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Déc

人生を楽しむ!南仏の若手、マダ知られていないMADA醸造のエドワード

DOMAINE MADA 世界中で、色んな分野でニューウェーブが広がっている。人々の生き方、価値観が世界規模で変化しているのを感じる。 特に若者達の価値観の変化は世界的に共通している傾向がある。 自然や、大地に関わりながら生活したいという農業指向の人達が増えている。 今日、紹介するEdouardエドワードも、Montpellierモンペリエ大学で最初は経済学を学んでいた。 でも自分のこれからの人生を考える時、チョット違うな、と感じて、栽培・醸造学の勉強に変えた若者だった。 そのワイン勉強中に知り合ったのが、TAVEL タヴェルのL’ANGLORE ラングロール醸造の長男Thibautチボーだった。 熱く語るチボーから自然との関わり方、自然醸造の話を聞き、Edouardエドワードは、自分の人生はこれだ、と思った。 自分の近所に自然派ワインを造っているほぼ同年代の醸造家Olivier Cohenオリヴィエ・コーエンがいた。 自然と関わりながらワイン造りをやっているオリヴィエの生き方を見て、自分のやりたいことは正にコレだ、と思った。 そして、このラングドック地方には、オリヴィエも入っている元気な若者達が多い自然派ワイン組織“IREEL”イエールがある。 今は若手のリーダー的存在になっているイヴォ・フェレイラIvo Ferreiraが主催していた。 このグループはお互いの栽培や醸造なども、お互いに協力し合っているチームワークが素晴らしいグループである。 エドアードは一挙に彼らの中に入りこんで交流しながら多くのことを学んだ。 その当時、私がオリヴィエやイヴォ・フェレイラの蔵に訪問すると、いつもこのエドアードが遊びにきていた。 エドワードは、自然なカタチで彼らから学び、Domaine MADAマダ醸造を立ち上げた。 醸造センスのあるエドワードは、次々と話題のワインを造り上げて、今では世界中にファンを抱えている。 . 最近、エドワードは一児の父となり、グッと落ち着いてきた感じがある。畑も5ヘクタールとなった。 醸造蔵もNIZAニザス村に引っ越して、将来への確固とした醸造所を整備する準備を着々と整えている。 奥さんのPaulineポリーヌと一緒に私生活とワイン造りを充実させている。 最近のMADA醸造のワインを飲むと、自分のポリシーが、よりワインの中に表現されてきているのが読みとれる。 お父さんになると、いろんなことが変化してくるのだろう。 . 栽培は、生態系をより尊重したビオディナミオ栽培。 土壌内の微生物を活性化する為に、草を生やしたり、区画の周りの木々を保護して、近隣の動物、昆虫、微生物達との共生や調和を考えた栽培方法をとっている。 醸造方法は、赤は除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニックが基本で、ワインによっては破砕したり、白ブドウを混醸造したりしている。 . もちろん、自生酵母のみ、SO2酸化防止剤は基本的に使用しない。どうしても必要な時のみ僅かに入れる。 畑の区画別に醸造してワイン造っているので、ワインの種類がだんだん多くなってきている。 ★Barberine バルバリンヌ 名前は、奥さんのコルシカ島に住むお祖母ちゃんの名前。 クレレット品種100%、収穫後、除梗なしの全房でトロンコニック型木樽発酵槽で12日間のマセラッション。 10か月の熟成して、SO2添加なしのワイン。 いわゆるオレンジワインです。近所に湧き水があり、水不足の年でも水分を確保できるため、アルコール度数は 南フランスにもかかわらず低めの11度前後で飲みやすい。オリと一緒に10か月の熟成で旨味が溶け込んでいる。 ★Ban ban バンバン 黒葡萄のグルナッシュ・ノワール80%, 薄黒葡萄のグルナッシュ・グリを20% 森に囲まれた畑区画で、猪の被害が多いので、鉄砲でバンバンと脅かしたいところ、ワインの名前が鉄砲の犠牲音バンバン。ナンシー・シナトラの有名な曲でバンバンがあり、それに引っかけたワイン名にした。 二つの黒葡萄を収穫後、直にプレスにかけて、圧搾している最中に色素がでてロゼのような色になった。 500リッターの中樽で6か月のシュール・リ熟成。シスト土壌なので、ミネラル感があり涼しく感じるほど飲みやすい。 今日は、レベッカ、エリーンヌ、フランソワとやって来た。 南フランスはこの季節でも、太陽さえでれば、ポカポカと外で食べられる。 バーベキューをやってくれて、テーブルを皆で囲んだ。 仲間達から学んだことを、基本に、自然の中で働くという生き方を実践して、ここまで成長したエドワードを見るのは嬉しい限り。これからの、さらなるエドアードの進化が楽しみだ。 […]

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“今”飲み頃のSouteronneを最高の状態で料理と演出してくれたAGAPE!

