップ・ジャンボンとは、初リリースから付き合っている。 1997年に1.1ヘクタールのガメ品種の畑を手に入れて、アパートの一角でガレージワインを造っていた。 . 新年、色んな人がオフィスに集まってきた。 今年は、世に戦争があったり、天候も一か月間ほどずっと雨と曇り空が続いている。 . チョット、パァーっと明るくやりたかった。 ずっと倉庫の奥に寝ていたワインを、思い切って開けた。 その一本がこれだ! なんともう24年も熟成した極ナチュールのジャンボンワインだ。 やっぱり、ジャンボンは凄い! (当時に近いジャンボン・ファミリーのPHOTOS) 今も、フィリップは自然派の極をずっと走り続けている貴重な造り手。 醸造学でやってはいけないといわれていることを、すべてやってきた造り手。 フィリップはいう。 『完璧にナチュールは、造りの過程で、諸々の欠陥が出てきても大丈夫! 悪玉と正義の騎士が今戦っているんだ。最後に必ず正義が勝つんだ!』 24年の歳月が過ぎたこのワインがそれを証明している。 最近、気持ちはわかるけど、一時的に欠陥のあるワインが完全に否定される傾向にある。 でもこんな風になるんだ、と現実証明。将来、必ず科学的にも証明される事実。 こんな実験のようなことを、危険をおかしながら勇気と信念をもって、やってくれる貴重な人。 もちろん、こんなジャンボンのワインに共感して、感動して支えてくれる熱狂的なファンがいる。 時間をかけて乗り越えてきたワインには、何ものにも代えがたい魅力と深い味わいがある。

8
Jan

仕事始めに地下カーヴに宝探しへ。こんなワインを発見! MAZIERE

先代のJean-Michel La Bouyguesジャン・ミッシェル・ラブイーグさん時代のMAZIEREマジエール醸造のワイン。 これは、今、日本のインポーター“アドレ”の近藤さんがマジエールで半年ほど修業した時にジャン・ミッシェルを手伝いながら造ったワインだ。多分、1995年頃かな。 これぞ、赤ワイン!といいたくなる素朴なルージュだ。 土壌の風味たっぷりの田舎の景色が刻み込まれている感じ。 当時のPHOTOがこちら。左から近藤さん、ジャン・ミッシェル、私(まだ髭がなかった時代)。 ジャン・ミッシェルは樽の中で熟成しているワインに、毎日教会の鐘の音を聞かせていた。 そんなことをする彼は、遺伝子のか科学者です。アメリカの大学で講演をしたことがある科学者だった。