ワインを造るのも人も、料理も人、サーヴィスのプロも人、それを食べたり、飲んだりするのも人、そこにはそれぞれの人の“小さな歴史”と“PASSION”がある。 偶然(いや本当は必然的)に、それぞれの人の“PASSION”が、同じ時空にピタリすべてが一同に出逢う時がある。 AGAPEアガぺのソムリエ・ローランは、いつも彼の持っているワインの飲み頃を考えている。 Herve Souhautエルヴェ・スオーの造ったSouteronneスートロンヌは、“今”が飲み頃だ!と思っていた。 シェフのYoshiは、ブレス鶏の旨味ソースを工夫した優しい調理を考えていた。 そこに、私達がやって来た。 今日は忘年会でCPVスタッフと一緒。 そこでとんでもない、マニフィックな素晴らしい体験をした。 私達は,席にについて料理メンニューを注文して、ワインを注文しようとしていた。 私は、最初は南仏の興味ある赤ワインを注文しようとした。 . ところが、ソムリエのローランがほぼ強引に、Herve Souhautエルヴェ・スオーのSouteronneスートロンヌ17を勧めてきた。 . エルヴェは私の友人でもあり、彼の蔵であるRomaneauxロマノ醸造のワインを初リリースから大好きだった。 だから、OKをだした。 . そこで、今年最高に感動的なマリアージに出逢ったのであった! . まさに、“今日”飲み頃のストロンヌ17に出逢った、ことに感動! そして、Yoshiの調理したブレス鶏の旨味タップリのソースに驚愕のマリアージに感動! . 今年最後の皆とのソワーレにふさわしい、ワインと料理に出くわして、一同感激でした。 . Souteronneスートロンヌは、Romaneauxロマノ醸造のHerve Souhautエルヴェ・スオーが造るガメー品種のワイン。 私はガメ品種が大好きなガメラーの一人。 エルヴェのこのスートロンヌは、ガメの最高峰のひとつである、と思っている。 このガメーは、特殊な条件を揃えている。 タップリの濃縮感、同時にシンプルさ、透明感をも備えている。そして常に爽やかな酸をも備えている絶品ガメです。 . ―――― プティ歴史(美味しさの原点) Herve Souhautエルヴェ・スオーは、南アルデッシュ地方の山間にあり標高430mもあるアルボレスク村にある。 1993年にRomaneauxロマノ醸造を設立、 エルヴェは蔵の設立前、あのローヌの匠、Dard et Riboのルネ・ジャンダールで働きながらワイン造りを修業した。 そして、設立と共に、あのブルゴーニュの匠、Philippe PACALETに醸造指導者としてお願いして定期的に来てもらい指導してもらった。 この二人の流儀を学んだエルヴェの造るワインは、美味しいに決まっている。 . 特にガメー品種のスートロンヌの造りは、セミ・マセラッション・カルボニック醸造の手法、フィリップ・パカレ方式。 エルヴェはSt Josephサン・ジョゼフにも畑をもっている。つまりシラー品種はルネ・ジャンダールから学んだ。 . 当時は私もよくルネ・ジャンダールのところに遊びに行っていたので、よくテーブルを囲んで一緒に楽しみました。 . こんなエルヴェのワインは、美味しいに決まっている。 偶然には,とびっきり美味しいワインはできない。 ―――――― この5年も熟成した飲み頃のSouteronneスートロンヌ17を、最高の状態で、美味しい料理と提供してくれたローランと Yoshi […]

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Déc

感動の一本、アルザスのSCHUELLERのEichberg2012

アルザスの偉大なワイン、Grand Cru Eichebergグラン・クリュ アイシュベルグのRieslingリースリング2012 シェレール醸造のワインを飲み頃で出してくれるレストランは希少な存在。 シュレール醸造のワインは、超ナチュレルな造り、通常の醸造学上、絶対にやってはいけないことを、普通に実行してしまっている貴重な存在である。 例えば、樽熟成中に、樽の木目から蒸発して、樽内のワインが目減りしていく、樽の中に目減りした分、空間ができてる。空間には酸素が多くあるからワインが酸化してしまう危険が大となる。 そこで、醸造学では、ワインの酸化を防ぐために、普通の場合、ウイラージという作業を実行する。つまり目減りした分の量を注ぎ足して樽を常に満杯にしておく作業である。 こうすることによって、ワインが酸化することを防ぐことができるからである。 ブルノーはウイラージを一切やらない。 その上に、酸化を防ぐ為に、普通の醸造家はSO2酸化防止剤を添加しているけど、シュレールは一切使用しない。 いわゆる、現在の醸造学上では、絶対にワイン造りが不可能な方法で、ずっと何十年も造り続けているのである。 (他にもまだ沢山ある) シュレールのワインが貴重なのは、不可能と云われていることを実行すると、どのようなワインになるか?を知ることができる。 確かに、できたての時は、問題があるワインが時々あるけど、時間が経って熟成すると、考えられないほど、いや奇跡のように美味しくなる現実を私達は見ている。ただ時間がかかるということだ。 ホントに栽培も醸造も自然にやった時の偉大なる美味しさを、私達に教えてくれたのはブルー・シュレールだった。 これは、現実に起きている事実である。 ただ云えることは、出来立ての頃のシュレールの問題あるワインを、試飲して批判や拒否をすることは、その後にやってくる何者にも比較できないほどの偉大な美味しさを知らないことは、残念過ぎる。 この辺の事実を知っていながら、シュレールのワインを、美味しい時期に提供することができるレストランは、プロ中のプロと云える。 これは、シュレールだけに限らず、本当に自然な栽培、造りをやっている醸造家のワインは、出来立ての頃のワインを飲んで、単に批判、拒否することは、ワインの本当に大切な側面を知らずに過ごすのと同じことである。 本物は必ず時間が解決して、戻ってくるものです。 だた“待つ”という時間とお金と忍耐が必要で、ホントに美味しいものを提供したいというプロフェッショナルイムズがないとできないことです。 パリでは、今夜、ワインビストロ“AGAPE”にやって来た。 飛びっきり美味しい料理に、このワイン、アイシュベルグのRieslingリースリング2012、を合わせて感激の瞬間を体験しました。 よくぞ、ここまで忍耐強く待ちました。そして、これにピッタリの料理をよくぞこの機会にだしてくれました。 繊細な旨味料理はサムライ・シェフの“Yoshi”さんの作品、ソムリエはローランでした。 久々に感動した本物の旨味料理の繊細さとシュレールのホントの美味しい時期に開いたリースリングでした。 感謝! 

26
Déc

Olivier Cousinのpetit 歴史と円熟期に入ったワインを効く

冒険家オリヴィエも62歳。オリヴィエほど世界を自分の船で動き周った醸造家はいないだろう。 ヨットは自分で設計して、造ってしまう技術をもっている。モノ造りのセンスは凄いものがある。 20歳の時は、大西洋を単独横断したほどだった。その後も、アフリカのギアナまで大海原を走り周っていた。 . 今でも季節になるとジッとしていられないオリヴィエはクレールと近海を走り廻っている。 オリヴィエは1980年よりお祖父さんと一緒に蔵で働いていた。でも季節になるとヨットで出て行ってしまうことが多かった。正式に蔵に戻ってきたのは1987年だった。その前も収穫期には戻ってくるように心がけていた。83年からはお祖父さんと一緒に収穫してワインを造りだした。だから今年41回目の収穫をやったことになる超ベテラン。 オリヴィエも人生62歳、究極の自然児だったオリヴィエ。私が最初に知り合った頃は、ガソリンはよくないから、と云って植物性油で車を走らせていた時期もあった。 . 日本に一緒に行った時も、試飲会場まで移動する時、俺は地下鉄には乗らない、と云って、地図も持たずに歩いてちゃんと試飲会場に辿り着て皆を驚かせた。 . 90年代初期から自然派ワインを最初に造り出した人達は、多かれ少なかれチョット違った能力をもっていた人達ばかりだった。普通の人が、わざわざこんなリスクのあるワイン造りをやる理由がなかった時代だった。 そんな時代をくぐりぬけて戦い続けてきたオリヴィエの最近のワインが面白い。 人生の奥深いところを知り、なお気候変動に対応しながら馬や動物、微生物達と共存しながらのワイン造りに磨きがかかっている。 ここANGERSアンジェは自然派ワインの宝庫、多くの若手がやってきて、色んな手法でワインを造っている。 世間的には、超有名なワイン、造り手が乱立している地方でもある。 そんな中、確固たる自分のワイン造りのポリシーを貫いているオリヴィエ・クザン。 2023年は、久々に収穫量も満足いくものだった。品質も納得いくミレジムだった。 自生酵母も元気があり、アルコール発酵も12月前に終わったほど順調だった。 23年ミレジムは好ご期待です。 Au-dela オ・デラ シュナン・ブラン品種の畑は2006年より人に貸してあった。今年から戻ってきて、15年ぶりに造るオリヴィエ。 収穫後、直プレスして、自生酵母で発酵したもの。軽いアルコール、爽やかな酸、心地よいワインである。 あの丹念に世話をした畑、土壌の風味、ミネラルがスーっと伸びながら、ホワッとしたやさしい深味がある。 PARTAGE パルタージュ 樹齢の古いカベルネを除梗して、潰さない(フラージはしない)で葡萄粒を発酵槽にいれてトラディション醸造。 勿論、自分の畑で育った自生酵母のみで発酵。 そしてシュナンブランを直プレスにかけたジュースをブレンドしたもの。 アルコール度数も低くて、酸も爽やかで、心地よい。 オリヴィエ独特の果実の深味がある。 Le Franc 村の教会の横にある古木のカベルネ・フランを仕込んだもの。丹念に世話をされた土壌達が、オリヴィエが望むミネラルを地中深くから果汁に送り込んでくれた深味を備えている。まさにオリヴィエ香と云っていいホワッとした優しい風味がある。41年のワイン造りの歴史を感じさせてくれる。 蔵に入って熟成中のワインを試飲、23年はどれも、すでに飲みやすかった。 嬉しいことに、幻のロゼ・ペティアンらしきものがあった。まだ、どうなるか決まっていない。品種も昔のものとは違うようだ。 ワインは人である。その人の歴史、たどって来た人生の局面、時期によって全く違ったワインになることは当然である。 熟練期、円熟期に入ったオリヴィエがここにいる。 これからのオリヴィエの醸すワインが、どのように進化していくか、ますます楽しみになってきた。

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Déc

Olivier Cousinの家にある特別なベンチ

テーブルから醸造蔵に移動開始。教会のすぐ横にある。 オリヴィエのワイン蔵は葡萄園も村の教会の横にあり、葡萄達は栽培中か醸造、瓶詰めで、ずっと教会の鐘の音を聞きながら育っている。 オリヴィエがお祖母さんのために造った大きな木製ベンチに座るも、寸足らずの私の足は地に着かずブランコのようにブラブラ。 でも、ゆったりしていて、木のの感触が気持ちよかった。 もうちょっとゆっくり座っていたかった。食べて飲んだあとの休憩に、最高のベンチだ。

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Déc

41回目の収穫を終えたOlivier Cousinファミリーと

クザン家の食事は、すべて自分で造った野菜、ハム、ソーセージなどが主体でシンプルだけど本当に美味しい。 相変わらず天然の奥さんクレールがいるだけでその場が明かるくなって心地よい。 今日は、レベッカとエリーンヌと、エンゾ一と一緒にやって来た。 このレベッカは、もう何回もここにきてテーブルを囲んだことがある。 でもコロナの影響もあって長い間来れなかったので、なんとしてもオリヴィエに会いに来たかったレベッカは大喜び。 スピードが速い世の流れの中、数年でも、時がたつと色んなことが変化している。 オリヴィエもクレールも62歳となって、3人の子供たちも皆独立して色んな人生を走っている。 長男のバティストはもう37歳となって自分の蔵を経営している。子供も二人。 長女のマチルドも35歳となって、同じく二人の子供がいる。 末っ子のクレマンは32歳、イギリスでレストラン業をやっている。 そんな中、オリヴィエも未来の事を考えて、子供たちに畑を分けることを始めている。 まだ元気な62歳なので自分の生活分のワインを造るけど、着々と次世代への引継ぎを進めている。 現在の自然派を造り上げてきたレジェンド達も、そろそろ引退の時期に差し掛かっているのを感じる。 クレールがアルバム写真をだしてきて、彼らが若かった頃の写真を見せてくれた。 写真を見ながら、前から聞きたかった質問をした。 『オリヴィエとクレールは、どうして知り合ったの?』と質問。 『高校性になった時、一番背が高くて目立っていたのがクレールだった。彼女を見て、すぐに決めたよ!』 とオリヴィエ。一番、可愛かったに違いない。 その頃に近い写真を見せてくれた。複写で撮ってピンボケしてしまったけど感じはわかるので添付しておく。 やあー、楽しかった。 オリヴィエ・クザンは、ここロワール地方が“自然派の宝庫”となった原点の人。 妙なエゴは全くなく、天然に自然で、決めたことは何があっても実行する行動の人。 AOPワイン公的機関とも裁判で戦った。 妙な権力には絶対に屈しない人でもある。 オリヴィエと話すと、自然派の過去、現在、未来が見えてくる。 ホントにいい時間を、レベッカ達とともに過ごせた。 ありがとう、オリヴィエ、クレール。 On a passe très bon moment Merci Olivier et Claire .