29
Déc

和風系といえば“繊細なうまみ”、黙ってThomas PicoのChablis

Parisにはtたくさんの和食がある。私がフランスのワイン産地を旅してパリに戻った時、一番最初に行きたいお店はここです。 “国虎屋”Kunitora-ya.。日本でも食べられないほど美味しいうどんの店である。 土佐出身の野本シェフのうどんは天下一品である。土佐カツオ仕込みのだしの“Umami旨味”がきいた汁がたまらない。 . フランス田舎の旅でワインとフレンチでチョット疲れた胃と腸が生き返る。 和の旨味が全身に染みわたる。 . そんな野本シェフが、大変身した国虎屋。 夜のメニューは、和の旨味ニュアンスを、フランスの食材をふんだんに使いながらの創作料理の店に大変身。 パリの美味しいレストランを食べ尽くした野本シェフが、描き続けてきた和と洋のエッセンスが詰まったUmami。 . そんな料理にピタリと合うワインと云えば、もうこれしかないでしょう! . もう黙ってThomas Picotトーマ・ピコのシャブリChablis。 一億5千年前の地質キメリジャン石灰質土壌からくるズーッと伸びてくる潮っぽいUmamiミネラル、その上にかぶせるようにヴィバシテーと呼ばれるキリっとしたフレッシュな酸がある。 国虎屋のうまみ料理と共通する旨味とUmamiの競演、そして透明感のあるフレッシュな酸、また次を楽しむ活力が湧いてくる。絶妙なマリアージだ。 . 料理を造る野本シェフのこれまでの歴史、ここに至るまでのトーマの歴史、人と人の歴史の結果である作品がこのテーブルで出合いマリアージする。二人をよく知っている私にとってはたまらないエモーショナルな時空間の世界だ。 ――――――― トーマ・ピコのプティ・ノート 2003年より、お父さんの畑の一部を引き継いで始めた。 20年間のビオ栽培。 シャブリの数少ないビオ栽培、鳥や昆虫などが少ないことが悩みと一つ。 木々が少ないシャブリの畑、鳥や昆虫を呼びもどす為に、葡萄木を抜いて180本の色んな種類の木を植えている。 収穫は人の手で収穫、最も熟した時期に一挙に収穫する為、60人もの収穫人を投入する。 収穫後、4時間かけてゆっくりやさしくプレスしてジュースを絞り、ポンプを使わないで重力で発酵槽に入れる。 . 自分の畑で育った自生酵母のみでアルコール発酵。(つまり葡萄果実に自然に付着していた酵母のみ) . 熟成は、中樽とフードルと呼ばれる大型樽にて熟成。熟成期間も2年から3年の飲み頃になるのを待って出荷するようにしている。シャブリのテロワールのホントの旨味テロワールを表現するには時間がかかる。と考えている。 ――――― 野本シェフの美味しい料理の数々。 もちろん、最後はうどんでしめました。 今日はレベッカとヴィクトールの3人でやって来た。 レベッカは10日間もフランスのワイン産地、アルザス、ジュラ、ブルゴーニュ、ボジョレ、エルミタージ、アルデッシュ、ローヌ、ラングドック、ロワール地方を歴訪、この日パリに戻ったところ。連日の移動、テースティングお疲れさんでした。 最後に、やさしい“うまみ”料理で落ち着きました。 ワインはタン・ド・スリーズ醸造のBlanc de Noirのラ・プール・ドュ・ルージュもあけました。 そして、偶然にも、レベッカが名前とラベルを決めた日本酒“匠”もやりました。 素晴らしい時間をありがとう。 トーマ・ピコThoms PicoのシャブリChablisと繊細な和風料理との素晴らしい相性に感動したひと時でした。

28
Déc

ロワール地方の若手自然派のリーダーBaptist COUSIN急進化中!