23
Déc

ロワール地方の究極の自然派レジェンドOlivier COUSIN

本物中の本物オリヴィエ・クザン。 オリヴィエが葡萄木に触ると、葡萄木が犬のように喜んでいる感覚を感じる。 葡萄木だけではない。 土壌に生息しているミミズ、微生物、自生酵母までが喜んでいるようだ。 いつも畑と共に生きているオリヴィエ、葡萄木や土壌の方がオリヴィエに近づいてきて馴染んでいる。 ここまで土壌と一体化している栽培・醸造家は、フランスにも数えるほどしかいない。 特別な存在だ。 ワインは畑で造られる。 この言葉がオリヴィエ・クザンならの言葉だ。 鶏も馬も、畑の住民はすべて家族。 家族が住む畑を、住みやすいように最大限のことを施している。 自生酵母達もオリヴィエの家族だから、しっかり働いてくれるのは当たり前だ。 人、土壌、太陽、動物・微生物 すべてのエネルギーが一体化して和している まさに、これぞ自然派ワインの定義の根幹なのだ。

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Déc

Mont de Marieと台湾のインポーター、レベッカ

台湾のインポーターのレベッカと造り手のティエリー夫婦とテーブル囲んだ。 (Mont de Marieモン・ド・マリ-醸造) 私たちは造る人と売る人の仲人のような役割を演じている。 ワインを介して人と人を結びつけて、より多くの人達に“喜び”と“エネルギー”を伝搬していきたい。 ワインはいつもテーブルを囲んで人と人が分かち合いながら飲まれている。 どんな人でもテーブルで、食べて、飲んでを繰り返さないと生きていけない。そこで本当に健全なモノを供給できれば、意識せずとも人は変わっていく。 私の喜びの一つは、テーブルを囲んで、食べて、飲んで、語り、このひと時に大切なエネルギーが発動して、次の段階に進んでいくこと。 レベッカは一万キロ離れた台湾から、ティエリーに会いにきた。 ティエリーは繊細な感性の持ち主、遠くからやって来たレベッカの心意気に感謝している。 レベッカももう5年前からティエリーのワインを台湾で紹介している。 最近に、Mont de Marieモン・ド・マリー醸造のワインの美味しさが爆発的に増していることに驚きと感謝の念を持っている。 一体、何が起きたのか? ティエリーはどんな気持ちで、どうしてこんなに進化しているのか? テーブルを囲みながら察している。 私は両方の進化を知っている。この5年間の二人の進化はすごいものがあった。 今の二人が語り合うだけで、また膨大な“喜び”“エネルギー”が生成されて世界に伝搬していく。 こんなに、色んな事が起きている世界の中で、小さな“喜び”“エネルギー”が確実に広がっていく。 こんな幸せな仕事ができて、嬉しいかぎりだ。

19
Déc

QUILLET DE JOIE PART6-FONT RONDE

スヴィニャルグ村と云えば、この人がいなければ、今日のようにはなっていなかっただろう。 という程に重要人物。 何故? この村の価値と可能性に気づいたモンド・マリー醸造のティエリーが、ここに舞い降りた時、全面的に協力体制で支援したのは、この人、Font Rondeフォン・ロンドのVincentヴァンサンだった。 ヴァンサンVincenの協力なしには、流石のティエリーも現在のような輝いたスヴィニャルグ村にすることはできなかっただろう。 ヴァンサンのお陰でMonde de Marieモンド・マリー醸造があり、今の皆が活躍できる“舞台”が存在しているのである。 ヴァンサンのワインはPOMPOM ROUGEポンポン・ルージュの名前で、世界に名が知られている。 醸造元名はFont Rondeフォン・ロンド醸造。もう数えきれないほど前から、何世代も続いている農家である。 つまり、ホントの土着の人である。 意識することなく、アラモン、サンソー、などの南仏の葡萄木の古木を先祖代々栽培してきた。 ひと昔前、このラングドック地方では、この二つの品種が主流の葡萄だったのである。 でも、今ではアラモン品種などは、このラングドック地方でも絶滅しかけている品種なのである。 劣悪の品種のように扱われて、どんどん引き抜かれてしまった品種である。 ところが、温暖化で、水不足の昨今の気候変動で、また見直されてきている品種である。 つまり、極度の暑さにも、水不足にも、耐えられる強さを備えている品種だったのである。 しかも、大粒の葡萄房をマセラッションカルボニック醸造で優しく醸造すると、とてつもなく繊細で果実味豊かで上品なワインができるのである。 この可能性を想定して、挑戦したのが、モンド・マリー醸造のティエリーだったのである。 そして、その挑戦に全面的に協力してくれかのが、ヴァンサンだったのである。 通常、フランスの田舎でも、よそ者が入ってくると邪魔をしたりする場合が多く、よそ者がやりにくいものである。 この土着のヴァンサンが協力してくれたお陰で、スムーズにことが流れて、この村に多くの若者たちがワイン造りにやって来るような“舞台”が出来上がったのである。 そのアラモン、サンソーの古木をたくさん持っていて、馬で耕して自然栽培して、自然な造りをしているのが、ヴァンサンの醸すFONT RONDEフォンロンドのワインである。 . ヴァンサンの醸すワインは、決して繊細ではないけど、ヴァンサンの人柄のように素朴なワインの美味しさがる。 そして、なにより、リーズナブルで手ごろな価格帯であることが嬉しい。 レストランなどのハウス・ワインに、ピッタリだし、家庭でも日常ワインとして飲める気軽さもある。

19
Déc

QUILLES DE JOIE-PART5-BOIS MOISSET

このサロンでは、初めて見る蔵元BOIS MOISSETボワ・モワセ。 私達との付き合いはもう長く15年ほど。 今日は、嬉しいことに珍しく息子のイポリットが来ていた。 いつもこのようなサロンには、お父さんのフィリップが参加するのが常だ。 そのお父さんは、数週間前に、パリのCPVオフィスに来てくれたばかりだった。 最近,ボワ・モワセのワインの品質が格段にハイレベルになってきている。 それを実現したのが、今日、ここにいるイポリットだったのである。 お父さんのフィリップは云う。 『私が失敗してきたこと、つまり、やってはいけないことをすべて伝えたから、息子が美味しいワインを造っている』 本当に美味しいのに驚く。その上、価格はリーズナブルなままのところが嬉しい。 西南部地方の、本格的な農家のスタイル。つまり50ヘクタールの面積を持ち、15ヘクタールの葡萄園、あとは麦栽培や放牧、25頭のピレネー牛(牛12頭、子牛12頭、雄牛1頭)を飼っている。兼業農家系の醸造家。 兼業醸造家にしては、本当にワインのレベルが高くて美味しいのに驚く。 Sans Pression 2022 (サン・プレション) 微発泡酒 ソーヴィニヨン、ミュスカデル、モーザックで醸す発泡ワイン。果実味が豊で酸ものっている、ほんのりの甘さ残糖3g。もあり、心落ち着くワイン。 Vin Novel 2023 (ヴァン・ノヴェル)  ボジョレ・ヌーヴォー的に軽快でスイスイ体に入っていくスタイル。 葡萄品種もガメイ50% で地元品種のデュラス50% を混醸造。7日間のマセラシオン・カルボニック。 驚くほど軽やかで、果実風味も素晴らしい。 フィルター掛け無しで、オリの旨味もワインに溶け込んでいる。 この美味しさに、このリーズナブルな価格は、トップクラス。 ブラヴォー! ボワ・モワセの農場と葡萄園の写真はこちら。 お父さんのフィリップの写真も紹介。 最近、パリのCPVオフィスに来た時のPHOTO。

19
Déc

QUILLES DE JOIE-PART4-MOURESSIPE

★MOURESSIPE ムーレシップ醸造 比較的若手が多いこのサロンでは、ベテランに属している。いぶし銀の風格を持っているアランのムーレシップ醸造。 ムーレシップのブースには、アランと私の知らない二人がニコニコしながらサービスしていた。 アランがこの二人を紹介をしてくれた。ピエールとカミーユだった。 Alain ALIET アラン・アリエが始めたムーレシップもいよいよ進化の時代が訪れている。 次世代の時代が、この蔵にもやって来ているようだ。 アランは子供の頃からの夢だった“ワイン造り手になりたい!”を遠まわりしながらもコツコツと実現してきた。 最初は自宅のガレージで造っていた本当のガレージワインだった。 そして、最終的には立派な醸造所も建設した。 ワインの品質は、ますます素晴らしいくなっている。 今や世界中にムーレシップ・ファンがいる。 どことなく、ランクロールのニュアンスに似ているところがある酒質(ワイン質)だ。 それもそのはず、ラングロールで修業してラングロールを目指してワイン造りをしてきたアラン。 2003年、つまり20年前にラングロールのエリックと会って、あまりにもの美味しさに驚いて、自分もこんなワインを造ろうと決意したのだった。 ブドウ栽培、ワイン造りは、かなりの体力が必要な仕事だ。アランも67歳になってやや疲れを感じてきている。 アランには、継ぐべき子供がいない。そろそろ次世代の造り手を探さなければと考えている。 . 数年前より。縁があって一緒に働いているPierre ピエールとCamilleカミーユ。 ピエールは若い時はシネマ(映画)の世界で働いていた。 その後、ワインの愛好家でもあったピエールは、ワインを造りたくなってニームのワイン醸造所で7年間も働いていた。 ニームには、自然派ワインのビストロが沢山ある。ピエールは自然派ワイン飲み始めて、その愛好家になっていた。 2年前に、ムーレシップ醸造のアランと知り合って、お互いに気が合ってムーレシップ醸造で働きだした。 アランとワインについて語り合いながら、ワイン造りを共に2年間やってきた。 カミーユは、ムーレシップ醸造の事務を担当してきた女性。ムーレシップの内部事情を知り尽くしている。 醸造元の経営には、農業作業、醸造と同じくらい事務処理の仕事が発生する。 売れれば売れるほど、輸出関連なども事務処理が大切な仕事になる。 アランにとって、信頼できるカミーユのような人材は貴重な存在。。 アランは、今ある10hの畑をこの二人と一緒に仕事をしながら少しずつ移行していこうと考えているようだ。 ピエールのワインに対するPASSIONが凄いので、期待したい。 きっと新たなムーレシップを築きあげていくだろう。 Partage ses Bullesパルタージ・セ・ビュルは、シャスラ品種で醸した発泡ワインが爽やかでとびっきり美味しい。 Vaouryヴァウリーはメルロー品種を除梗なしでセミ・マセラッション・カルボヌック醸造で醸したワイン。 やさしい果実味とメルロ品種からくる爽やかなニュアンスが心地よい。 色んな醸造経験をしてきたアランの磨きあげた技が光っている。アランが醸したワインには安定感がある。 ギリシャ時代の遺跡が残っているムーレシップ丘、この斜面に葡萄園がある。 アラン独特の熟練の味がたまらない。多くのファンが待っている。

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Déc

QUILLES DE JOIE-PART3-SCARLATA

興味深いワインが沢山あったキーユ・ド・ジョワ試飲会で、若手でお勧めの造り手を紹介していきたい。 ★SCARLATA スカルラタ醸造(ラングドック地方) ワイン造りに情熱を燃やすギエム。お父さんが所有していたスヴィニャルグ村の畑で2012年からワインを造りだした。 幸いにもスヴィニャルグ村には、多くの自然派ワインを造る先輩がいた。しかも、皆すごく協力的な人ばかりだった。 もちろん、栽培はビオ。醸造も自然な造り、自生酵母で発酵、つまり葡萄以外は入れない。 最後に必要な場合は僅かにSO2を使用する場合がある。 ギエムが造りたいワインは、自分自身が飲みたいスタイル。 つまり飲み心地よく体にスムーズに入っていくスタイル。薄旨なスタイル、やや濃厚さがあっても飲みやすいスタイル。 ★CARRE DU LOUPカレ・ド・ルー 果実味が豊かで軽めでスーっと体に入っていくスタイル。 それもそのはず、今、南仏のピノ・ノワールと云われて超人気になっているサンソー品種が80%で、グルナッシュ40%。 まず、グルナッシュ品種を破砕して発酵槽の底に入れて、その上にサンソーの除梗なしの葡萄房丸ごとを発酵槽に入れて、混醸発酵するセミ・マセラッション・カルボニック醸造方法。 これによって、軽やかなフルーティーさとピノに似たパッファンを持っているサンソーの良さを十二分に発揮させている。 サンソーだけでは、果実味と酒質(ワイン質)がもの足りないのでグルナッシュを上手に使っている。 もちろん、自生酵母のみ使用、葡萄以外は一切使用していない。熟成もオリをそのまま残して、オリの旨味を十分にワインに溶かす熟成方法をとっている。 軽快なワインなのに、エキス分がたっぷりでグラスに涙がゆっくり流れてくる。 追究心の強いギエム。若くてまだ経験も少ないのに先輩達のワインを飲んで、よく研究している。 ★EPISODEエピソド 砂利混じりの粘土石灰質土壌の畑に植わっている樹齢60歳のカリニャン品種が90%。同じ区画の40歳のグルナッシュが10%を使用、除梗して発酵槽に入れてトラディション醸造で混醸したワイン。 今、多くの愛好家、醸造家が除梗なしのセミ・マセラッション・カルボニック醸造方法(MC発酵)を、批判する人が増えている。 何故? 『MC発酵では、ワインが軽すぎて、すべて同じ風味になってしまう。』と云って批判する人が増えている。 ギエムは、除梗しても、同じように飲みやすいワインができること、に挑戦したかった。 やや濃縮感があるけど、スーっと体に入っていくスタイルを造ってみたかった。 粘土石灰質の土壌からくる旨味がたっぷりの美味しいワインが完成、その上に軽やかさ透明感が備わっている。 農作業は馬を使っている本格派、醸造器具ではMC発酵の葡萄を絞るにはやっぱり垂直式のプレス機にこだわる。 スヴィニャルグ村の畑からは、PIC ST LOUPピック・サン・ルの岩山が遠くに見れて美しい。 北から涼しい風が吹いているので、葡萄が熟すのが遅く、酸が常に残る微気象を備えている。 ギエムが造るワインは、常に飲みやすく、日本の家庭で食べるシンプルで優しい和食には、ピッタリのスタイルのワイン達ばかりだ。 (SCARLATAスカルラタ醸造のワインの日本での輸入はADOREアドレ社です)