バティストのお父さんは、あの自然派のレジェンド冒険家Olivier Cousinオリヴィエ・クザン。 バティストは193cmの大きな体からだけど、私はもう少し小さい頃から知っている。 それに20歳の頃に、日本に半年ほど滞在したことがある。 東京ではAuxami銀座で3か月サーヴィスの仕事を、大阪で3か月Passion Natureで働いていた。 日本でのワイン・サーヴィスを経験した醸造家はいないでしょう。日本語が全く喋れない状況で行ったので、店の皆さんに迷惑をかけたり、怒られながらもなんとかこなしてきました。20歳と若さもあって元気だったので、皆さんに可愛がっていただいたようです。 大変貴重な体験をしました。 それは、日本では、自然派であろうが、しっかり造った本当に美味しいワインなら、問題なく評価する文化があることを知ったことだと思う。当時はまだ、逆にフランスの方が、自然派ワインに対しては厳しい評価の時代だったから。 (お父さんのOlivierは、当時ワインAOP協会と裁判で戦っていた時代だった。もちろん、お咎めなしでした) オリヴィエのDNAを引き継いだバティストは、日本から帰ってもジッとしていることはなかった。 好奇心旺盛で、いろんなことを知りたくで、いろんな場所に移動して、色んな醸造家と会って交流を深めて学んでいた。 収穫、醸造の時期はお父さんの蔵に戻ってワイン造りをオリヴィエと一緒に働きながら直に学んでいた。 私はバティストの人間としての生き方が大好きだ。 今までのバティストを観ていると、厳しい状況の中でも、プレッシャーがあっったり、厳しい状況の中でも、ジッと遠くを観ながらやるべきことをコツコツやっていく姿が素晴らしい。 常に、ワインでも、生き方でも、諦めることなく、最善を尽くして、より善くしようと実行していく姿勢がある。 2012年に自分の蔵“Le Batossay”ル・バトセ醸造を設立した。 色んなところに行って、色んな人達に逢って学び、オリヴィエからも学んだことを基本に自分なりの表現をしたかった。 放置されて壊れかけていた小シャトーを買い取って、自分でコツコツ改修理して、立派な醸造所を造りつつある。 親譲りの起用さで、畑仕事のあとは大工仕事をして、改修も進み、やっと“蔵”らしい型になってきた。 ロワールの小シャトーなので、ワイン管理に理想的な湿度、温度を備えている地下倉庫を備えている。 時々は、このシャトーで仲間達を呼んで大試飲会を開催することもある。 バティストは、アンジェ地区の若手醸造家を集めた組織“EN JOUE CONNETION”アン・ジュ・コネクションという名前の組織のリーダー役を務めている。 オリヴィエやマーク・アンジェリーやなど先人達が築いた“自然派の宝庫”そしてのアンジェを、さらに活発にさせるべく若手醸造家の仲間達と色んなイヴェント活動している。 バティストはアンジェ地区の重要な醸造家の一人になりつつある。 やっぱりオリヴィエのDNAを引き継いでいるなだろう。最近、顔つきも精悍になってきた。 ★ワインの品質の進化に驚く! 今、バティストは4ヘクタールの畑を、3人も費やして精魂を込めて世話している。もちろん、すべて馬で耕し、他の動物達、昆虫、微生物達とも共存するような農業スタイルをとっている。 お父さんの代からの長いBIO栽培のお陰で、根っ子は地中深くに伸びていて、乾燥した時期でも水分を確保しやすい。 お陰で葡萄木自体のライフサイクルが、糖度がまだ低い状態でも、ポリフェノールが完璧に熟すようになってきたのである。これはホントに凄い現象なのだ。どんなにお金をかけて栽培してもなかなか実現しない現象なのである。 つまり、アルコール度数が低くても飲みやすく、果実味やミネラルがたっぷりで酸のバランスも素晴らしいワインができやすくなってきた。いあわゆるFinesse繊細で上品なバランスのワインが畑仕事で得られるようになってきたのである。 土壌中の微生物も活性化している。もちろん、この畑で育った自生酵母のみで発酵。 今年2023年は11月末ですべて順調に発酵が終わっている。 今日は2023年の醸造中のワインと2022年の熟成中ワインを試飲した。 まず、23年ミレジム、ここロワールは非常に特殊なミレジムだった。 雨の時は強烈に降り、暑くて乾燥する時は強烈に乾燥するという両極端の年だった。 そんな難しい年でも、葡萄木がしっかり対応能力を発揮して、アルコール度数が低くても、ポリフェノール系が理想的に熟してくれたのである。高品質で素晴らしく飲みやすいワインになるだろう。 色んな試作を繰り返して、結局、赤ワインはセミ・マセラッション・カルボニック醸造を採用している。 白は直プレスである。 今、バティストが最も気を付けている点は、完璧な欠点のないジュースを得ること。 *Pet Nat微発泡はグロロ・グリ品種35%、カベルネ65%になるだろう。 *OECH’ COUSIN ウェッシュ・クザンは グロロ・ノワール品種をセミ・マセラッション・カルボニックで22日間のマセラッション(カモシ)をやった。低アルコールでも、色んな要素がたっぷりのワインになるだろう。 ブドウジュースのようにスイスイ体に入っていく。それでいてワインとしても要素は充実している。 *Marie roseマリー・ローズ、今年はグロロ・グリ品種が100%で、7日間のマセラッションだった。 もう、今の段階で繊細で透明感があり素晴らしい品櫃。 *シュナン(曽爺さんが植えた古木)は7日間のマセラッションだった。 *Alcab アルカブ2021 樽で熟成中のもので、販売は2024年に予定。 […]