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Déc

QUILLES DE JOIEキール・ド・ジョワ試飲会-PART2

11月25,26日の週末に行われた。 25日土曜日は終日11時から17時までたっぷりと試飲した。 まず、この試飲会は、超田舎での開催とあって、40社の醸造元が集まった割には、テースティング人数がリーズナブルなので、造り手達と、ゆっくり話ができる点が素晴らしい。 1月、2月にモンペリエ、アンジェで行われる有名な自然派ワイン見本市は、世界中のバイヤーが集まるようになってしまって、ブースに近づくだけでも大変で、造り手と話すことなど殆ど不可能になってしまっている。 ここQUILLES DE JOIEキール・ド・ジョワ試飲会は、じっくりと造り手と話ができるので助かる。 そして、スヴィニャルナルグらしく、比較的新しい造り手が多いのも新鮮でいい。 そもそもこのキール・ド・ジョワ試飲会は、MONT DE MARIEモンド・マリー醸造のティエリーやMAS LAUマスロー醸造のローランが地元のほんの数社の造り手だけ始めた試飲会だった。 参加条件は、自分達のワイン造りの“哲学”“生き方”に共感できる造り手であることだった。 かといってセクト的な難しい条件ではない。 1-実質的に自然な栽培、醸造をしていること。 2-美味しいワインを造る為に情熱をもっていること 3-価格的に手頃であること つまり、次の三拍子が揃っていること、 自然で、美味しくて、リーズナブルな価格であること、という何と素晴らしい条件。 最近の自然派ワインの造り手の中には、とんでもなく高価なワインが出現している。 どう考えても、この価格は高すぎ!異常だろう!という造り手のワインがある。 それを支えている自然派ワインのマニア愛好家達がいる。 まるで珍しい昆虫愛好家やSL愛好家のように、珍しく手に入りにくい“モノ”を夢中になって手に入れている人達がいるから成り立っている世界。 私達には、この世界には全く興味がない。 ワインの価格で最も多くの部分を占めているのは、土地代である。 ブルゴーニュのように、超高価な土地代の所ではワイン代が高くなるのは、当然のと。 でも、土地代が格安の地方で、ブルゴーニュワインと同等、それ以上に高いワインが自然派ワインの中にも出現している。 その点、このキール・ド・ジョワ試飲会に参加している醸造家のワインは、 自然で、美味しくて、リーズナブルな価格であること、という理想的なワイン達である。 このキール・ド・ジョワ試飲会、規模も仲間達も大きくなって、フランス中から40社ほどが集まるようになっている。 担当主催者は、毎年代わって、若手達が担当するようになっている。 特にこのスヴィニャルグ村、ニーム近辺には若手が急増中。 発起人だったティエリーやローランは、若者達にブースを譲っている。 昨年はティエリー、今年はローランがブース出展をしていなかった。 若手達を全面に出して応援するこという精神だけでも素晴らしいことだと思う。 さて、参加蔵を紹介しよう。 ★Yoan REGAヨアン・レガ まず会場に入って、一番初めに目が合ったのがYoan REGAヨアン・レガだった。 若手の中でも、飛び出た品質を造り上げている。 パリで長年に渡って音楽ジャーナリトをやっていたヨアン。自然派ワインが大好きで、結局自分が造り手になってしまった。 別の世界から造り手になったので、醸造の概念に壁がない。 造りに対するアイデアが次々とでてきてしまう。例えば、MCマセラッションカルボ醸造の発酵槽に除梗した葡萄を入れたり、赤ワイン醸造中に白ブドウを入れたり、まるでブドウを音楽の音符のようにアレンジして作曲・編曲をするようにワインを造っている。 ヨアンはTAVELに住んでいたこともあり、タヴェルのワインが大好き。ラングロールで修業してロマン・ル・バールとは同年代でもあり、仲良くしている。ヨハンのワイン造りはロマンから教わったのが基本になっている。 水のよう薄い赤ワインから濃縮感のあるワインまでバランスよいワインを造ってしまうヨアン。 日本にも今年から輸入されています。(問い合わせはBMO) ★BARTASSOUバルタス アントニーは4代も続いている農家で育った。農協に属していたので、自分が丹精に育てた葡萄も農協では他の葡萄と混ぜて醸造されてしまうので、残念に思い、自分の葡萄を自分で醸造したいと独立を挑戦している。 Mont de Marieモンド・マリー醸造のティエリーに相談して、色んなアイデアをもらって2018年にワイン造りを開始。 めざすは、モンド・マリー。奥さんのオードレと家族だけで自分達の夢を実現している最中。 シャルドネ50%、ソーヴィニヨンブラン50%の旨味たっぷりのL‘AROMEアローム。 グルナッシュ、あのサンソーをセミ・マセラッション・カルボヌック醸造で醸したぐい入る美味しいヤツ。 […]

18
Déc

PASSION溢れるワイン見本市QUILLES DE JOIE !PART 1

南フランスの住人数百人ほどの小さな村SOUVIGNARGUEスヴィニャルグで行われた。 Quille de Joie キーユ・ド・ジョワ は、“喜び一本”の意。 まさに、その名の通り、ワイン一本を囲んで笑顔溢れる勢いのいいワインを造る醸造家ばかりだった。 南フランスを中心に他の地方より数社参加していて総計40社ほどの造り手が集まった。 スヴィニャルグ村と云えば、今、南フランスで最も熱い自然派ワインの新人が出現している地域である。 この村には、先駆者として勢いのある蔵元,MONT DE MARIEモンド・マリー醸造のThierryティエリーやMAS LAU マス・ロー醸造のローラン・バニョルなどがリーダー各として頑張っている。 彼らを追随して、多くの若手がこの村を中心に誕生してる。 今、期待の若手ではジョエ・シャンドリエがいる。 どれもみなそれぞれ強烈な特徴・個性がありながら、お互いに尊重し合いながら助け合って、成り立っている。 自然派ワインの世界では最もエネルギッシュな“気”が溢れている、醸造家が集まっている、と云っても過言ではない。 嬉しいことに、Tavelのラングロールのエリック、そしてやさしいワインを醸すベテランのムーレシップ醸造のアランも応援にかけつてくれた。 やっぱり、超ベテラン級の偉大な造り手がいるだけで、空気が明るく、ビシッとしまって雰囲気に深味が増してくる。 今回の主催を仕切るのは、若手のジョエ・シャンドリエである。勿論、モンド・マリー醸造のティエリーも補助している。 今回は、ジョエが気合を入れて会を仕切っているので時間がなく、本人はブースを出展してない。 ジョエは若者らしく、夜はバンドを入れて楽しくソワレを演出した。 レストランは、会場横に巨大テントをはってワインビストロを設置した。 シェフは、何とNimesニームの街の超人気ビストロのMarmiteのシェフ、ジョルジュを迎えた。 もう皆大喜びだった 人間として真っ当な生き方をしている造り手が造った真っ当なワインは心に響いてくる。 今日集まっている造り手達は、皆自然を愛し、尊重して、妙な化学物質の添加などすることなく、土壌を生かし、飲む人のことも考えながら美味しく、体にもエネルギーをもたらしてくれるワインを造ることに情熱を燃やしている醸造家ばかり。 その上に、心のこもった料理があれば、もうパラディ(天国気分)だ。 しかも同じ志をもった仲間、ワイン好きが同じテーブルを囲んで分かち合う。 なんて、素晴らしい空間なのだろう。 色んな事が起きている世界事情の世に、こんなワインと料理で世にポジティフなエネルギーを氾濫させたい!! ここスヴィニャルグ村は、今年、3回も雹が襲いかかった。 収穫量は例年の30%ほどしかなかった。 苦しい経営が近未来に待っている。 でも天には文句は言えない。また来年に向けてコツコツやるしかない。 そんな状況の中でも、こんな素晴らしい試飲会を開催してくれて感謝しかない。

18
Déc

スヴィニャルグ村の名手の一人MAS LAU醸造のローラン

南フランスの星付きレストランのソムリエだったローラン。 スヴィニャルグ村にやって来た時、世話もされず放置されて野生化していたこの葡萄達を見て醸造家になることを決意したローラン。 100歳を超えた葡萄木達がローランに語りかけてきた。 『ローラン、何とかしてくれ!』 ラングドック地元品種で、もう絶滅しかけている品種Ouilladeウイヤードだった。 南仏のソムリエだったローランは、この地元品種の希少価値を十分に理解していた。 ソムリエの仕事をしていたローランは、当時自分のやっていることに疑問を感じていた。 このままソムリエの仕事をしていくことに、“これでいいのか?” ローランのお父さんは農業者だった。お父さんの背中を見ながら育ったローランは自分の原点に戻りたかった。 自分も土と触りながら自然の中で働く仕事をしたくなっていた。 そんな精神状態の時にこのスヴィニャルグ村にやって来たローランだった。こんな希少な葡萄品種、しかも100歳を超えている世界遺産級の葡萄だった。このまま放置して絶滅させていい訳ない。 ローランは決意した。 スヴィニャルグ騎士3人衆 モン・ド・マリの Thierry ,マスローのLaurentローラン、フォン・ロンドのヴァンサン ローランがこの村にたどり着いた頃の若き3人の写真を添付。 当時、この村にやってきて、新規の醸造家として孤軍奮闘努力していたMont de Marieモンド・マリー醸造のティエリー と巡り合い、自分のワイン造りへの夢を相談した。 ティエリーは大賛成だった。ローランがすぐ始められるように、自分の醸造所の一部を使うことを提案した。 そして、地元農家のFont de rondeフォン・ド・ロンドのVincentヴァンサンを紹介して、他にも売りに出ている畑を紹介してもらった。 ローランは、焦らずじっくりじっくりコツコツやるタイプの人間性を備えている。 何年も放置されていた野生化した葡萄畑を、ビオ栽培で再生させるのに、体力の限りを尽くして農作業に集中した。 完璧に再生するには時間がかかった。 10年以上の歳月が流れて、畑に色んな種類の雑草が生えて、地中にもミミズ、微生物も勿論、自生酵母をイキイキしているのが分るようになってきた。 3年程前に、Ouilladeウイヤードの畑の近所に醸造所を建てて引っ越してきた。 今は、自前の醸造所で、自生酵母だけで、発酵槽に入れるのは葡萄だけで完璧な自然醸造で造っている。 最近のローランが造るワインの品質が一段と上がっている。狙っていた通り、素晴らしいワイン質を備えたワインが完成している。 特に100歳を超えたOuilladeウイヤードの畑のワイン、Clin d’Ouilleクラン・ドイユはもう素晴らしいワインとなっている。クラン・ドイユとは“ウィンク”の意。奥さんがラベルのウィンクの絵を書いてくれた。 100年の歳月をかけて生存し続けてきたOuilladeウイヤード品種、深く地中に入りこんだ根っ子が吸い上げたミネラリがたっぷりで、この土壌で育った自生酵母だけで醸したワイン、もう絶品である。 いいワインには、果実味とミネラル感そして深味がある。SO2は基本的に混入しないゼロ、年によって必要な場合は極小だけ使用する。 透明感があって、スーと体に入っていく。 これだけ、手間暇かけて自然に造っていても、嬉しいことに価格はホントにリーズナブルである。 ローランのお父さんは農業者であり、お金持ちでもなく、貧乏人でもない普通のフランス人。 普通のフランス人が、『今日はチョットワインでも飲みたいな。』って思った時、誰でもが買える価格帯であることが大切だとローランは考えている。 だからどんなに手間暇かけてもリーズナブルな価格いることは大切なことなのである。 さて、ローランはQuiies de Joie試飲会に、ブースを若い人達に譲る、と云って参加していなかった。 ローランに逢うためと23年ミレジムをテースティングする為に醸造所に寄った。 いつも元気印のローランが、どことなく元気がなかったのでチョット心配になった。 今年は、ちょうどローランの畑の区画に何と3回も雹が襲ってきて、収穫量は普通の年の30%以下となってしまった。 いつもポジティフなエネルギーとスカッとしたローランなのに、今日はホントにチョット寂しそうだった。 そんな中でも、2023年ミレジムを熟成中のタンクからテースティングをさせてくれた。 量は、極端に少ないけど、品質はホントに素晴らしかった。 23年は量が少ないので、通常のワインを出荷することはできないので、全部を程よくブレンドして数種類だけのリストになるだろう。 ★チョット元気がないローラン いつ来ても元気印の象徴のようなローランでも、こんな状態の時があるんだなと、思った。 収穫量が極端に少ないのも原因だろうが、そればかりではなさそう。 口に出す言葉が、否定的なところが多かったので驚いた次第。 生身の人間、人生いろいろあるよね。 何とか、いつものローランのように元気印に戻れるように、応援したい!! チョット安心したのは、娘のMerinaメリナちゃんの話になると、大きな目に元気が戻っていた。 […]

18
Déc

本物ワイン見本市VIN DE MES AMISヴァン・デ・メザミがParisで開催

23年の醸造が終わったこの時期に、フランスの有数の造り手達がパリに結集した。 パリ・サンジェルマン大通りのLa Maison de L’Amérique Latinで開催された。   こんな素晴らしい見本市を主催者しているのは、南仏ミネルヴォワのSENAT セナ醸造のシャルロットさんだ。 自然派というより本物ワインと云った方が妥当なPassion溢れる醸造家が集まった。 エネルギッシュな約100蔵弱の醸造家が一同に集まると、もう会場内には熱気が充満していた。 私達のように多くの醸造家と仕事をする人間にとっては、一挙に多くの造り手に会えるのはありがたい。   23年のミレジムの情報、今売りに出しているミレジムのテースティング、多くの貴重な情報が詰まっていた。 この見本市は、主催者のセナ醸造を始めに超ベテランやレジェンド級の醸造家に逢えるのも凄いことだ。 (左から) ★ ジャンバティスト・セナ ★ ジャン・フォワラール ★フィリップ・ヴァレット 若手の醸造家も集まっていて、若手が考えている醸造方法と、レジェンド達、大御所達の進化の方向性を観ることができた。昨今の温度変化、極端な気候の変動などへの対応をしながら、 ベテランと云えども進化を余儀なくされている現実がある。 そんな気候変動から、導き出された“栽培”“造り”の変化、いや進化と云った方が妥当かもしれない。 (左から) ★ブルゴーニュのアミ醸造 ★南仏フォジェールのレ・セラル醸造 ★新人 造りの現場では、水面下で着々と進化している。その進化の方向性は、これからの販売現場にも大きく影響してくるだろう。 (左から) ★モルゴンのラピエール醸造のアンヌ ★シャブリのトーマ・ピコ ★ミネルヴォワのセナ醸造 今日のヴァン・デ・メザミ試飲会で最も感動した醸造家とワインはこれです。 SYLVIE AUGEREAU シルヴィー・オジュローの-LES MANQUANTS レ・マンカン21 これは2023年に私が飲んだ最高のワインです。 これは、シルヴィー・オジュローSylvie・Augereauの渾身の一本。 シルヴィーはあのフランス最大の自然派見本市ディーヴ・ブテイユを主催している女性。 長年、自然派ワイン・ジャーナリストとして活躍して、自然派ワインの本も書上げ、自然派ワインのすべてを熟知した女性。 そのシルヴィーが満を持して、自分で畑を造り、世話をして、醸造もやり切って醸した、まさにパッションの固りのワイン。 私が心の深いところで感動したワインです。 カベルネ・フラン(100歳) 濃縮感があり、繊細なタンニン、口中をビロードのように流れるようなタッチで、深味もありながら、北の産地の爽やかさも備わっていて、体にスーっと入っていく偉大なワインです。 ど、どうしたら、こんなワインが完成するのか? ホントに驚きました。 まさに、Vin Precision ヴァン・プレシジョンである。 つまり、栽培から醸造まで、ワイン造りの重要な節目、節目を正確に,一点の間違いのない作業を積み重ねないとできない品質。感服です。 流石のシルヴィー!! 見つけたら、即、飲むべしワイン!

18
Déc

生牡蠣の美味しい季節だ!カキにはもうMarc PESNOTのワインが世界一!

大西洋の荒波に育ったカキは特別だ!! カキには、黙ってマルク・ペノが醸すムロン・ド・ブルゴニュ! しかも、最近はミカシスト土壌の葡萄みを仕込んだMiss Terreミス・テールのMicaschisteミカシスト!が凄い。 これは、もうヤバいです!! ミカシストのミネラル感を伴た磯の香りが漂い、キリッとしたミネラル・スタイル! もう、これは止まらない!あっという間に2ダースのカキを食べ尽くした! これは、人生、一度は、試さないと!!

16
Déc

パリでゆったり飲みたい時のCLOWN BAR大人の世界でプールサール

大切な人とゆったり食事、とびっきり美味しいワインを静かに楽しみたい。 自然派ワインを飲ませてくれるバーは沢山あるけど、ゆったり大人の落ちついた雰囲気で時を過ごしたい時、 意外とそんな店が少ない。 ワインに熱い人や店は沢山あるけど、静かに美味しいワインをゆったりと飲みたい時もある。   今夜はパリ3区にあるCLOWN BARにやって来た。               こんな時は落ち着いたワイン、しかもチョット普段あまりお目にかかれないワインがいい。 しかも、大切な人と、だから欠陥があるようなワインは遠慮したい。 確実性の高い造り手で、文句なしに美味しくて、落ち着いたワインをゆっくりやりたい。   ワインメニューより、ジュラ地方のStephane Tissotステファンティソー醸造のプールサール・アンフォール18を選んだ。 な・なんて美味しいんだろ。今夜の飲みたい雰囲気にピッタリだった。 まるで、ブルゴーニュの銘醸畑のワイン飲んでいるような錯覚になってくる。ゆったり感がある。   今夜はワインがメーンではないけど、ここまで美味しいと、やっぱり造り手、あの葡萄園が浮かんできてしまう。                 いつも元気でニコニコのStephane Tissotステファン・ティッソ。 2億年前のトリアス期の粘土を手に持ったステファンの顔が浮かんできた。 La vie est belle? ラ・ヴィ・エ・ベル? いい人生を送っている? これはステファンの挨拶だ。 やっぱりエネルギー溢れる人が造ったワインを飲むと、心の深いところに染みわたってくる。